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2007/11/13
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カテゴリ: 政治
 沖縄戦の集団自決を巡る教科書検定問題で、教科書会社が文部科学省に訂正申請をするそうですが、教科書検定制度に反します。検定制度の必要性については議論が分かれるところですが、政治が検定に介入するのはルール違反です。
 文部科学省が訂正申請の理由を「学習上の支障」と示唆したとすれば、政府主導の教科書改訂になりますが、マスコミ主導の改訂には疑義を感じます。沖縄県民集会の動員者数が実数2万人が11万人と過大に報道されたからです。
 国民は11万人という数字に驚きましたが、11万名という数字が検証されるとことなく一人歩きをしました。おそらく沖縄の集団自決が軍の命令であるという主張もこのように感情が先にたち、一人歩きをした結果なのでしょう。
 軍の自決命令がなかったとは思えませんが、沖縄県民に日本人としての自覚があれば、自決者が出たとしても不思議はありません。海外での居住民の自決、サイパンの万歳クリフからの投身自殺などが軍の命令だとは思えないからです。
 戦陣訓、「生きて虜囚の辱を受けず」が投降を理念的に否定していましたから、多くの将兵が無益な死を強いられ、民間人も自決させられたのです。一般住民の保護、市民防衛を定めたジュネーブ協約を誰も知ら無かったからです。
 日本軍には捕虜という概念が欠けていましたから、捕虜、民間人の保護に対する配慮はありませんでした。将校ですら国際条約には無知であったようですから、民間人でも投降すれば虐待され、婦女子は暴行されると信じていました。
 西欧人にはジュネーブ条約が常識のようですが、日本人には国際常識がありませんでしたから、民間人の心を戦陣訓が縛ったのです。アメリカ軍により本土上陸作戦が敢行されていれば、日本各地で集団自決が起きていたでしょう。
 沖縄の集団自決は日本人としてのアイデンティティを示すものだと思います。大本営が沖縄を捨て石にしたのは事実ですが、軍事作戦からして当然だと思います。大本営参謀の玉砕戦法、硫黄島玉砕などの延長線上にあったからです。
 日本が過去に沖縄を犠牲にし、現在も犠牲にしているのは事実ですが、戦争に負けると言うことはそういうことなのでしょう。アメリカの基地問題も戦後の精算が済んでいない証拠ですが、政治力により事実を歪めるのは間違いです。

 しかし、軍の末端では集団自決を命じたこともあるでしょうし、荷担したこともあるでしょう。敗残兵の心理状態は異常ですから、常識から外れた行動もあったでしょうが、住民も難民化していましたから、同様であったでしょう。
 大江健三郎氏の沖縄ノートは作者の頭の中で創造された事実?のようですが、県民集会の動員者数のように一人歩きした真実なのでしょう。学問的な真実は政治が定めるのではありません。公開された審議会で検討されるべきです。





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最終更新日  2007/11/13 08:37:54 PM
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