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2006/09/30
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カテゴリ: ブログ
 安倍首相が拉致問題に関わり始めた時には政治家としてリスクの方が大きかったでしょうが、拉致問題に取り組んだ姿勢が評価されて首相に就任しました。社会党は拉致問題を反北朝鮮キャンペーンだと最後まで認めず泡沫政党になりました。

 金丸訪朝団が利権にしか興味がなかったのは分かりますが、社会党の村山元首相が加わった訪朝団が拉致問題に触れられなかったのが社会党の限界でした。今から振り返れば社会党の凋落の前触れであったのでしょう。
 自民党、外務省の北朝鮮に対する姿勢は朝貢外交としか評価しようのない体たらくでした。北朝鮮は「たかり」で生きている国ですから、具体的な見返りがはっきりしない段階で安易に貢ぎ物を与えてはならないのです。
外務省にはタフなネゴシエーター(人質解放のプロ、交渉人)がいなかったようですし、政治家は利権だけを求めていました。ネゴシエーション(交渉)は 犯罪人との取引ですから安易な妥協は認められません。
 小泉首相の訪朝を演出した外務省の田中前局長はミスターXとの個人的なルートを使いました。金総書記に拉致を認めさせたのは大きな功績ですが、拉致を根本的に解決する姿勢がありませんでした。
 田中局長は多額の援助を、1兆円ぐらいと推定されますが、保障することにより日朝国交回復を図ったのでしょう。彼には拉致問題は交渉材料の一つでしかなく、適当なところで手を打つ準備をしていたようです。
 しかし、小泉前首相が日朝会談で安易なネゴシエーションをする外務省の担当局長ではなく、タフなネゴシエーターである安倍総理の進言を取り入れたのが小泉政権を浮揚させるのに大きく貢献しました。
 小泉前首相の真紀子外相更迭で落ちた支持率を回復するために打った博打は成功しました。アメリカとの外交関係を崩さず、金総書記を手玉に取れた背後にはタフなネゴシエーターである安倍首相がいました。

 拉致問題解決は従来の自民党、外務省の朝貢外交では解決しません。「たかり」を生業とする国家に対しては、専門家、ネゴシエーターが必要です。安易な妥協を一切しないのが彼らのネゴシエーションの基本です。
 日本の従来の外交にはネゴシエーションが見られませんでしたが、国連の安全保障理事会で北朝鮮のミサイル発射に対する非難決議を取りまとめたのが日本の外交元年かも知れません。これを演出したのも安倍、麻生コンビでした。
 安倍首相の新保守主義には団塊の世代は危険な側面を感じますが、戦後生まれの政治家が日本の政治を牽引するのは当然だと思います。バブルに踊った政治家はバブルの責任を取って政治の表舞台から消え去るべきです。 





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最終更新日  2006/09/30 08:25:57 PM
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