そゆぶろ

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2019.11.29
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カテゴリ: アウトドア・食
トランギアのスピリットバーナー(Trangia SPIRIT BURNER TR-B25)といえば、1951年の発売から長い歴史を刻み続けるアルコールストーブ。

今回はこの歴史あるアルコールストーブをレビューしていきます。



 外観​

まずはいつも通り見た目、外観からです。
付属品はこの3つ(上から時計回りに、バーナー本体、火力調整/消化蓋、パッキン付キャップ)。買ったばかりなので真鍮が輝いていますね。


◾️バーナー本体
類似品と違い、本家は同じ大きさの穴が並んでいます。
中には芯が入っていて、燃料の吸い上げ〜気化を促進するらしい。


底面には、トランギアのロゴ。
このロゴがなければ、他社製の類似品ということですね。



◾️火力調整/消化蓋
天面のプレートをずらして被せると、開口部の大きさに応じた火力に調整できます。
消化蓋として使うときはプレートを戻した状態で被せます。


このプレートをずらす時は、必ず左右にスライドさせます。カップ麺容器の蓋を開ける時のように上にめくるのは間違い。変形して本来の仕事ができなくなる恐れがあります。

軸になる部分のカシメ。使い方を誤ると、この部分が外れてしまったり、閉じても隙間が埋まらず消化できなくなるなどの故障につながります。


プレートのロックはこの部分。
多少アタリがつくまでは、結構動きが硬い。



◾️パッキン付キャップ
ネジ山のついたキャップで、表面には英語とフランス語で注意書きがあります。


中にはOリング(パッキン)が付いています。
消火直後のアツアツのバーナーに付けてしまうと、パッキンを痛めてしまうので冷えてから付けましょう。


 燃焼の様子

まずは素の状態。
赤みの強い炎なのは、燃料用アルコールの種類によるのだと思います。
穴の加工誤差でしょうか、炎のひとつひとつは均一ではないですね。


続いて火力調整Ver.
開口部の大きさに応じて火力が抑えられ、燃焼時間も伸びると思います。


この火力調整蓋ですが、のせるとバーナーの熱をいくらか相殺してしまうので、本燃焼前にのせると燃料の気化が弱くなりすぎて火が消えてしまうこともあります。

また、一度バーナーにのせた後は熱くなっています。そこから再度火力調整のためにプレートを動かそうとする場合は、火傷に要注意。
耐熱手袋を装着した上でペンチなど使って外し、バーナーから離れたところで調整してからバーナーに戻す。といった工夫が要るでしょう。


使う風防と五徳によっては、この調整蓋を使えない場合もあります。湯沸かしだけなら問題ないでしょうが、調理を想定するなら、よくよく考えた方がいいです。


とあるウッドストーブの部品を風防兼五徳として使った例。
空気の対流はいいのですが、開口部が多く風にはやや弱い。そして火力調整蓋が入りません。ま、湯沸かし専用的な構成ですね。

調理も考えると、やはり同社製のストームクッカーが最適解なのかな。




いろいろなアルコールストーブのベンチマーク的な存在でもある、トランギア TR-B25のレビューでした!











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Last updated  2023.07.22 13:09:44
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