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November 14, 2006
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更新、だいぶ間が空いてしまった。
ええと、どこからだっけ……
14日夜、救急車に乗ったところからね。


人生初の救急車、結構考える時間があって、
「いま、どのあたりを走っているのだろう?」
なんて想像たりして。
「(後部ドアの)カーテン開けてください」
って言いたかったもの。
いま考えてみれば、救急車の後部ドアから、自分の後方に流れる景色を眺めるなんて経験、出来るもんじゃないじゃない?

「だめです」って言われるのがオチだろうけど。


K病院に着いたおれ。
救急処理室みたいな部屋で、母親に早速、病状と治療法を説明する医師。
それを背中に聞くおれ。
「ほら、肺が完全にしぼんでるでしょ?」的な説明なのだ。
実はおれ、いまだにそのレントゲン写真を見ていない。
頼めば見せてもらえたのだろうが、まぁ、直視は無理でしょうな。
失神しかねないよ。
おれにも簡単に説明があり、3Fに運ばれた。


3Fの処置室にストレッチャーを入れたかったのだが、入らず。
仕方なく、自分で歩いて処置室のベッドに横たわる。

気胸になった方は御存知だと思うが、ここで今回の治療方法について簡単に説明させていただく。
今回は初回ということで、横隔膜内の空気を機械で吸出し、肺の破れた箇所は自然治癒させる方法をとった。
前回の日記で貼ったリンク先にも説明があったが、気胸で怖いのは「肺からもれた空気が心臓を圧迫してしまう」ことにあるのだそうだ。
つまり、ほっといたら死んでしまうってことなのよ。
その横隔膜内の空気を少しずつ抜いていけば、胸は楽になり、肺も元通りに膨らみ、破れた穴も自然治癒してしまう、という治療法なのだ。



処置室に入ってから、いざ治療が始まる、という瞬間まで、いま考えたら実に絶妙な間でしたな。
いきなり始まるわけでもなく、めちゃめちゃ時間がかかったわけでもなく。
いきなり始まったら、「まだ心の準備が……」ってな具合だし、逆に時間がかかりすぎるともっとビビりまくってただろうし。
ちゃんと心の準備が出来て、いい按配で治療が始まった。
さて、横隔膜内の空気をいかにして抜くのか。
左胸に管を入れて、それを機械につなげて抜くのだ。
その管(針)をおれの左胸にぶっ通す作業がいよいよ始まる。
※なお、挿入箇所は自力では視界に入りにくい場所にあり、仮に視界に入ったとしても見る勇気が無かったので、音声と肌の感触による「想像中継」にてお送りします。


まず、念入りに消毒。
手術のときに、切開箇所だけ露になるようなシート(だいたいわかるでしょ?)で挿入箇所の周囲を覆う。
このときのおれ「えっ、そんなに血が出るの?」と不安。
麻酔。
いよいよ挿入。
医師「はい息を吸って~、はい止めます」(この息止めの間に、おそらく管を挿入)
これを2回繰り返して、挿入終了。
あとは管が外れないように何針か縫って、テーピングでガチガチに固定して終了。
この縫う作業のとき、おそらく針を切ると同時にぴったり固定する機器なのだろう、それがうまく動作せず、医師「これどうやったら上手くできるの?」
しばらく看護婦が右往左往。
その一部始終は見てました。


治療前か治療後か忘れたけど、レントゲンも再度取った。
移動式のレントゲン撮影機みたいなのがあって、それを処置室まで持ってきて撮影。
処置室のベッド、もとは出入り口のドアをひとつ封鎖してそこにしつらえてる。
レントゲン技師、そこから無理矢理入ろうとして、ドアがちゃがちゃいわしてやがる。
おれはてっきり「ちょっとイカれた老人が徘徊してるのか?」と思った。
撮影は寝たまんまで行う。
下にフィルムの入った板を敷くんだけど、これが冷たいのなんの。
管挿入は麻酔のおかげで痛さをあまり感じずに終わったけど、このフィルム板の冷たさは忘れんぞー!


治療が済んだおれは車椅子で病棟へ。
もうとっくに消灯時間を過ぎている。
機会のおかげで早速胸が楽になってきた。
し・か・し、この入院で最大の苦しみはこれからやってくるのであった。


以下次回……





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Last updated  December 13, 2006 10:40:31 PM
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