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ジーコ元日本代表監督率いるフェネルバフチェが4日、UEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦でセビージャを破り、クラブ史上初の準々決勝に進出した。
スペインでの一戦は、ホームのセビージャがGKボルカン・デミレルのミスで開始9分までにダニエウ・アウベスとセイドゥ・ケイタのゴールで2点をリード。フェネルバフチェのデイビッドに1点を返されたが、フレデリック・カヌーテのゴールで再び2点差とした。しかし、第1戦を3-2で先勝したフェネルバフチェは、デイビッドが再びゴールを決め、試合は延長戦に突入。最終的に迎えたPK戦では、セビージャのGKアンドレス・パロプがエドゥを阻止。しかし、ボルカン・デミレルは、ジュリアン・エスキュデとエンツォ・マレスカ、アウベスを止め、フェネルバフチェに勝利をもたらした。
セビージャのファンが豊かな色彩と声援で試合前から盛り上げたスタンドは、開始5分に早くも歓喜に包まれた。カヌーテがゴールまで20メートルの位置でFKを獲得。アウベスが直接狙うと、弧を描いたボールはボルカン・デミレルの判断ミスも手伝ってゴールを割った。アウエーゴールの差で優位に立ったセビージャは、フェネルバフチェの守護神の自信が揺らいでいるうちに追加点を奪う。セイドゥ・ケイタが遠目から狙うと、ボルカン・デミレルは後逸してしまい、再び失点した。思い通りに試合を進められないフェネルバフチェは、警告を受ける選手も続出。ギョクハン・ギョニュルは次戦に出場停止となった。
しかし、フェネルバフチェは、メフメト・アウレリオのCKからペナルティーエリア内でフリーだったデイビッドがゴール左下隅にシュートを突き刺す。ブラジル人FWの今大会3点目で、フェネルバフチェの希望は再燃した。ボルカン・デミレルも落ち着きを取り戻し、22分にケイタのシュートを阻止。攻撃面でもアレックスと左SBのギョクチェク・ベデルソンが惜しい場面をつくり、2試合合計での勝ち越しにもあと一歩に迫った。
しかし、セビージャは41分、カヌーテのゴールで再び2点差とし、フェネルバフチェの反撃ムードに水を差す。アウベスのパスを胸でトラップしたカヌーテが放ったボレーシュートは、ギョクハン・ギョニュルに当たってゴールを割った。それでもフェネルバフチェは意気消沈することなく反撃を続け、前半ロスタイムにはエドゥがシュート。セビージャは、クリスティアン・ポールセンがゴールライン近くでクリアしなければならなかった。
前半に3点を奪ったセビージャは、後半に入ると守勢に入った。試合前から頭脳的なサッカーを求めたマヌエル・ヒメネス監督のことを考えれば、当然の結果だった。しかし、これによってフェネルバフチェにチャンスが生まれる。アレックスは左サイドから惜しくもクロスバーを越えるシュートを放った。
セビージャが落ち着きを欠き始めた一方、ジーコ監督はセルチュク・シャーヒンに代えて、第1戦で決勝点を挙げたセミフ・シェントゥルクを投入、攻撃の強化を狙う。しかし、ケイタとアウベスのシュートに耐えたフェネルバフチェに貴重な1点をもたらしたのは、またもデイビッドだった。79分、ファーサイドでパスを受けると、最初のシュートを枠に阻まれながらもリバウンドを押し込んだ。
試合は両チームが終盤のチャンスを生かせずに、延長戦に突入。最終的に迎えたPK戦では、序盤にミスを犯したボルカン・デミレルが見事な活躍を見せ、フェネルバフチェはクラブの歴史に新たな1ページを刻むことになった。
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