成績アップ家庭学習 指導日誌

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2018年09月01日
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テキストを読み、聴き、見る文学史

今日は夏期講習の最後の日なので、​

国語科の受験生には
「文学史」の話をしました。

中学ですと、教科書の最後の方に
文学史年表が付されているだけで、

文学史の記述は組織的にされていません。

ワークでも、「文学史」は、
かつては
「古文古典」「近現代」と
分かれて章立てられていたのですが、

最近は削除されてしまって、
生徒たちの目には入りません。

それは、入試問題として出題されることが少なくなっている
という実情からやむを得ないことではあります。

でも、日本の古典を
教養の素地として持ちたいと願う者には、

学びの手がかりとして目に触れるところに
置いておきたいと思うのです。

もちろん、時代区分や作者名・作品名など、
いたずらに暗記の対象としてしまうと、
砂を食むような無味乾燥に陥るかもしれません。

たとえば樋口一葉

生徒たちは「あの5000円札の人ね」
と知ってはいるのですが、


「じゃ、スマホで【樋口一葉 たけくらべ】と検索してみよう。」


あるいは
『明治の文豪』 ​の冒頭が開けてきて、


  廻れば大門の見返り柳いと長けれど、お齒ぐろ溝に燈火ともしびうつる三階の騷ぎも手に取る如く、明けくれなしの車の行來ゆきゝにはかり知られぬ全盛をうらなひて・・・

と、問わず語りのリズミカルな擬古文が読めてしまう。

生徒たちは、それなりに興味深げに音読したりしてましたね。

冒頭、吉原の賑わいを描いた描写はともかくとして、
美登利と真如という同じ年頃の少女・少年の心理には
興味を引かれたらしいです。

集英社文庫で見て、すでになじみなのかも知れません。

青空文庫によって、原作の文字と音で触れるとき、
文学史は退屈な暗記物に堕するのではなくて、
生きた息吹を伝えてくれるはずです。

さらに言えば、

台東区『一葉記念館』

にアクセスできれば、
一葉の世界がいっそう身近なものに感じられることでしょう。






文学史は、スマホで原文に触れ、
朗読コレクションで音声を聴き、
記念館でビジュアルに見届けよう。

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最終更新日  2018年09月04日 03時51分43秒
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