PR
購入履歴
2006ワールドカップ決勝戦の再現となったグループ2の大一番、フランス対イタリアの一戦は、ホームのフランスが世界王者のイタリアを相手に終始圧倒する展開。
シドニー・ゴブの2得点などにより3-1で勝利を収め、勝ち点を6に伸ばした。
フランスの先制ゴールが決まったのは、試合開始直後2分。コーナーキックの場面で、ペナルティーエリア付近でボールを拾ったティエリ・アンリがクロード・マケレレにつなぐと、マケレレは左サイドでフリーになっていたウィリアム・ガラに素早く展開。するとガラはすかさず逆サイドのスペースにクロスボールを入れ、そこに飛び込んだゴブがダイレクトボレーでゴール左隅にシュートを叩き込んだ。立ち上がりから綺麗な展開で1点を決めたフランスは、その後も勢いを保ち、自分たちのリズムでゲームを進めていった。
一方、なかなかペースをつかめない世界王者イタリアにとって痛かったのは、反撃を試みようとし始めた前半18分の2失点目だった。フローラン・マルダが中央から放った強烈なミドルシュートをGKジャンルイジ・ブッフォンが辛うじて弾くまでは良かったが、そのこぼれたボールに反応したのはフランスのエース、アンリ。左サイドの角度がないところからアンリが狙ったシュートに対してファビオ・カンナバーロが必死にスライディングでブロックに入ったが、不運にもアンリのシュートはそのカンナバーロの足に当って角度が変わり、イタリアのゴールネットを揺らしたのだった。
しかし、早い段階で2点をリードされたイタリアもその直後に反撃する。20分、右サイドで得たフリーキックをアンドレア・ピルロがゴール前に抜群のクロスを入れると、この日ワントップでスタメン出場していたアルベルト・ジラルディーノがヘディングでゴールに突き刺し、スコアは2-1。なかなかボールをキープ出来ずに苦しい展開となっていた中で、イタリアが世界王者の意地と貫禄を見せた場面だった。
また27分、イタリアはファビオ・グロッソのセンタリングを詰めたフランコ・セミオーリが詰めたところに競り合ったエリック・アビダルに当ってこぼれたボールが一瞬ゴールラインを越えたかに見えたが、これはフランスのGKグレゴリー・クペがラインぎりぎりのところで弾き出し、同点ゴールとはならなかった。
2-1のスコアで迎えた後半も、リズムはホームのフランスがキープ。
後半立ち上がりの55分、左サイドでアンリとリベリが抜群のコンビネーションを見せた後、中央のマケレレを経由して素早く逆サイドに展開。右サイドでボールを受けたウィリー・サニョールはゴール前にピンポイントのクロスボールを入れると、そのチャンスボールをカンナバーロと激突しながらもゴブがヘッドでネットを揺らし、フランスが再びリードを広げ、勝負を決めた。
この試合、最も注目を浴びたのは4-2-3-1システムでアンリの後方に位置したフランク・リベリだった。リベリは偉大な前任者ジネディーヌ・ジダンを超えるほどの活躍ぶりを見せ、前線を縦横無尽に走り回りイタリアのディフェンスをかく乱。
このリベリの動きが潤滑油となって両サイドのゴブとマルダ、そしてワントップのアンリが機能し、かつてないほどの攻撃的サッカーを展開できたと言える。
逆に、イタリアのワントップ下に入ったアントニオ・カッサーノの出来は今ひとつで、これが勝敗を分けた要因の一つだった。
いずれにしても、レイモン・ドメネク監督率いるフランスはこれで予選2連勝。順調に勝ち点を積み上げ、グループ2の首位スコットランドと勝ち点6で並んだ。一方敗れた世界王者イタリアのロベルト・ドナドーニ新監督は、2試合で勝ち点1という苦しい状況となってしまった。
キーワードサーチ
カレンダー
コメント新着