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2007年12月14日
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カテゴリ: イタリア式結婚
 私の結婚について、親、特に母はあまり喜んでいません。

 私は、北関東の典型的な零細兼業農家の一人っ子として生まれました。地理的に  “陸の孤島”  と言われている地域で、  “伝統”  が強く残っており、今でも  “家(家名)”を残し墓と仏壇を守ること  が子としての義務と考えられています。

 私の親は、同じ地域の農家出身の次男・三男を婿に取り、私が跡を取ることを希望していました。

 ですから、20代の頃に、他県のサラリーマン家庭の長男と付き合っていることが発覚したときは、それはそれは大きな騒ぎになりました。

 私が以前働いていた職場には、「一人っ子だからといって絶対婿取りだと言い張っていたら、結婚を逃して結局子孫が途絶えるだろう。だから、うちは娘の相手にこだわっていないよ。」と言う上司もいました。



“跡取り”  に強くこだわっているのは母。普通は、父親が反対して母親が味方になるという構図。でも、我が家の場合は反対。なぜなら、母自身が  “総領娘” (つまり、名字も土地家屋も母のもので、父は婿養子。)で、“家を守る”という意識がとても強いのです。

 母は強い信念の持ち主であり、決して考えを変えません。子供の頃から、私の進学・就職ecc.には必ず強く反対し、何度大きな立ち回りを演じたことか

 「反対があっても、時間をかけて粘り強く話し合って納得してもらいなさい。必ず分かってもらえるから。」という意見があります。それが人として正しい振る舞いだと思います。

 しかし、世の中には、話し合って分かってもらえる人とそうでない人がいるのです。実際、仕事を通してそのようなケースを多々見てきました。

 私の母は、後者。このようなタイプの場合、説得は無理 いつの頃からか、実力行使→追認させるという方法をとってきました。就職、転職、退職そして留学・・・全て自力(と父親のささやかな協力)で。

 今回のことも、彼が日本人でないことから、当然予想していました。だから、イタリアから「結婚することにした。」と電話で報告。気の毒なのは父。二人の間に挟まれて。婿だから母に従わないわけには行かないし・・・。(お父さん、ゴメンなさい

 2月に一時帰国して、結婚しても私の戸籍はなくならないこと、子供が生まれれば日本国籍も取得できるから、私の戸籍に載ることになり、名字が途絶える心配は当分ないことを説明する必要があるようです。






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最終更新日  2007年12月15日 00時13分12秒
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