お気楽・気楽

2005年02月08日
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ね 4/?

今日は『牟礼水芭蕉園』と併設されている『二輪草園』です~。

その前に今日発見しました!「ホトケノザ」です。





もうそこまできています!春が!!


牟礼水芭蕉園。

水芭蕉についての説明・・。
水芭蕉は清流の水際に咲いている花で、花が終わると大きな1m位の葉っぱを出します。その葉っぱの形が芭蕉の葉っぱに似ているところから名付けられたのよ。それと白く見えるのは花ではなくて「仏炎包」と呼ばれるもので、座禅草と同じようなものなの。

ショウジョウバカマも・・


花は黄緑色の棒のような所です。ザゼンソウも同じ仲間なんですよ。
分類  サトイモ科ミズバショウ属の多年草。学名は「Lysichiton camtschatcense」。ミズバショウ属には、 他にアメリカミズバショウ(L. americanum)があります。形態  花びらのような白いモノは、実際は葉が変形した物(仏炎苞;ぶつえんほう)。仏炎苞の中央にある円柱状の部分が花序(肉穂花序;にくすいかじょ)で、その表面に小さな花が多数ついています。 ミズバショウには花びらはありません。

参考・芭蕉です
花が終わった後、本格的に葉を伸ばし始め、花を咲かせる株ならば、最低でも30cm、 大きな株であれば1m近い大きな葉を広げます。



少しお勉強です。

分布
国内.............北海道の沼沢地や兵庫県以北の多雪地域の湿原など湿原に生息する植物ですが、日本の湿原の大部分が北緯36度以北に存在すると言われています。本州での分布は、年平均気温10度以下の地域に限られ(日本水生植物図鑑)、熱帯地方を分布の中心 とするサトイモ科植物の中では独特の生活形を示す植物のひとつ)。多雪地域に分布する理由として、雪の保温効果が予想されています。冬芽が雪に埋もれることによって 刺激の強い寒風のために芽が傷まないようにするのだと思われています。

国外.............ロシア(サハリン、千島列島、シベリア東部など)カムチャッカ半島のものは黄色い仏炎苞をつけます(図解植物観察事典)。ちなみにアメリカミズバショウは北アメリカ太平洋岸に分布(南限北緯40度)。

生態
花期は低地で4月、高地で7月(日本水生植物図鑑)。
個々の小さな花は、仏炎苞が開いてから数日は雌しべしか露出していません。雄しべは花序の表面の下 に隠れています。やがてその雄しべが露出し、雌しべは枯れてしまいます。このような開花の仕組みを「雌性先熟」と呼ぶそうです。 ぎっしりと生える根は収縮性をもち、このため株は年々少しずつ地中に沈み込みます。地下茎の長さを 調べることで株の年齢が判るそうです、大きな株は40年以上生きているそうですよ。

植物が発熱する?
多くの人にとって意外なことかも知れませんが、いくつかの植物では、花が咲くときに熱を発すること があります(セイモア)。花が発熱する現象は、ハスや、サトイモ科植物で知られており、とくにザゼンソウが有名です。この植物は、早春の寒さの中で、花は15~35℃の温度を保っています

どうやって?
さて、発熱するサトイモ科植物は、どうやってそんな高い熱を発生さているのでしょうか?サトイモ科植物は、花の、ひとつひとつの細胞の中にある「ミトコンドリア」と呼ばれる「エネルギー 発生器官」の働きを活発にさせることで、高い熱を作り出しています(Meeuse,1984)。このとき細胞の酸素消費が大きくなり、呼吸が活発になります。

なんのため?
では、なんのために熱を出すのでしょうか? これには2つの理由が考えられています。どちらの考えも、虫を誘い寄せるためだとしています

1.虫を誘う匂いを、強く放つためです。花を訪れる虫が、その花粉をあちこちに運んでいって、その タネができるのを助けることは良く知られていますね。虫を誘う匂いを、強く放つためです。その匂いを広めるためには、花が温かいと都合がよいそうですよ(ホットコーヒーの方がアイスコーヒ ーより香りがしますね)

2.あたたかさで、虫を誘うため 。虫の体温は、とても気温の影響を受け、寒くなると虫は動けなくなるので、温かい花は、虫にとって、とても魅力的ですよね。ザゼンソウでは、発熱は昆虫を誘うという効果よりも、寒い気候の中で花を守るという意味合いの方が強いそうです。

ミズバショウは?
ミズバショウの話しに戻ります。ミズバショウは匂いもしますし(アメリカミズバショウはひどい悪臭がします)、気温の低い早春に花を咲かせます。発熱する上記の理由が、2つとも当てはまるでしょう。ですが、ミズバショウは発熱しない<のです(棒温度計熱電対で計測したそうです)また、NHK番組の中で、ミズバショウとザゼンソウを「サーモグラフ」で捕らえた映像を放送していましたが、こちらも、同じような結果でした。しかし、発熱のために「ミトコンドリア」を活発にする方法(代謝経路)そのものは用意されています。用意はあるけど、起動していない。これは注目すべきことです。
ザゼンソウとミズバショウ。同じような場所に生え、同じような時期に花を咲かせ、しかも分類学的に近い植物ですが、こんな違いもあるのです。

食用として?
本によっては、ミズバショウを「有毒植物」としているものもあります。でも、クマが若葉や果実を食べたり、カモが果実を食べることもあるそうです(図解植物観察事典)。また、アメリカミズバショウは、「生で食べたら毒だが、若い葉を二度ゆでして細胞内結晶を取り除けば、食べられる」とあります。(日本のミズバショウはどうなのか、挑戦してみては如何(いかが)でしょうか。もちろん、なにかあっても責任はとりません(^_^;;)。

薬用として
「日本水生植物図鑑」によると、以下の症状にたいして薬用があるとされています。腎臓病、 発汗、 足の水泡 また、アメリカミズバショウの薬草としての利用に関しては、鎮痛剤、抗リューマチ剤、血液の浄化、下剤、解熱剤、流産促進剤、万能薬、湿布。)ただし、リストは、「(アメリカの)原住民族が、どのように植物を利用してきたか」をまとめたもので、実際の効果や、処方については記載はありません。(アメリカミズバショウと同じ効用を日本の水芭蕉が持っている保証もありませんが、参考にはなるでしょう)。

牟礼水芭蕉園では清楚で小さな白い花のハクサンイチゲを見つけました。

園内は俄かカメラマンで一杯です。私も負けじと・・。

上のお花がこんなに群生!

二輪草です

大丈夫!お花のないところにいます

ショウジョバカマです


明日は牟礼水芭蕉園、ニリンソウ園を後にして、最後の目的地である姫川源流へと・・・戸隠、鬼無里。を通過して行く予定です。








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