瀬戸キリスト教会牧師 西風の会代表 堀 俊明  精神障害2級 (躁鬱病,アルコール依存症)

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2006/09/30
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カテゴリ: 高知県
 高知新聞によると、高知県における飲酒運転検挙者数、事故数ともに減少しているようです。県の飲酒運転撲滅に対する積極的な取り組みと飲酒運転に対する取り締まりの強化と厳罰化の結果と考えられるようです。

 高知県警の統計を見れば、気楽に飲酒運転をしていた層が取り締まりと罰則の強化に目覚め飲酒運転を控えているのが分かります。一方、問題飲酒者の飲酒運転常習化は止まらないように思えます。
 取り締まりの強化が有効なのは正常な判断力を持った人の場合であり、問題飲酒者、アルコール依存症の人間には無力です。言い換えれば、飲酒運転をする者はアルコール依存症と見なしても良いと言うことです。
 飲酒運転に対して世論が厳しいのを知りながら飲酒運転をする者は正常な判断力を失った者として取り扱うべきでしょう。単に罰金を科すだけではなく、アルコール依存症の治療を強制的に受けさすべきです。
 教育刑、ボランティアをさせる等、の導入が議論されていますが、飲酒運転の場合はアルコール依存症の治療を受けるか、断酒会、A.A.などに参加することを義務づけたらよいと思います。
 アルコール依存症の人間はアルコールを飲めば正気を失います。飲酒運転に対する抵抗感は消え去ります。走る凶器そのものに化します。アルコールを断たない限り、生きる凶器として存在し続けます。
 高知通運の運転手が高速道路で飲酒運転事故を起こし、幼児2名が焼殺されたのを契機として危険運転致死傷罪が制定されましたが、厳罰化しただけではアルコール依存症の人間の飲酒運転は減らないでしょう。
 社会も飲酒運転をした者をアルコール依存症と見なし、強制的に治療を受けさすだけの意思を持たなければなりません。日本ではアルコール依存症に対する認識が甘すぎます。

 アルコール依存症は社会に害を及ぼす病気ですが、断酒しさえすれば普通の人間と全く変わらない人生を送ることができます。アルコール依存症は否認の病気だと言われますが、飲酒運転即アル中と見なせばよいのです。
 病気ならば治療しなければならないのは当然ですが、アルコール依存症の治療を素直に受ける者は先ずいません。飲酒運転をアルコール依存症のリトマス紙として活用すれば、悲惨な末路を迎えるアルコール依存症の者も減ります。
 アルコール依存症は家族を巻き込みますし、社会を巻き込みます。飲酒運転では加害者の人権よりも被害者の人権を優先させるべきです。厳罰化よりもアル中専門病院に強制入院させる方が効果が上がりますし、社会の負担も軽くできます。さらに、断酒ができる人が増えれば家族も救われますし、社会にもプラスになります。 

西風の会 HP ,  瀬戸キリスト教会 HP





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最終更新日  2006/09/30 10:59:12 PM
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