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2026.04.14
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★★★★
先週、綾辻行人の「Another エピソードS」を読んだあと、次は綾辻行人が書いた館シリーズ最大の超大作である「暗黒館の殺人」を読むと決めていたところ、毎夜視聴している動画配信サービスのTVerに「灰色の虹」がラインアップされている事を知り、確か随分前に貫井徳郎の長編作品を読みたくて数冊買い漁った中に買っていた事を思い出し、どうしても気になったので映像を視る前に原作小説を先に読むべしの法則に従い、超大作の「暗黒館の殺人」は今年は何処にも行く予定の無いGWに回すことにして、貫井徳郎の作品集としては実に10年振りに「灰色の虹」を先に読んでみることにした。



​まず、本作は近年注目されている、冤罪とうテーマに著者が挑んだ物語である。ただし、本作は冤罪を司法に訴えて無罪を勝ち取るというパターンではなく、冤罪で家族や恋人を含めすべてを失った江木雅史の復讐物語である。物的証拠も無いまま上司の殺人容疑をかけられた江木雅史。犯行時刻のアリバイが無く、アリバイを証明してくれる者は誰一人見つからない一方で現場近くの1件の目撃証言のみで江木は逮捕される。自分は殺していないと訴えるが、刑事の恫喝に耐えられず、殺したと言って供述調書にもサインしてしまう。物語は過去と現在が交互に描かれて、過去では冤罪がどのように作られていったのかを江木の苦闘と共に描かれ、現在では江木を逮捕した刑事の伊佐山、一審検事の谷沢、弁護士の綾部、裁判官の石嶺、目撃者の雨宮ら関係者の日常が描かれて、伊佐山、谷沢、綾部、石嶺らの人生は唐突に終わりを告げる。
最初に被害者の共通点に気づいた山名が江木が冤罪であると確信を強めていくが、上層部はあくまでも江木の逆恨みという状況の中、山名の警察生命をかけた捨て身の捜査で明らかになったことは…。
700ページを超える小説をあっという間に読み切るとは自分でもびっくりでした。この物語をどう映像化したのか動画配信サービスで確認したいと思います。





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最終更新日  2026.04.15 22:25:02
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