瀬戸キリスト教会牧師 西風の会代表 堀 俊明  精神障害2級 (躁鬱病,アルコール依存症)

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2006/08/19
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カテゴリ: ブログ
 高知県の人口当たりの医師数が全国でも五指にはいるそうです。医師数は最小の県の1.5倍程度になるようです。高知市に療養型の入院患者が多い原因の一つに福祉の医療依存があるようです。
 高知県の実情を知りませんが、全国的に僻地医療に当たる医師や産婦人科の医師が減少し、皮膚科や眼科を志す医師が多いそうです。医師数が過剰ならば、不足した部門に医師を配属することが考えられないでしょうか。
 例えば、療養型のベット数の削減を厚生労働省から強制されているようですが、医師が福祉の現場に出て行くことはできないのでしょうか。医師はオールマイティーですので、福祉施設の管理者として働けるはずです。
 医師がプライドを棄てて福祉の現場で働けば、より質の高い福祉が可能だと思います。障害者や老人に対する福祉施設が急増し、質が伴わない施設が少なくないからです。
 日本の医師制度の根本的な問題は、厚労省が医学部の定員増を認めないところにあります。勤務医の激務がマスコミで報道されているのにも拘わらず、医師が過剰になると主張する厚労省は医師の既得権擁護しか考えていません。
 旧ソ連では医師は特別な職業ではありませんでした。高級技術者として普通の労働者と大差ない待遇を受けていたそうです。現代では技術者も修士課程を修了するのが普通です。
 医師だけが特権階級を形成する社会は歪です。医師の絶対数が増えれば医師の世界にも競争原理が働きます。医師の待遇もピンからキリまでに分かれるでしょう。医師の働く場も医療だけではなく福祉などの場にも広がります。
 医学部の定員も「僻地枠」、「産婦人科コース」、「小児科コース」を別枠で募集すればよいのです。さらに医師会などが「入学金、授業料、奨学金貸与」制度を充実すればよいと思います。
 斎藤茂吉は東北の寒村出身で斉藤脳病院に見込まれて養子となり、医師としての教育を受けさせてもらいました。かつては郷土出身者を書生とし、教育を受けさせて「末は博士か大臣か」にさせた有力者が多くいました。

 エリートの子弟だけが医学部を卒業できる社会体制は医師の質を劣化させます。野口英世のような貧しさの中から這い上がった人間にはエリートの持たない素質が身についています。
 努力をする者が報われる社会は努力をする機会が保障されていなければなりません。先ず、能力に応じた教育を受ける機会、能力を発揮する機会が保障されなくてはなりません。
 医師は確実に収入が伴い、社会から尊敬を受ける職業ですから、チャレンジ、再チャレンジするのに相応しい職業だと思えます。医師会も既得権擁護だけを考えるのではなく、新しい血を入れる機会として前向きに考えて欲しいと思います。

瀬戸キリスト教会







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最終更新日  2006/08/19 09:06:06 PM
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