楽天インドのVice Chairman兼CEOであるTsubasa Shiraishi氏が登壇し、なぜ今この瞬間にこのイベントが重要なのかを楽天のリーダーシップとして語ります。 09:15 特別スピーチ(5分) 在ベンガルール日本総領事館のYoshimura Tomotaka副総領事が特別アドレスを行います。テクノロジー、貿易、そして信頼が交差する場所で構築されている共通の未来について語られる予定で、カンファレンスに外交的・国際的な文脈を加える注目セッションです。 09:20 Rakuten AI(30分) 楽天インドVPのSekhar MK氏が、楽天グループがAIをどのように設計・実装しているかを解説します。AI が単に反応するだけでなく、先読みして行動するシステムとして構築されていることが示される予定です。「未来に追いつくのではなく、未来を定義するためのAIをどう作るか」という問いが軸に置かれます。 09:50 Industry Spotlight – エンターテインメントプラットフォームの進化(20分、ファイアサイドチャット) GoogleのPrashant Paulose氏(Lead - Apps, Google Play & Google TV, India)が登壇し、楽天インドVPのNishant Nayak氏がモデレーターを務めます。「ストリーミング戦争は終わり、エージェント戦争が始まった」という表現が使われており、エンターテインメントプラットフォームが視聴者の嗜好を先読みし、コンテンツをキュレーションし、興味をエンゲージメントへと変換するAIを中核に再設計している現状が語られます。 10:10 Industry Spotlight – 旅行におけるエージェント型AI(20分) Yatra OnlineのChief Architect兼Data Scientist、Dr. Shakti Goel氏が登壇します。検索から座席確保、ホテルチェックインに至るまでの旅行行程全体が、AIエージェントによってひとつのシームレスな会話へと集約されていく過程が解説されます。旅行業界は意思決定の複雑さと選択肢の多さが特に顕著な領域であり、エージェント型AIの実用的な価値が最もわかりやすく示される事例のひとつです。 10:30 キーノート「Welcome to the Agentic Enterprise」(25分) GoogleのAPAC・インド地域ペイメント担当プロダクトリーダー、Anshumani Ruddra氏によるキーノートセッション。エージェント型AIとは何か、それがどう機能し、なぜ今この瞬間に重要なのかを具体的に解説するとともに、命令に従うシステムから監督下での自律性へと移行しつつあるAIの現在地を示します。
MicrosoftのChief Architect(Office of the CTO)、Divya Krishnamurthy氏が登壇します。機械が金融判断を下すとき誰が責任を負うのか、そして大規模なスケールで信頼を獲得できるAIをどう設計するかという問いが中心に置かれます。フィンテック領域はAIエージェントの自律性と説明責任のトレードオフが最も鮮明に現れる分野であり、このセッションはカンファレンス全体のガバナンス論にも接続する重要な議論になります。 11:20 Agentic Dialogues – 6GとエージェントAIのエンタープライズ変革(20分、ファイアサイドチャット) Reliance JioのVP兼Chief Data Scientist、Dr. Shivani Gupta氏と、MavenirのEVP兼General Manager(Platform & Cloud)、Santhosh Kumar氏が登壇し、楽天インドVPのAnup Mahajan氏がモデレーターを担います。「5GがエージェントAIに声を与えたとすれば、6GはそれにNervous System(神経系)を与える」というフレーミングのもと、超低遅延が次世代の自律型企業の基盤をどう変えるかが議論されます。通信インフラとエージェントAIの関係は、このカンファレンスにおける最も技術的に深いテーマのひとつです。 11:40 Governing AI – インドAIミッション:Sovereign Intelligence(20分) NasscomのHead of AI、Ankit Bose氏によるセッション。グローバルなAI潮流に対し、国産AIをどう構築しスケールするか。ナショナルスケールのAIエコシステム整備という、インドのテック産業全体にとって切実なテーマを扱います。グローバルから地域へ、という文脈でインド固有のAI戦略と生態系の構築が語られます。
カンファレンスの最大のハイライトとも言えるセッションです。Adani GroupのChief AI Officer、Mukund Seetharaman氏、Mahindra GroupのHead of AI Solution(MFCWL)、Suvro Shankar Ghosh氏、CogniteのVP(Customer Experience and Support)、Vinoth Raju氏、楽天SymphonyのChief People Officer、Prajakta Kanaglekar氏が参加し、楽天インドSVPのShreedhar Patwari氏がモデレーターを務めます。人間のワークフローを前提に設計された組織の在り方はエージェント型AI時代には通用しなくなる。インドを代表するビジネスリーダーたちが、AIが組織の深部に組み込まれた世界に向けて再構築するために何が必要かを議論します。 12:30 Builders Arena「Complexity In, Simplicity Out: An AI-First Playbook」(20分) Super.moneyのCTO、Kaushik Mukherjee氏が、AIエージェントをプロトタイプから本番投入へと引き上げる実際の過程で得られた知見を語ります。AI導入の議論が実験フェーズから本格運用フェーズへと移行するなかで、失敗も含めた実務者の経験談は聴衆にとって特に価値の高いコンテンツになるでしょう。 12:50 Agentic Dialogues – Commerce「Next Gen AI Commerce」(20分) Flash AIのFounder、Ranjith Boyanapalli氏が、エージェント型コマースの最前線を解説します。楽天グループがコマース領域に強みを持つ企業であることを踏まえれば、このセッションは楽天インド自身の戦略的関心とも深く共鳴するテーマです。 13:10 クロージング(5分) 楽天インドVPのArjun Basu氏がクロージングを担当します。「ここで始まる対話が、あなたの組織が次に何を構築するかを形作る」というメッセージとともにカンファレンスを締めくくります。
注目したいのはLeadership Huddleの設計です。Adani、Mahindra、楽天シンフォニーというそれぞれまったくセクターBの異なる企業のリーダーを一つのパネルに並べ「人間のワークフロー向けに作られた組織図はエージェント型AI時代を生き延びられない」という挑発的なテーゼを投げかけています。これは技術論ではありません。人事、組織構造、意思決定権限の再分配という、経営の核心部分の話です。Chief People Officerの立場からPrajakta Kanaglekar氏が参加していることもそれを示しています。AIエージェントの普及が「誰が何を決めるか」という問いに直結するという認識が、このカンファレンス全体に通底しているように見えます。
Rakuten Product Conference '26: The Agentic Enterprise Unveiled Rakuten Product Conference 2026 will explore AI's evolving role as a decision-making participant rather than a passive layer.