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December 17, 2005
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グリンゴ(volume2)
グリンゴ(volume2)


主人公・ヒモトヒトシの作中の行動を簡単にまとめると、

江戸商事カニヴァリア支社へ赴任→部下の罠にはめられエセカルタ支社へ左遷
→エセカルタで革命政府と鉱物取引の契約・大成功→革命政府弾圧に伴い、逃避行
→原住民の村を経て、日本人の村へ→奉納大相撲に参加(以下絶筆)

と、滅茶苦茶。
舞台は南米だが国名・都市名は架空のものである。
奉納大相撲にこれから挑もうと言うところで絶筆。
せっかく盛り上がってきたのにこれは惜しい。
構想ノートでも残っていれば、なんとかそれを基にして続きを誰かが描いてほしいものだが、さて手塚治虫に匹敵するような表現力の漫画家がいるのやら。



冒頭のチョイ役の新聞記者が成り行きで逃避行に参加し、いまや重要キャラに絶筆間際では重用キャラの1人だ。
顔の造作も、チョイ役仕様なのに。
本当にどんな伏線が張ってあったのか、これは手塚先生しかわからない。


ヒモトヒトシの台詞に「日本人てのは一体何なんだ」というのがある。
これが、この作品を貫くテーマである。
ヒモトヒトシとその家族は、南米の都市部でも原住民の村でも「グリンゴ(よそ者)」である。
たどり着いた日本人村は戦前の生活様式・思想を残した(集団的な小野田寛郎みたいなもの)だから、同じ日本民族でも戦後日本の思想を持ったヒモトヒトシらは「グリンゴ」である。
手塚先生の眼から見た現代の「日本人」とはどんな姿だったんだろう?





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Last updated  December 27, 2005 11:43:56 AM
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