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2023.05.20
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カテゴリ: カメラ



いやぁ~でっかいですねぇ~このカメラは・・・。 「コニカAuto S1.6」幅が14cm、重さも800g近くあります。1967年製でヘキサノン45mm/f1.6(5群7枚)という一眼レフの標準レンズをも凌ぐような怪物レンズがズド~ンと取り付いています。 まさに重戦車、どんな敵(被写体)でも潰せそうです。上のタイトル写真をよ~くご覧ください、大柄なボディからド~ンと突き出た大口径レンズを納めた鏡胴、どうです迫力満点でしょう。 こんな大きなカメラは欧米人にはともかく、幾ら何でも日本人向きではないですよね、このサイズは。
 私もまる1日、このカメラを首から提げてつき合った日は、首の筋と肩がコッチンコッチンです。あ の時代、幾ら大口径戦争が勃発していたとはいえ、もう少し軽さにも腐心して戴きたかったですね。何しろ現在のようにエンジニアリングプラスティック天国の時代ではないので、隅から隅までキッチリ真面目に金属を一生懸命に加工して作ってあるんです。これだけ重いと間違って足元に落とそうものなら甲の骨など骨折しかねませんよ。 カメラなんて便利に使えてなんぼのもの、一点豪華主義や見栄張りの道具ならいざ知らず、実用として考えたらいかがなものなのでしょうかね。 結局、ヤシカリンクス14、マミヤスーパーデラックス、リコースーパーショットとどれも超重量級レンジファインダーカメラは歴史の徒花となりましたね。
 一眼レフではレンズの明るさがそのままファインダーの明るさに反映されるので大きなメリットであるわけですが、距離計カメラの世界で何でこんな大きなレンズを必要としたのでしょうか、光量の厳しい室内や夜間に有利だからと言う点には理解が出来ますが、そうそう撮影のチャンスが多いわけではないでしょう。 コレも時代の流れだったのでしょうか、あの頃、山本直純さんが「♪大きいことはいいことだぁ~♪」なんてテレビでよくやっていましたね、チョコレートのCMでしたっけ・・・。

 大きいことは豊かさの象徴でもあったのかなぁ~、昭和30年代に始まったモータリゼーションも「スバル360」からスタートし「トヨタ・パブリカ」、「ニッサン・ブルーバード」とだんだん大きくなって、この時代(1967年)は「♪白~いクラウン」にまで発展しましたからね。
一億総中流化、当時のアッパーミドル達は競って白いクラウンに食いつきました。このカメラも中古市場では結構多く見かけるので、同じくアッパーミドル達が標的とされ大いに売れたのでしょう。


 しかし、このバカでかさには小西六でも反省があったのかどうかは知りませんが翌1968年、一気に小型軽量化した名機「C35ジャーニーコニカ」を出すことになるんです。 これは今までの超重量級への反動か市場は大歓迎し、爆発的にヒットしましたね。 反動だとすれば、コニカではなくてもヤシカ、マミヤ、リコーなど、どのメーカーが同じ狙いのカメラを作っても成功したはずです。もっとも各社後追いでC35のライバルを急遽作りますが、商売は最初にやったもん勝ち、井上順ちゃんの「じゃに~」のテレビCMもブームに火を付け、売り上げは鰻登り。C35を販売数で凌ぐものはなかなか難しかったようです。C35は、 全体の作りやファインダーの見えなど、この「コニカAuto S1.6」には遠く及ばないチープなカメラでしたが、写りは皆さんご承知のように素晴らしいものでしたね。 軽くて小さく何処へでも気軽に持ち運べてシャープで良い写真が撮れる、おまけに値段も3割以上安いとなれば、もうこの「Auto S1.6」が生き延びる道は残されていませんでした。 カメラの進化が小型軽量に向かうと、これらの重戦車的カメラはティラノザウルスのごとく絶滅していくしかなかったのです。

 コニカの「Sシリーズ」の集大成とも言えるこの「Auto S1.6」。 大柄なボディ・重量と引き替えに可能な限りの機能が盛り込まれています。明るいレンズをサポートするシャッターにはコパルSVA、これはシャッター速度優先のEE撮影ができます。 ISO400のフィルムを詰めて、1/60秒を選択してEEにセットすると(絞りはほぼ開放になります)夜間でも町中なら締まりのある綺麗な写真になります。勿論マニュアルで使うことも出来ますので、ファインダー上部のメーター指針を参考にしながらオーバー目・アンダー目も自在です。
 またSシリーズ伝統のパララックス補正ファインダーは、更に磨きがかけられて二重像の分離もキッチリして見易いことこの上もありません。 フィルム装填もこの機種にはイージーローディングのコニリールが装備されるようになりました。これはキヤノンのQL(クイックローディング)のように複雑な構成はまったく無くて、リールに挟み込んだフィルムをくわえ込むだけの簡単な仕掛けですが理に適った方法でグッドアイデアものです。

 熱烈なるヘキサノンファンの方からお叱りを受けぬよう頑張らなくてはと、試みた試写の結果ですが私の力量では上手く持ち味を引き出せません。首筋の筋肉を鍛え、再度挑戦しなくてはならなくなりました。
今回は暫定と言うことで・・・ヘキサノンファンの皆様、お許しくださいませ。

KONICA Auto S1.6の作例です










​​​​ご覧の通り、絞りの変化で硬軟自在の絵が出来ることは当然なのですが、
そのどちらもが、素晴らしい解像をしてくれることだけは確認できました。​​​​
​今回も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。

#konica

#autoS1.6

#konicaautoS1.6






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最終更新日  2024.08.27 11:02:06
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Re:138=KONICA Auto S1.6(絶滅への路)(05/20)  
取り敢えず撮ってから さん
dady様、こんにちは。
かみさんのキッチン秤を(ナイショで)使って、我が家の見るからに重そうなカメラのメタボ選手権を実施しました。
結果は何れも800グラムを超えるコニカIIIA、IIIMを押さえてマミヤスーパーデラックスが940グラムで第一位!
手近にあるキャノンフレックスRMが標準レンズつきで1000グラムなので、これはもうレンズ固定式35ミリカメラの中ではメタボ率ナンバーワンではないかと。
道理で半日で首が痛くなる訳だなと納得しました。 (2025.01.21 17:35:27)

Re[1]:138=KONICA Auto S1.6(絶滅への路)(05/20)  
dady2479  さん
取り敢えず撮ってからさんへ ワハハハっ、面白いことをやってますね!
昭和の人たちって、みんな頸椎周りの筋肉が丈夫だったんですね。昔の人々の写真を見ると、みなさん首が太いですもんね。(笑)
(2025.01.22 06:16:12)

Re:138=KONICA Auto S1.6(絶滅への路)(05/20)  
取り敢えず撮ってから さん
dady様、おはようございます。
大きいことはいいことだぁ、の時代ですもんね。
50年前、実家前の空き地は市役所の自動車倶楽部(?)の駐車場で、停めてある車はすべて軽自動車でした。
あの頃の軽自動車は今のバイクくらいの大きさのナンバープレートだったのを突然思い出しました。 (2025.01.22 08:08:51)

Re[1]:138=KONICA Auto S1.6(絶滅への路)(05/20)  
dady2479  さん
取り敢えず撮ってからさんへ 私のファーストカーは、5年落ちの1961年式スバル360でした。総額11万円で買えました!
勿論、ナンバープレートはバイクサイズのやつでした。エンジンも空冷の2気筒だったので、バイクに屋根を付けたようなものでしたね。(笑) (2025.01.23 06:11:53)

Re[2]:138=KONICA Auto S1.6(絶滅への路)(05/20)  
取り敢えず撮ってから さん
dady様、おはようございます。
私はdady様のファーストカーと同い年です!スバル360と言えば2スト車ですね!懐かしい。
私の後輩は3万円で譲ってもらったダイハツのフェローマックスのバンに乗っていました。当時としてもかなりくたびれた車でした。あの頃の軽自動車はまだホントに小さくて、でも2ストのエンジンは気持ちよく吹き上がって・・夜中まで煙を吹きながら何処へ行くでもなくドライブしたもんです。
おそらくそれほど速くはなかったと思いますが、スピード感はありましたね。
(2025.01.31 09:01:40)

Re[3]:138=KONICA Auto S1.6(絶滅への路)(05/20)  
dady2479  さん
取り敢えず撮ってからさんへ 2ストは、オイルも一緒に燃やすので煙もモクモクでしたが、プラグもかなり汚れました。箱根の山登りなんかで負担を掛けると、とたんにプラグの接点がブリッジしてエンストを起こしてました!(笑) (2025.02.01 09:21:38)

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