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2006/11/17
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カテゴリ: 教育
 政界は過去の亡霊が跋扈する世界になってきたようです。民主党は55年体制に先祖返りしたように感じられます。民主党は審議拒否をしましたが、民主党は改正に反対ではなく対案を提出しているのですから審議に応じるべきです。
 教育基本法改正は時期尚早だと思えますが、政争の具として審議拒否をされるのでは納得ができません。愛国心、不当な支配の問題などでは国民的な合意ができていませんが、国会での議論は与野党の無責任体制の元で深まっていません。
 憲法、教育基本は進駐軍、GHQに押し付けられたのだから改正しなくてはならないという論理は無謀です。自主憲法、自主教育基本法が必要な論拠が明白ではありません。戦後レジーム(体制)からの解放だけでは説得力がありません。
 日本は戦後レジームにより戦後60年間、平和で、自由で、物に溢れた社会を造り上げてきました。資源のない国が世界2位の経済力を誇ることができているのも戦後レジームのお陰です。それを否定するだけの論拠が示されていません。
 現代の日本はバブル崩壊の後遺症で苦しんでいますが、未来に薄明かりが見えてきました。政治の世界では憲法改正、教育基本法改正が政争の具として弄ばれていますが、経済を回復軌道に乗せるのが政治の果たすべき第一の役割です。
 日本が抱えている問題の多くは、日本がグローバルな世界に適応できない結果生み出されてきたと思えます。社会の変革は人間の意識の変革を待ってはくれません。創造力のある人間とない人間との格差が急激に広がってきたのです。
 バブルまでの日本には能力に応じた範囲ではありますが希望がありました。努力をすればそれに見合う成果が保障されていたからです。終身雇用、年功序列の社会では、忍耐して定年まで働けば人並みにマイホームを持つことができました。
 バブルが弾け、日本経済は崩壊の危機にさしかかりました。銀行さえ破綻した経済状況の下では日本全土をリストラの波が覆い、失業者が町に溢れました。大企業でもリストラがすすみ、リストラされたら再就職の道はほぼ断たれました。
 リストラされた人間は経営者の責任の身代わりにされたのです。本人の責任ではない失業が普通に見られるようになり、終身雇用制、年功序列制度は崩壊したのです。本人の努力や才能が反映されない社会になり、希望が失われたのです。

 従来のシステムでは能力に応じた仕事が用意されており、分相応の配偶者と結婚して家庭を営む機会がありましたが、グローバル化により社会が分断されてきました。子供の時から努力が報われない社会であることを自覚させられるのです。
 学校教育はこの社会の変化に対応できていません。学校の中でいくら人間は平等だと教えても社会に出れば平等などあり得ないことは子供は知っています。学校での建前の教育と現実との乖離が教育問題の根本に横たわっているのです。
 教育基本法を改正しても社会が抱えている基本的な矛盾を解決しない限り、建前だけが一人歩きをしてしまいます。フリーターでも店長、職長になれるようなシステム、叩き上げの人間が評価されるシステムが必要とされているのです。





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最終更新日  2006/11/17 11:02:47 PM
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