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カテゴリ: 絶頂
鋭い日差し、急激な温度変化

目が回る。

信号待ちの間にも
容赦なく削がれる体力に
頭痛は酷くなる一方。

わかっていても
友達の痴話喧嘩の愚痴を聞いてやる
余裕なんて毛ほどなくて八つ当たりする。



保全に勤めた今年限りの友好関係。



バイバイの猫撫で声を背にして
変わりかけの信号をわたる。
思い出したように
急激に頭痛が襲い掛かる。
眼前が真っ白になるほどの
陽射しは頭の髄で鳴り続ける
うるさい鐘の音をやんわりと広く
だけど明確にあたしの中に拡げて行く。





お互い教室に一人だったから
なんとなく一緒にいた、

こんなに不安になったり熱くなったり。


そんな自分に嫌気がさす。
本気じゃないのに本気な振り。


頭痛が酷くて吐き気が止まらない。

トイレの前にへたりこんで



嫌気がさして堪らずに
躊躇いなく指を加えて
胃の内容をはきだす。

最後にでてきた酸っぱい何か。
トイレの中には独特な悪臭が飽和していた。



吐いてもすっきりできず
寧ろ痛みが増す。

痛みを消すにはどこか別のところが
痛くなれば良いなんて
考えに至ったあたしは
引き出しを引いて
丁寧にティッシュに包まれた
青色の刃物の先端を
(自分でも驚くほど)素早く手前に引いた。


一度めはそっと
二度めはつよく
三度めは掻くように


当たり前のことだけど
頭痛は治まらず、
逆に腕の痛みとシンクロしだす。

同調しあって
あたしにはそれが
痛いやら苦しいやらで
頭がふわふわしだす。




制服を脱いで
ついでに下着も脱いだ。

ブルーのカッターシャツの袖口に
腕の血がこびりついたが
どうでもよかった。

頭が痛い。

吐き気を連れてくるそいつを
どうすれば直ちに治められるのか。


わからずに自暴自棄になって
ぴりぴりする腕に
42℃、少し熱めの水をかける。


もうあたしには世界がぐるぐる回るだけで
どうしようもなかった。


小刻みに世界が揺れる。
地震だと思って声を上げると
母に馬鹿にされる。


それでも椅子に座っていると
世界は波間に揺れるみたいに
穏やかに揺れ続ける。


あたしの躯が揺れていた。





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Last updated  2007.05.07 22:05:21
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