瀬戸キリスト教会牧師 西風の会代表 堀 俊明  精神障害2級 (躁鬱病,アルコール依存症)

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2006/10/14
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カテゴリ: 高知県
和歌山県庁の談合事件で出納長が逮捕されました。昨年から続く旧日本道路公団、防衛施設庁、福島県庁の談合事件と同じ構造の「官製談合」です。木村知事の事件への関わりが問われることになるでしょう。
 木村知事は入札の透明化を計り、談合ができない仕組みを整えていたと言われていましたが、「側近集の側近」と言われた出納帳が「官製談合」主導していました。木村知事を蚊帳の外に置いて役人が共謀したのではないでしょうか。
 和歌山県は基幹産業がなく「地場産業は建設業」とまでいわれていたようです。地方経済が低迷する中で、公共事業は失業対策事業の意味合いを持っていたのかも知れませんが、過去の「箱物行政」時代の発想です。
 「官製談合」は財政出動が景気対策の常識とされていた時代には、失業対策の側面を持っていました。地元の業者に県の事業を発注するのが当然という発想があったのも事実です。談合は必要悪だという意識が行政にも業界にもありました。
 小泉前首相は景気対策のためには財政出動を行うのが常識であった政治の世界に、財政出動を伴わない構造改革による景気対策という概念を持ち込みました。政治の世界にコペルニクス的発想の転換をもたらしたのです。
 小泉改革は瀕死の患者に外科手術を行うようなものだと揶揄されながらも、日本の経済は立ち直り、デフレから脱却するのも時間の問題です。バブル時代にはリストラで多くの犠牲者が出ましたが、雇用も回復してきました。
 大企業は水ぶくれから筋肉質に改造され、国際競争力も回復してきましたが、中小企業、地方には経済波及効果が及んでいないところが随分とあります。景気回復が遅れている地方では、雇用を維持するために失業対策事業も必要でしょう。
 しかし、「官製談合」を放置すれば、モラルハザード、倫理の欠如が起きます。日本がバブル崩壊で溺れそうになったのは企業の経営者、官僚、政治家がモラルハザードを起こしたからです。正直者が馬鹿を見る世界は必ず崩壊します。
 「官製談合」で仕事を得ることが普通になりますと、企業努力よりも談合をすることが企業の業績を上げることになります。企業努力を放棄し、営業だけで成り立つ企業が市場から淘汰されなくなれば県の活力も落ちてしまいます。

 高知県ではゼネコンの大旺建設が民事再生法の適用を申請しましたが、大手ゼネコンも再編を免れられないでしょう。麻薬を絶つためには死ぬような苦しみを味わいますが、それに耐えられたものだけが健康を回復することができるのです。
 高知県、市は新堀川を暗渠化し4車線の道路工事を計画していますが、100億円を超す工事費を捻出できないのに、工事を強行しようとしています。和歌山県、新潟県が行った失業対策のための「官製談合」の疑いが濃厚です。
 トップに談合の意志がなくとも蚊帳の外で部下が蠢いています。改革派知事たちは裸の王様になっていたのです。役人は肝心の情報を上には上げません。知事がいかに誠実に仕事をしても、役人の汚職体質はなくならないのです。

瀬戸キリスト教会 HP





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最終更新日  2006/10/15 09:18:41 AM
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