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2018.08.02

【比較】MDR-1000Xでハイレゾ音源を聴く【有線/無線】

カテゴリ：オーディオ

圧縮音源かつ各種補完機能、そしてHD振動板の性能によってハイレゾ相当で音楽を楽しめるとする、MDR-1000Xを今回使います。

現行モデルはWH-1000XM3ですね。今買うならこっちの方がいいですね。
私も買い換えれるなら新しいの欲しい！！！

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MDR-1000Xの音質補完機能

振動板性能はMDR-1A由来のもので、40kHzまで（MDR-1Aは100kHz！）。
その他、フルデジタルアンプのS-Master HX 、アップスケーリングのDSEE HXが搭載されている。
S-Master HXはBluetooth接続で有効になり、DSEE-HXはBluetooth接続かつ、ハイレゾ相当のコーデックであるLDAC以外のコーデック（SBC/AAC/aptX）で有効になる。

ハイレゾ音源をMac直挿し(有線)で聴く

上記の表を見ると、なんだか有線接続の利点が無いようにも見えるのだけど、本当にそうだろうか?
Bluetooth接続という無線技術を使うことで失われる情報を、有線接続ではよりよく伝えることができるはずではないか？

マニュアルでも、有線接続でハイレゾを楽しむ場合は電源オンを勧めているではないか。よし、聴いてみよう。

ハイレゾ音源を探す

今回、PrimeSeatというハイレゾ音源を提供してくれているストリーミングサービスを使った。
環境は、MacbookAir mid2012 MacOS High Sierraに、MDR-1000X付属のケーブルを直挿ししている。よってまだ別途DACを経由するという余地を残している。
（私はDACを持っていないのです・・・）

PrimeSeatの再生ソフト(Win or Mac)は、ダウンロード無料。
全体にクラシック中心だが、無料視聴できるハイレゾ音源も多くあるので、PCとハイレゾ対応機をお持ちの方は試してみてほしい。

PrimeSeat

★PrimeSeatインストール手順動画★
PrimeSeatのインストール手順を簡単に説明した動画を更新しました！
是非ご覧になって、PrimeSeatをお楽しみください！ #PrimeSeat #ハイレゾ pic.twitter.com/FgfVcn1f1k
— PrimeSeat (@PrimeSeat_net) 2017年5月10日

聴いてみた “ 感想 ”

◆ 有線接続　電源オン　ノイズキャンセルオン
今回試した条件では、個人的にもっともオススメしたい条件。
有線なので装着したまま機器から離れたりはできないが、臨場感やくっきりとした音像は他の条件よりダイレクトに感じ取れるものでした。

◆有線接続　電源オフ
臨場感はさほど変化を感じないものの、音像は少し丸くなり、ややこもった印象に変化する。でもこれはこれで好きという人もいそうな程度の変化。
マニュアルで勧めているとおり、有線接続でハイレゾ音源を聴くなら、電源はオンするべきだと感じた。

◆Bluetooth接続（AAC）ノイズキャンセルオン
S-Master HX とDSEE HXが有効になる条件。
再生してみると有線接続・電源オンと比べてなぜか音量が小さくなった感じを覚えた。
アンプの違いが出ているということだろうか？
また、綺麗に鳴っているんだけれど何かがやや足りなくなったような印象を受ける。
私はBluetoothの取り回しの良さも大いに認める派なので、自由度との引き換えと考えれば、この音質も十分いい音だと思う。

その他

今回、ノイズキャンセルは電源オンの場合は必ずオンにしていた。
オフにした場合、ノイズの侵入がある分、静かなパートのある曲では不満を覚えるかもしれないが、ノイズのない静かな部屋であれば、オフにした方がいいかもしれない。

ハイレゾ音源は有線、圧縮音源ならBluetooth（LDAC以外）

DSEE HXでアップコンバートがなされるLDAC以外のBluetoothコーデックを使った接続は、ハイレゾ音源であれば逆効果といえなくもないが、圧縮音源を聴くのであれば、やはりこちらを使って楽しみたい。
ハイレゾ音源は有線で、電源オンがいいでしょう。

だったら最初からMDR-1AM2買を買おうよ！というのもごもっともな話。
そこは無線接続をしたいかどうか、2台買う余裕があるかどうかで選んだらいいと思う。
ちなみに、MDR-1AM2単体の方がだいぶ安くなります（それでも2万は超えますが）。

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000Xシリーズの現行フラッグシップ機であるWH-1000XM3も、大きく変わらない印象を受けるのかなと思いつつも、買い換えも買い足しも考えていないので試せていない。
・・・進化に気づいて物欲が暴発する自分が怖いだけです笑

ただ、これから購入する人にも、すでに持っているけど圧縮音源ばかり聞いているという人にも、対応ヘッドホンを有線接続して聴くハイレゾ音源はいいぞ！と伝えたい。