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2022-0110ルビーとピエロ

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2026.06.26
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克己のマンションの部屋。布団の中で眠っている克己と若い女。 そっと入って来た紗喜
。若い女に気づくが部屋の奥に行こうとて、女の足を踏んづけてしまう。がばっと起き上がった女。
「何よ。この子」
と克己を揺り起こす。目をこすりながら
「妹だよ。(紗喜に)早すぎるんだよ」
「ごめんなさい」
「妹がこんな時間まで何してるのよ」
「アルバイトでベビーシッター。なっ」
 うなづく紗喜。布団から出てくる克巳。裸。
「金 もらってきたんだろ」
 紗喜のバッグを取り上げて中を覗き込む。「金だろ」
「それはダメ」
「ここを誰のうちだと思ってるんだ。お前を置いてやってるんだ。道端でぼんやり突っ立ってた。俺が面倒見てやらなかったら今頃」
「アラ 妹じゃなかったの」
「だからさ」
「まぁ いいわ。もてるかっちゃんがこんな子ども相手にするわけないもんね」
「当たり前だろ」
「でもベビーシッターってお金になるのね」
 と克己の手から札をひったくる。札を数え始める。突然部屋のドアを激しく叩く音。
「何だよ。朝っぽらから」
 ドアをけやぶって男たちが飛び込んでくる。
 立ち尽くす克己と女。女の手から札を取り上げてポケットにしまい込む紗喜。
 一人の男が紗喜に突進して紗喜の手をつかむ。
「何するんだ」
 男のもう一人につかみかかる克己。克己に殴りかかる男。若い女が悲鳴を上げる。
「何も見なかったことにするんだな」  
と女にいう。
 男は紗喜を抱きかかえて部屋を出て行く。心配そうに振り返る紗喜。
「紗喜」
 克己は追いかけるが男に腹を蹴り上げられてうめき声を上げる。女も
「かっちゃん」
 駆け寄るが女の手を振りほどく克己。
「紗喜 紗喜 紗喜」
 とにじり寄っていく。
     その後車の中の後部座席に紗喜が座っていた 。 運転している若い男。 助手席には浜本満が 電話をかけている。
「はい。もう少しで着きます」
 いってから受話器をおいた浜本が紗喜を振り向く。紗喜が言った
「どうしてわかったの。お店にも出ていなかったのに」
「先生がそりゃあもうご心配で。八方手をつくして」
「さっきいたかっちゃんはどうなるの? 亡くなった妹さんに似てるって大事にしてくれたのに」
「大事に? お嬢さまさえ戻られればいくら先生でも‥‥‥」
「知り合った人はみんないい人だった」
  と窓の外に目を移す紗喜。紗喜の横顔を見つめる浜本。





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最終更新日  2026.06.26 16:15:18
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