イタリアでモロッコごはん

イタリアでモロッコごはん

2005/02/26
XML
テーマ: 海外生活(7808)
左のピンクっぽいのがモロッコのニンニク。


aglio


またまたテストを終えてフラフラになって家に帰ると
夫が pollo arrosto al rosmarino
(チキンとジャガイモのオーブン焼きローズマリー風味って訳でいいのかな?)
を作って待っていてくれました。ありがたやぁ。


ひと口いただくと、良い香りでものすごく美味しかったので
何で味付けしたのか聞いてみると
塩とローズマリーとニンニクとオリーブオイルだけだと言う...。





その旨みの正体は、モロッコ土産のニンニクだったのです。


上の写真ではちょっと芽が出てきちゃいましたが
犠牲祭後に夫が袋一杯に持ち帰ってきた時は
芽も出ていなくてピチピチでした。


このニンニク、小粒で香り高く、甘みが強いです。

パスタソースを作る時に、弱火でオイルに香りをうつす時も
よっぽど気をつけていないとすぐに焦げはじめます。
糖度が高い証拠です。

このお味に慣れてしまったら
イタリアのニンニクが味気なく感じてきます。


日本人がイタリアに来て、イタリア野菜の味が濃く感じるのと同様に



リストランテに卸される野菜のダンボールをよく見てみると
ズッキーニ・モロッコ産などと書かれていたりします。


もしかして、イタリアで私達の食卓に上っている「味の濃い」野菜は
実はモロッコ産だったなんてこともあり得るのです。


強烈な太陽のお陰でしょうか。

有機栽培が当たり前なのでしょうか。

量産に追われて忘れてしまう恐れのある
野菜本来の美味しさを感じさせてくれる
モロッコの農家の人達に感謝☆






そしてそして、
先日義姉が作ってくれたクスクスにはこんな野菜が。

barba di genova


白いゴボウのようですが...。

お味は苦味の強い大根っぽいです。

でも食感はゴボウっぽいです。

なんじゃこりゃぁ。

この野菜入りクスクスは、大根を入れた時よりも強烈な大根臭が漂っています。
でもこの匂いは気にならず、逆に旨みとして味を引き締めています。

モロッコではタジーンという煮物にも使われるそうです。





この野菜の正体が解らずムズムズするDelizia。
パッケージには「RADICI DI SONCINO」と書かれています。
辞書にはナシ。直訳するとソンチーノ産の根菜って...。



翌日学校の先生に聞いてみると
「BARBA DI GENOVA」だという...。
直訳すると、ジェノバ産根菜って...。
茹でて食べるけどかなり苦いよ~ですって。



教科書を開くと、説明を読む限りこれかな~ってのが
「SCORZOBIANCA」...。
「SCORZONERA」ってのは辞書に載っていて
日本名では「キクゴボウ」。

でも「NERA」(黒)じゃないから「BIANCA」白い種類のほう。
でもこちらは辞書に載っていません。



他のイタリア人に聞いても、知らないって...。
どうやら北イタリア特産の根菜らしいです。



ご存知の方いらっしゃいましたら
是非是非この野菜の名前と食べ方を教えてくださいね。
























お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005/02/26 09:22:41 AM
コメント(20) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Comments

Delizia @ Re[1]:モロッコの掟~産後編~(07/25) くんみさん はじめまして。ご訪問あり…
くんみ@ Re:モロッコの掟~産後編~(07/25) レモンの塩漬けのレシピを探していた通り…
Delizia @ Re:おひさしぶりです(07/18) bunさん >しばらく覗いてない間に、お二…
bun@ おひさしぶりです しばらく覗いてない間に、お二人目を産ま…
Delizia @ Re[1]:私の大好物。(07/18) 夏の大空さん >だんなさまの作で暮れる…

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: