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火災に見舞われた香港の高層住宅群は竹製の足場に囲まれていた。竹の足場は漢王朝時代にまでさかのぼる古い建築技法で、香港ではいまも広く使われている。こうした足場は数百メートルという高さの建物に沿って組み立てられる。布製の安全ネットで覆われ、緑や青、紫の色鮮やかな繭のような外観を形作る。竹は新築工事だけでなく、歴史的な集合住宅「唐楼」の改修にも毎年使用されており、香港での建設作業には欠かせない素材だ。しかしこの技法に対しては、安全性や耐久性の面で厳しい視線が集まっている。竹は柔軟性が重宝されているが、可燃性であり、時間の経過とともに劣化しやすい。香港当局は最近、3月以降に新築される公共建築プロジェクトの半分で金属製の足場を使用する必要がある旨を発表した。「労働者の保護を強化」し、「先進的な都市」の現代的な建築基準と適合を図るためだという。ただ、この発表は住民の反発を招き、竹の足場は守るべき文化遺産だと指摘する声が多く上がっている。英エンジニアリング大手アラップの構造エンジニア、ゴーマン・ホー氏はCNNの取材に「この点を克服する道を探る必要がある」とコメント。劣化を防ぐため、エポキシやプラスチックの溶液でコーティングする方法もあり得ると提案した。
2025年11月29日
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ガルパーシャークは世界中の水深200~1500メートルの海域に生息している肝油に含まれるスクアレンが高濃度であることからガルパーシャークは乱獲されている鮮やかな緑色の目と細身の体格を特徴とするガルパーシャークは、先史時代から数百万年にわたり生息している。世界中の水深200~1500メートルの海域に生息しているが、その生態についてはいまだ多くの謎が残されている。しかし今、ガルパーシャークは4分の3が絶滅の危機にひんしている。その理由は肝油を標的とした乱獲だ。肝油には、抗酸化作用と保湿作用を持つスクアレンと呼ばれる化合物が豊富に含まれており、化粧品によく用いられる。国際動物福祉基金(IFAW)によると、サメの肝油は、化粧品、日焼け止めから、ニコチンパッチ、痔(じ)の治療薬まで、幅広い製品に使用されている。国際取引に対する新たな保護規制は、この種に希望をもたらす可能性がある。今月24日から12月5日にかけてウズベキスタン・サマルカンドで開かれている、絶滅のおそれがある希少種の国際取引を規制するワシントン条約(CITES)の第20回締約国会議には数千人の科学者、自然保護活動家、弁護士、貿易専門家が集結し、27日の会議ではすべてのガルパーシャークをCITES付属書IIに掲載する提案が議論された。このリストは、該当種の越境取引を規制し、監視を強化するためのものだ。2024年にサイエンス誌に掲載された、深海に生息する521種のサメとエイの状況を調査した研究によると、絶滅危惧種の深海ザメの約3分の2が肝油製品に利用されていることが明らかになった。中でもガルパーシャークは、肝油に含まれるスクアレンがサメ科の中で最も高い70%以上であることから、特に重宝されている。その結果、一部地域ではガルパーシャークの個体数が80%あまり激減した。IFAWの政策担当シニアディレクター、マット・コリス氏は、こうした個体数の減少は過去20~30年の間に起きたと説明する。これはとりわけガルパーシャークの肝油の価値が理解されたことに加え、漁業の高度化が進み、深海ザメを狙いやすくなったことが大きいという。このような大幅な個体数の減少は、成熟に時間がかかり繁殖率も低いガルパーシャークにとって壊滅的な打撃になりうる。ガルパーシャークはオーストラリアで深刻な乱獲に見舞われており、元の個体数のわずか25%を回復するのに86年かかるという科学的推計もあるほどだ。数百万ドル規模の産業深海ザメは数百万ドル規模の産業にさらされている。市場調査会社グランド・ビュー・リサーチによると、スクアレンの推計世界市場規模は2023年に1億5000万ドル(約234億円)。その80%は主にオリーブオイルなどの植物由来だが、1トンのスクアレンを抽出するのに必要なサメの数は約3000匹に上ると同社は指摘する。サメ肝油の年間取引量に関するデータは限られているが、12年の世界需要は推計約2000トンだ。スクアレンの最大の消費者は化粧品・パーソナルケア業界で、売上高シェアの70%超を占める。ロレアルやユニリーバなど一部の企業は08年にサメ肝油の使用を中止し、植物由来に切り替えるとしたが、その他の企業は使用を続けている。フランスの海洋保護団体ブルームが15年に実施した世界規模の調査によると、72種類の保湿クリームをテストした結果、20%にサメ由来のスクアレンが含まれていた。該当するクリームはアジアのブランドのものが多くあったという。
2025年11月29日
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ワシントンで州兵2人が銃撃された事件を受けてトランプ政権が移民に対する取り締まりを強める中、米政府は27日、アフガニスタンなど19カ国の出身者に付与されたグリーンカード(永住権)全ての再審査を行うと表明した。米移民局(USCIS)のジョー・エドロー局長は同日、「米大統領の指示を受け、懸念のある国から来た外国人全員について、全てのグリーンカードの全面的な徹底再審査を指示した」とX(旧ツイッター)に投稿した。対象となるのはアフガニスタン、ビルマ(ミャンマー)、チャド、コンゴ共和国、赤道ギニア、エリトリア、ハイチ、イラン、リビア、ソマリア、スーダン、イエメン、ブルンジ、キューバ、ラオス、シエラレオネ、トーゴ、トルクメニスタン、ベネズエラの19カ国の出身者。州兵が銃撃された事件では、当局がアフガニスタン国籍の男を容疑者と特定。これを受けてトランプ政権が移民に対する取り締まりを一層強めていた。国土安全保障省は27日、ジョー・バイデン前大統領の下で認められた全ての亡命申請についても見直しを行っていると述べ、「アフガン国籍保持者にかかわる移民申請の処理については、安全および審査手順のさらなる見直しを行う間、無期限で停止する」とした。州兵を銃撃した疑いがもたれているアフガン国籍のラーマヌラ・ラカンワル容疑者は、過去に中央情報局(CIA)などの米政府機関に協力したことがあり、協力者を受け入れるバイデン前政権のプログラムで2021年に渡米。24年に亡命を申請し、トランプ政権が25年4月に亡命を認めていた。
2025年11月29日
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(喜多川歌麿「深川の雪」(江戸時代))江戸時代の浮世絵師・喜多川歌麿の肉筆画の大作「深川の雪」が香港でオークションにかけられ、約5527万香港ドル(約11億円、手数料込み)で、日本の個人コレクターに落札されたことが25日、主催した競売大手サザビーズへの取材で分かった。歌麿作品の落札額としては過去最高額だという。 神奈川県箱根町の岡田美術館が収蔵してきた作品で、縦約2メートル、横約3.4メートル。東京・深川の料亭で遊女ら27人が中庭の雪を眺めたり、火鉢にあたったりする様子が描かれている。米国の美術館所蔵の「品川の月」「吉原の花」と共に「雪月花」3部作として知られてきた。 22日開催されたオークションには、同作を含め、岡田美術館の収蔵品が計125点出品。うち葛飾北斎の浮世絵版画「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」が約2172万香港ドル(約4億円、手数料込み)で落札された。同社によると、北斎の版画としては過去最高額で、こちらも日本のコレクターが購入したという。(葛飾北斎「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」)
2025年11月26日
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韓国の女性グループBilllie(ビリー)が、韓国政府主導のグローバルショーケース「Korea Spotlight 2025」のスペイン公演でヨーロッパの舞台に立つ。このイベントは文化体育観光省が主催する韓国大衆音楽の海外進出支援プログラムで、世界的な成長ポテンシャルと大衆性を備えたチームが選ばれる。ビリーはこれに先立ち、中東最大のK-コンテンツ博覧会「K-EXPO UAE」などに公式招待されており、今回のスペイン公演への参加で、再び影響力を示す。Billlieは現地時間25日の公演で「RING ma Bell」「GingaMingaYo」など代表曲を披露し、ヨーロッパのファンの心をつかむ。
2025年11月26日
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