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おやすみサム メアリー・ルイーズ・ゲイ 作 江国香織 訳 光村教育図書 この絵本はシリーズで、姉のステラを中心にして描かれています。 今回は弟のサムが中心になっています。 ねむれないサム、いつものようにステラに声をかけます。 読んでみるとわかるのですが、性格が設定されているので 読んでいて、この個性的なおもしろさと現実的な話からくる おかしさを感じるはずです。 訳者が江国香織さんですので、大変読みやすく、 読み聞かせに使いやすいですよ。 このシリーズは読み聞かせで何冊か使いました。 絵も個性的で、子ども達に人気があります。 内容は、内緒。 読んでみて下さい。 ついほほえんでしまうはず。 優しい雰囲気の絵本です。 メアリー・ルイーズ・ゲイさんの作品の訳者はみんな江国香織さんです。
January 31, 2007
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金貨をくれるへび インド古典説話『パンチャタントラ』より 尾上尚子 再話 寺岡正道 絵 てらいんく いろいろな国に語り継がれるおはなしはいいものが多いのです。 このおはなしはインドの古典説話『パンチャタントラ』に修められているお話 五つのたいせつなことという意味だそうです。 その五つ『友情・知性・自信・誠実・成功への努力』だそうです。 大切な人生訓、この絵本を読んで納得するはずです。 インドのある村にすむシヴダースというまずしい男、 でも、まじめなお百姓さんでした。 ある日、お金持ちの地主が土地をわけてくれました。 よろこんで、耕そうとしたシヴダース、 ところが土の中からとつぜんコブラがでてきたのです。 あやまるシヴダース、そしておわびに小さなボウルにみるくをいれて コブラに渡すのです。 コブラはお礼に金貨を入れます。 そうして、シヴダースは毎日ミルクをもっていき、金貨を得ます。 毎日金貨を楽しみに畑に出かけるようになりました。 当然、ここらで変化が起こりそう? そう、シヴダースのお兄さんが病気になります。 そこで、シヴダースは息子のラームにあとを頼みます。 言われたとおりして、金貨を手にしたラーム、欲を出します。 へびのあとをつけるのです。 相手は、へびといってもコブラ、噛まれて死んでしまいます。 つぎの日、シヴダースはもどってきました。 ラームがいません。 何が起こったか、ピンときました。 そして、シヴダースは・・・・。 ここからがいいのです。 シヴダースの行動とコブラの言った言葉。 さすが、2000年以上語り継がれてきた説話です。 人間の欲深さが人を変える、その愚かさを解いています。 もう、想像できますね。 まともな親なら、コブラを殺そうと行くはずです。 でも、シヴダースはそうはしなかったのです。 コブラのほうがまともな考え方をしています。 説話の良さですね。 今の子ども達にもこんな説話をとおして、しっかりした考え方を する大人に成長して欲しいものです。 日本でもこんな説話がたくさんあります。 子ども達がどれだけ知っているか、聞いてみたい気がします。 2005年11月発行の新しい絵本です。 大人が読んでも面白いと思います。
January 30, 2007
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きりのなかのはりねずみ 世界傑作絵本シリーズ ユーリー・ノルシュタイン とセルゲイ・コズロフ 作 ヤルブーソヴァ 絵 こじまひろこ 訳 福音館書店 世界的に人気の高いロシアのアニメーションが絵本になりました。 絵が幻想的ですばらしいのです。 はりねずみはこぐまのいえにでかけます。 のいちごのはちみつはこぐまのだいこうぶつ。 ふたりでおちゃののみながら、星をかぞえるのです。 いつものもりなのです。 でも、きょうはどうもなにかへん・・・・。 きりのもりではりねずみはうつくしいしろいうまにあいます。 うまのしんぱいをするはりねずみ、でもしんぱいなのは はりねずみのほうなのです。 もりのなかでのできごとにはりねずみはおどろいたり、ふあんになったり・・・。 いつもとおっているもりなのですが・・・・。 いつもの風景なのになにかちがう、こんなことを感じたことありますか? この作品でそのとき、ひとはどう感じるか、教えてくれます。 これを人生にたとえる人もいます。 いろいろな受け取り方ができる作品です。 表情のとてもかわいい作品です。 はりねずみの素直なこころの動き、共感できるはず。 ほっとする作品です。 アニメもいいでしょうね。
January 29, 2007
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あえるといいな ネーレ・モースト 作 ユッタ・ビュッカー 絵 小森香折 訳 BL出版 主人公はちいさな犬です。 おおきな犬とだいのなかよしです。 いつも一緒でした。 でも、あるひべつの犬がやってきます。 ひとりぼっちになったちいさい犬。 ふと、みあげた月。 おおきい犬といつも見上げてはなしていたつきにすむあおい犬。 かなしいときは、つきのいぬもいません。 さびしくかえるちいさい犬。 家にはいると・・・・・。 ここからが楽しい展開に。 つきの犬がなんとちいさい犬のへやにいるではありませんか。 一晩中楽しく過ごす二匹です。 そして、あさ、つきの犬はかえっていきます。 いつだってくるさ つきの犬ののこしたことば。 また、おおきな犬となかよくあそぶことになったちいさな犬。 でも、よるになると・・・・。 シンプルでやさしい作品です。 大人が読んでも、こころに残るものがあります。 大きめの絵本です。
January 28, 2007
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きょうはみんなでクマがりだ 児童図書館・絵本の部屋 マイケル・ローゼン 再話 ヘレン・オクセンバリー 絵 山口文生 訳 評論社 表紙を見て、楽しそうな絵に惹かれ、題をみてびっくり。 家族五人と一匹(いぬ)でくまがりに・・・。 でもメンバーはおおきなおにいちゃん、おとこのこ、おんなのこ 少し大きいおんなのこ、あかちゃんです。 犬はかずにいれないそうです。 もとはこどものあそびうただったようです。 同じ文章の繰り返し。でもわくわく、どきどき。 読んで楽しくなる文章です。 声をだして読むと、つい歌うように読んでしまいます。 文章がリズミカルなので、たのしくて、たのしくて!! 読んで、今度の読み聞かせに使うことに決定。 どんな読み方をするか、考えてみますね。 この絵本は読み方次第で、いろいろ楽しめそうです。 ゲームに使うことも出来そうです。 もとが遊び歌ですもの。 いい絵本だなと思っていたら、児童図書館・絵本の部屋と裏の表紙に。 子ども達と繰り返して読める良質の絵本です。 楽しいですよ。
January 27, 2007
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カッパがついてる 絵本のおもちゃばこ 村上康成 ポプラ社 村上康成さんの絵本です。 実は読み聞かせにつかうつもりだったのですが、 前回はずれてしまいました。 次回の読み聞かせに入れようと思っています。 おんなのこがカッパとともだちになり、 小川のなかを探検するのです。 自然の好きなこどもにはカッパがついてるのです。 自然の大好きな作者ならではのやさしいおはなしです。 絵本の中でいろいろなさかなやとり、どうぶつに出会いますよ。 2006年3月発行です。 子どもがわくわくする絵本です。
January 26, 2007
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うしとトッケビ韓国の絵本10選 イサン 文 韓炳好 絵 おおたけきよみ 訳 アートン うしは韓国で大切などうぶつだそうです。 そして、トッケビとはなにといえばいいのでしょう? まるで、妖精?おに?あくま? この絵本ではちいさい猿のようで、少しいたずら好きな子おにのような 感じです。 あるやまざとにトルセというまきうりがいました。 そして、たいせつにしているうしをいっとうもっていました。 トルセはこの牛をざいさんをまるごとなげだしてかったほどです。 さて、あるひ、まきをうってかえる途中でトッケビに出会います。 最初は警戒したトルセですが、このトッケビ、犬にしっぽをかまれ、 なかまともはぐれて、大変弱っていました。 トルセにうしのおなかに二ヶ月のあいだいれてほしいとたのみます。 びっくりするトルセとうし。 でも、かわいそうになり、うしもうなずいたので トッケビはうしのおなかのなかに・・・・。 そこで、トッケピは約束をします。 かわりにうしのちからをじゅうばいにすると。 ほんとにうしのちからはじゅうばいになりました。 さいしょのうちはよろこんだトルセでしたが、 たいへんなことになっていきます。 うしのおなかがどんどんおおきくなっていきます。 うしのおなかはトッケビにとてもいごごちのよいばしょだったのです。 そろそろやくそくのとき、でもトッケビがおおきくなり、 のどにひっかかってでてこられません。 さあ、たいへん。 でも、なんとかトッケビはうしのおなかからでて、 よろこんだトッケビはおんがえしにうしのちからをひゃくばいにして きえてしまいます。 文章の多いおはなしですが、簡単にこんな内容です。 儒教の国ならではの礼儀正しいトッケビです。 日本の鬼なら、やくそくを破り、でも因果応報結局・・・・・。 お国柄がわかる? 絵もとてもいいのです。 韓国で大変人気のある絵本、子ども達がだいすきなのがわかります。 このトッケピ、ヨーロッパだったらゴブリン? いろいろ想像してしまいます。 やさしい読後感の絵本です。 2004年3月に発行の比較的新しい絵本です。 おもしろいですよ。
January 25, 2007
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今日は読み聞かせの日でした。いつものように五冊選んでいきました。まず一冊目です。 てぶくろウクライナ民話世界傑作絵本シリーズ エヴゲーニ・ミハイロヴィチ・ラチョフ 絵 内田莉莎子 訳 福音館書店 よく知っている絵本です。 でも、読んでもらうのもいいものです。 この絵本は何度読んでも新鮮ですね。 子ども達はすっかり夢中です。 その楽しい雰囲気のまま2冊目にはいりました。 えものはどこだ 五味太郎 岩崎書店 子ども達はすぐ気づきました。五味太郎の絵なのに色がないのです。 でも、このおもしろくて、子ども達は一生懸命絵本をみています。 絵本のなかにいるどうぶつを。 この絵本は子どもと一緒にわいわい読む楽しさがあります。 子ども達の反応をみながら、ゆっくり絵本を読んでいくのです。 本当に人気がありました。 三冊目です。 のんびり森はおおゆきですのびのび・えほん 川北亮司 宮崎博和 岩崎書店 やさしい雰囲気の絵本です。 声に出して読んでみて下さい。 大変読みやすい文章です。 読みやすいということは聞きやすい文章です。 子ども達にスーと入っていくのです。 こどもたちが共感するのでしょう。 大変よく聞いてくれました。 4冊目です。そろそろ疲れてきました。でも・・・・・。 ブルドーザとなかまたち 山本忠敬 さく 福音館書店 子ども達は乗り物の絵本が大好きです。 この絵本はかなり前に出されていますが、とてもいい絵本です。 今までの絵本とはがらっと違った絵本にあくびをしながらでもきいていました。 読み聞かせの後、のりものの絵本を出して何人かが一緒に読んでいました。 興味を惹いたようです。 5冊目最後です。 ブラウンさんのネコ スラウォミール ウオルスキー 作 ヨゼフ・ウィルコン 絵 いずみちほこ 訳 セーラー出版 ずいぶん前に読み聞かせに使い、自分が気に入って持っている絵本です。 久しぶりに使ってみました。 読み聞かせで聞いたことのある子が「それ、好き。」とひと言。 印象深かったのでしょう。 ヨゼフ・ウィルコンさんの絵本はお薦めです。 この方の絵本は結構読み聞かせに使いました。 疲れている子ども達、でも面白いので、最後まで聞いてくれました。 途中でおおきな男の子が、絵本に疑問を持って質問しました。 絵本の解釈についてでした。 絵本はかなり、アバウトに解釈していいと勝手におもっているのです。 なぜなら、かいてないことがあり、それが想像の余地をあたえてくれるから。 この子がどんどん成長していると感じる出来事でした。 あまり、議論にはせず、絵本を読みました。 他の子ども達の集中力がおちますので。 この絵本はラストが不思議な終わり方をするのです。 だれもしらないけれど トラになったネコをかっているひとは あんがいたくさんいるんだ。 ほんとかしら? でもほんとだったら? どっちのほうがいい? つい思うのです。 子ども達もそうおもったのかも? こうして、今日の読み聞かせは 楽しい時間を過ごして終わりました。 次回は二月7日です。 お楽しみに。 今回の最初の一冊と最後の2冊はずいぶん前に日記に書いています。 どちらもとてもいい絵本です。
January 24, 2007
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ルリユールおじさん 伊勢英子 理論社 大好きな図鑑がバラバラになり、それを直したいソフィー。 そしておしえてもらうのです。 ルリユールのところにいってごらん。 さがしてたどり着いたところは・・・・・。 製本職人という仕事は日本ではあるのでしょうか? ルリユールはヨーロッパで発達した実用的な職業だそうです。 でも、このような手作業の仕事は時代の流れで少なくなり、 パリでもこの職人さんはひとけたしかいなくなってしまいました。 ルリユールおじさんと女の子の交流。 この出会いで、少女は未来の夢を、ルリユールおじさんは 懐かしい思い出を手に入れるのです。 水彩画で描かれた、シンプルな文章の絵本です。 でも、そのなかに凝縮したものを感じて、心が温かくなるのです。 私はこれを読んで、涙が出そうになりました。 ジーンとくるのです。 2006年9月に出されたばかりの絵本です。 大人が好きになる絵本だと思います。
January 23, 2007
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ゆうかんになったユージン エレン・コーンフォード 文 ジョン・ラレック 絵 矢川澄子 訳 リブリオ出版 1980年に国土社から出版された絵本が今また復刊されました。 いい絵本なのに、よく絶版になり、また再版される。 よくあります。 このおはなしは、ふくろねずみのユージンが主人公です。 ふくろねずみはよる活動するのですが、あるひ突然くらやみが こわくなるのです。 さあ、大変。 でも、それを家族の助けと、家族にたいするユージンの愛情の強さで 乗り越えていきます。 といっても、とても身近に感じる家族の支え合いです。 この家族の仲の良さ、そして、会話の多さに驚きます。 そう、こんなに色々話していれば、信頼は揺るぎないと思います。 会話の多い絵本ですが、たのしいのでどんどん読めます。 ペンで描かれた絵が素朴な雰囲気で森の夜の雰囲気が素敵です。 小学生ぐらいからがお薦めです。
January 22, 2007
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まよなかのだいどころ モーリス・センダック さく 神宮輝夫 やく 冨山房 この絵本はよく知られています。 大人に人気がありません。 でも、こどもたちは大好きです。 きっと男の子の夢のせかいだからでしょう。 彼の作品『かいじゅうたちのいるところ』も似たところがありますね。 彼の独特の世界。 子どもの想像力を満足させてくれる気がします。 まよなかのだいどころは、どんなところなのでしょう? のぞいてください。
January 21, 2007
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ばばばあちゃんのマフラー 日本傑作絵本シリーズ 佐藤和貴子 福音館書店 以前紹介したのですが、今度の読み聞かせにつかうつもりなので、 再度かきます。 サンタさんが出てくるので、クリスマスにもいいし、 一年の季節の流れもあるので、他で使ってもいいのです。 ばばばあちゃんはおつきさまにマフラーを編んであげると約束します。 約束したけれど、どうやって届けたらいいのでしょう。 そうしているうちに、おばあちゃんのマフラーはいろいろな いろいろ役にたち、ぼろぼろになっていきます。 そして、季節は冬から、春。 春から、夏。 夏から、秋。 秋から、冬へ・・・。 そこで、新しいマフラーを編み、 サンタさんにとどけてもらうのです。 ばばばあちゃんと仲良しの動物たちの生活が楽しく、 一年があっという間に過ぎる気がします。 何度読んでも楽しく、飽きない絵本です。 英語の絵本もありますよ。
January 20, 2007
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ペンギン、ほっきょくへゆく ジャック・デュケノワ さく 大沢晶 やく ほるぷ出版 南極と北極のペンギンの友情のおはなしです。 作り話とも言い切れないのです。 なぜなら、北極にもペンギンはいました。 いまから150年まえに絶滅したのです。 この絶滅の原因は人間です。 乱獲による減少、それに拍車をかけたのがコレクター達の希少価値 があるとして剥製にしてしまうことで、完全に絶滅してしまいました。 もし、今も北極にペンギン(パングワン:フランスでの呼び名)は いて、このおはなしがまた違った感があったかも。 作家のジャック・デュケノワさんは『おばけパーティ』などのシリーズで 人気の絵本作家です。 あかるく、楽しい作品です。 作者がどんな思いでこの絵本をつくったのでしょう。 つい 考えてしまいます。 でも、彼の作風を考えると前向きなので、 昔起こったことを思い煩うことなく、でも同じ過ちは繰り返さない 努力をしていきたいと思っているのではと勝手に解釈しています。 こんなバックボーンをいっさい考えなくとも この絵本は明るい、やさしい作品です。 とてもいい絵本です。 日本ではペンギンといわず、オオウミガラスといっていたそうです。 調べてみたら、やっぱりペンギンそっくりです。 厳密には北半球と南半球のペンギンは別の種類だそうです。
January 19, 2007
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えものはどこだ えほん・ドリームランド 五味太郎 岩崎書店 今日は画面一新にとまどっておりました。 次回の読み聞かせに使う予定の絵本です。 子ども達に人気の作家で名前も知っている子がいるくらいです。 今回の絵本はモノクロです。 五味さんの絵本は色合いがはっきりしたのが多いので 今回のようなタイプは初めてです。 主人公はかりゅうどです。 獲物をもとめて・・・・・・・。 でもよーく絵本をみてみると ちかくに獲物はいます。 それも、なんびきも、ちいさいどうぶつから、 とてもおおきいどうぶつまで・・・・・。 でも、かりゅうどはきづかないのです。 うふふ、そこがたのしいのです。 味のある絵本です。 子ども達の喜ぶ顔が目に浮かびます。 1981年発行で何度も再販されています。 また、DVDもあるようです。 絵本のほうです。 絵本の表紙がわかるようにDVDを貼り付けています。
January 18, 2007
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ドラゴンマシーン ヘレン・ウォード 作 ウエイン・アンダースン 絵 岡田淳 訳 BL出版 ドラゴンというだけで、わくわくしてしまうのです。 見たことはないけれど、意外と身近に感じるのは彼らが私達のこころのなかに すみついているからかも。 表紙に惹かれて借りてきた絵本なのです。 見ればおわかりでしょう。 美しい絵本です。 この絵本は絵を見るだけでも満足してしまうぐらいです。 そして、内容がおもしろいのです。 ジョージはある日ドラゴンをみます。 それから、ジョージはいろいろなところでドラゴンを見ます。 でも、他の人には見えません。 たのしくて、わくわく。 ここで、ジョージもまた目立たない男の子なのです。 で、ついえさをあげてしまいます。 しっけたビスケットやにおいのきついチーズを。 これがまちがいのもとでした。 なぜかって? いたずらもののドラゴンたちがジョージについてまわり、 当然、していたずらはジョージのしたことになります。 さあ大変です。 ジョージはなんとかしようと 図書館にいきます。 そして、本をよむと 「けっしてドラゴンに食べ物をやってはいけません」 「けっしてドラゴンを家にいれてはいけません」 かいてあるではありませんか。 (もうおそい!) また、ドラゴンがみんなにみつかって、悲しい結末をむかえることもあると。 (なんとかしなくっちゃ!) そして、ドラゴンの住む国の地図をみつけます。 ジョージはそこにドラゴン達をつれていこうと ドラゴンマシーンをつくります。 ドラゴンの形をした、空飛ぶ飛行船のようなものです。 そして、無事にドラゴンたちをつれていきます。 安心してけれど、寂しいジョージ。 家族のほうは大騒ぎ。 ジョージがいない!! 探すとだれもいったことのない地の果て、ジョージとこわれたドラゴンマシーン をみつけて、連れて帰ります。 ジョージはみんなにきにかけてもらい幸せな気持になります。 そして、誕生日。 ジョージは一匹のいぬをプレゼントされました。 でも、そのいぬは・・・・。 じつはいぬではありません。 きづいているのはジョージだけですが。 この絵本を創った作家たちが、みな有名なイラストレーターで 訳者も図工の先生で児童文学作家です。 2004年3月発行の比較的新しい絵本です。 豪華で幻想的で美しく、それていて面白いおはなしです。 笑ってしまいますよ。
January 17, 2007
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のんびり森はおおゆきですのびのび・えほん 川北亮司 宮崎博和 岩崎書店 昨日は重い絵本を紹介しました。 今日は、楽しい絵本にします。 表紙をお見せできないのが残念。 宮崎博和さんのワニさんシリーズはよく知られています。 あのようにやさしい色合いの絵本です。 そして、登場人物達はぞうさんや、うさぎさん、みんな森のなかまで のんびりやさんたちばかりです。 この絵本もシリーズで、ほかの絵本を読み聞かせにつかったことがあります。 のんびりでやさしい森の仲間達のおはなしは人気がありました。 今回のおはなしは、ゆき、それもおおゆきです。 もりいちばんののんびりやのぞうさんはゆきをみながら、なにしてあそぼうか かんがえているうちにひがくれてしまいます。 そのうち、どんどんゆきがふりつもり、 もりはいままでにないおおゆきにみまわれ さすがにしんぱいして、みんながあつまります。 でも、ぞうさんのすがたがありません。 しんぱいして、たすけにいく森のなかまたち。 ゆきのなかにトンネルをほっていくのです。 いってみると、そこには・・・・・・・。 あとはよんでね。 とてもたのしいおはなし。 読み聞かせに使う予定です。 いま、とてもさむいので、ちょうどいいかも。 よんでいて寒いのにほっとする作品です。
January 16, 2007
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ハルばあちゃんの手 日本傑作絵本シリーズ 山中恒 文 木下晋 絵 福音館書店 ハルばあちゃんの人生を手をとおして描き出した作品です。 鉛筆画で少し色を加えただけの素朴な絵と短い文章。 でも、ハルばあちゃんの性格や生活、人生におこるさまざまのことがみんな 描き出されている気がします。 これをよんで、苦労した人生とおもうのか、幸せな人生とおもうのか 人それぞれ感じ方はちがうでしょう。 わたしは、こんなにおたがいを信頼できる相手と人生をあゆんだハルばあちゃん がとても幸せだったと思います。 本のラストでハルばあちゃんが亡くなった夫ユウキチさんのいうことば。 人生の荒波をこえてたどり着いた重い言葉ですが、 すなおに信じられるのです。 「ユウキチさん、わたしは あんたの おかげで ずっと しあわせだったよ」 人生経験を積むにつれて、この絵本は重みをましていくでしょう。 絵本ですが、小説一冊読んだような気がします。 2005年6月発行の新しい絵本です。 五歳ぐらいから読めますが、小学中高学年ぐらいからがお薦めです。 大人にとっても読み応えがあると思います。
January 15, 2007
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あお ポリー・ダンバー さく・え もとしたいづみ やく フレーベル館 あおいいろのだいすきなバーティー。 あおいいぬを飼いたいのです。 でも、そんないろのいぬはいるのでしょうか? いませんよね。 そこで・・・・・・? かわいいしゃれたおはなしです。 そして、しあわせなきぶんになれるのはなぜでしょう。 それはバーティーのプラス思考のせいかも。
January 14, 2007
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グリム あかずきん リスベート・ツヴェルガー 画 池田香代子訳 富山房 内容はもういわなくてもいいですね。 グリム童話のあかずきんです。 絵がいいので、インテリアとして絵本をたてておきたいくらいです。 ここではありませんが、よそでまだあります。 この絵本で、かりゅうどがおおかみのおなかを切ってあかずきんと おばあさんをだし、そのおなかにおおきな石をつめるところなど 怖いですね。 でも、本来のグリム童話はこんな怖いところが結構あります。 なぜなら、むかしから語り継がれてきたおはなしは そのなかに民衆のこころのなかを投影してきた内容があるからなのでしょう。 どこかで絵がないかしらべていたら、復刊リクエストで再版された絵本です。 だから、ここではなかったのですね。 この方の絵をさがしたのですが、うまくみつかりません。 見ればわかるはずです。 リスベート・ツヴェルガーさんの『賢者のおくりもの』はよく知られています。 たいへん人気の高い絵本画家です。 大人が好きな絵本です。
January 13, 2007
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いちごばたけのちいさなおばあさん こどものとも傑作集 わたりむつこ さく 中谷千代子 え 福音館書店 おとなになれば いちごがなぜあかくなるのはみんな知っています。 でも、こどもにはこんなおはなしがたのしいはずです。 いちごばたけで、いちごにあかいいろをぬるのがおばあさんのしごとです。 まだまださむいとおもっていたのに、あたたかくなっていました。 ちいさなおばあさんは大忙しです。 一生懸命はたらいて、いちごにいろをぬるのです。 でも、また寒さが、ゆきがふって・・・・・。 ちょっとせつないですよね。 でも、きをとりなおして、うとうとねむってしまったおばあさん。 やさしく、早春のすがすがしさも感じる作品です。 ちいさいけれど、はたらきもののおばあさんです。
January 12, 2007
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さかさまさかさま マリオ・ラモ 作 原光枝 訳 平凡社 昨日読み聞かせに使った作品です。 今日は絵本をさかさに見ながら、日記を書いています。 新鮮です。 昨日、読んだ時彼から見た世界といつも私達が見ている世界。 こんなにちがうなんて。 子ども達がおおよろこびしたのがよくわかります。 子ども達にいい絵本て何だろうと考えてしまいました。 この絵本はわくわくどきどきのタイプではありません。 でも、いままでであったことのない絵本なのです。 子ども達にいろいろな絵本を出会わせてあげることは大切なことです。 自分の好きなタイプばかり選ばず、たくさんの絵本を読んで下さい。 私は読み聞かせで基本は絵本の楽しさを教えることにしています。 そして、そのなかにいろいろなタイプを混ぜるのです。 いろいろなタイプはお互いの印象を強くして、飽きさせない効果があります。 子どもの集中力は15分ぐらいです。楽しければ30分ぐらい持ちます。 五冊読み聞かせをしながら、子ども達の集中力に驚くのです。 今日は絵本の紹介から話がそれてしまいました。 この絵本は、子ども達が大変興味を持ちます。 そして、いろいろな人がいることを理解して寛容になります。 お薦めです。
January 11, 2007
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森のかくれが 下田智美 ブロンズ新社 森の動物たちと友達になれたら、どんなに楽しいでしょう。 この絵本はそれをかなえてくれます。 下田智美さんは動植物の専門学校を卒業後、自然をモチーフに イラストを描いています。 この絵本を読めば、それがよく分かります。 身の回りに沢山の動物たちが住んでいます。 でも、ほとんどのひとはそのことを忘れています。 動物たちもみつからないように隠れているのです。 この絵本は彼らの習性などもきちんと説明してくれています。 おはなしで図鑑のようでもあり、読み聞かせには不向きですが、 楽しく読めます。 もし、自分がこの女の子のような生活ができたら、毎日楽しくて しかたないでしょうね。 かくれがにわくわくする作品です。
January 11, 2007
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のんびり日記を書いていたので、そういえばそろそろ50000アクセスかななんて思っておりました。無事越えました。ありがとうございました。これからも、このペースでのんびり日記を書いていきますね。気長にのぞいて下さい。これからもよろしく。
January 10, 2007
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今年最初の読み聞かせです。いつものように五冊選んでいきました。読んだ順番に並べていきますね。 一冊目 かくれんぼかくれんぼ改訂版 はじめてよむ絵本 五味太郎 偕成社 予想通り、ブックスタート用としてもいいし、楽しいのでよく聞いてくれました。 2冊目です。とうもろこしおばあさんアメリカ・インディアン民話こどものとも世界昔ばなしの旅 秋野和子 再話 秋野亥左牟 画 福音館書店 ずいぶん前に読み聞かせに使ったのです。 そのころはまだ子ども達が絵本の楽しさを少しづつ知っている段階でした。 少し長めなので、冒険して読み聞かせたのです。 今回は絵本大好きな子ども達なので安心して読めます。 この絵本を以前聞いた子達はもういません。 だから、新鮮なはずです。 文章がうつくしいので、間違えることなく読めます。 そして、違った生活を体験するのです。 これは、インディアンにとうもろこしが伝わったおはなしです。 絵がすばらしいので、子ども達はその個性的な世界にはいってしまったようでした。 やはり、以前の読み聞かせより子ども達の集中力が違います。 しっかり聞いてくれました。 三冊目 さかさまさかさま マリオ・ラモ 作 原光枝 訳 平凡社 この絵本はちょっと変わっています。 すべてがさかさまのせかいにいきるはつかねずみが主人公です。 そう、ひとりだけ違うのです。 おとなからみたら、この絵本子ども達がどう感じるか?わからなかったのです。 でも、いろいろな絵本に出会うことは楽しい。 そう思って入れてみました。 子どもの想像力は柔軟です。 このハツカネズミの気持がわかるし、絵本のさかさまな絵が大変気に入ったようです。 とてもいい反応がありました。 このえほん、今度はさかさまによんでみたらおもしろいかも? 4冊目 ルラルさんのにわ いとうひろしさく ポプラ社 この絵本のおもしろいこと おもしろいこと。 今回は、いつもより間を多くとって読み聞かせて見ました。 子ども達がおはなしの展開を考えるのです。 芝生のうえでみんながねころがっているのをみておおよろこびでした。 この絵本、大好きです。 5冊目 ぎゅっ ジェズ・オールバラ 作・絵 徳間書店 子ども達はこの絵本を知っていました。 「ぎゅっ」っていってね。といってから、読み聞かせました。 「ぎゅっ」このことばに込められた感情、意外と難しいのです。 家で何度か練習しました。 絵本の読み聞かせ、言葉が少ないと意外に難しいのです。 子ども達、思い思いにいってくれました。 こののびのびした感性を育てたいと思いました。 今年最初の読み聞かせ、順調にスタートしました。 次回は1月24日です。 まだ、何も考えていません。 探してみますね。お楽しみに。 『さかさまさかさま』以外は日記に書いてあります。 検索してください。 あす、『さかさまさかさま』の紹介をします。
January 10, 2007
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かくれんぼかくれんぼ改訂版 はじめてよむ絵本 五味太郎 偕成社 かくれんぼするとみんな どこかのかげに隠れます。 でも、そのかげもかくれんぼをしていたら? よんでいて、とてもおかしいのです。 今日の読み聞かせにつかうつもりの絵本です。 おもしろくて、ある意味で科学的かも。 大きいってどういうことか、子ども達に理解してもらうのに 大変分かりやすいのです。 そして、視点の違いのおかしさ。 いつかどこかで役に立つなんて考えているのです。 この絵本は読み聞かせを始めたころ、一度使っています。 もう、何年も前ですので、そのころの子ども達はいません。 いい絵本なので、また使います。 読み聞かせの様子は後でかきますね。
January 10, 2007
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ねことらくん 《こどものとも》傑作集 中川李枝子 作 山脇百合子 絵 福音館書店 題はねことらくんですが、主人公は男の子のゆうじくんです。 ゆうじくんは、ねことらくんとお互いの立場を交換します。 ねことらになったゆうじくん。 おかしいのが、しっぽをかんたんにゆうじくんにわたすねことらくんです。 しっぽってかんたんにとれるものでしょうか? そこが、たのしいところ、おはなしだからです。 ねことらになったゆうじくん、どんなことをするのでしょう? ここからさきは内緒です。 かわいいおはなしです。
January 9, 2007
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朝から、日記をのぞいて、ついいじって失敗。もとにもどそうと焦ってもっとたいへんなことに・・・。自分のトップページを消してしまいました。もとの戻しましたが、おかしい!! これ以上触るとまた、おかしなことになりそうなので、とりあえずこのままでおいときます。ゴメンナサイ。でも、ページのなかで、スタートとファイルなどの表示が消えると、どうしていいかわかりません。こんなトラブル、みなさんなら、したくてもできないでしょうが、してるほうはどうしていいか、途方に暮れる始末。分かったことは、とりあえず、よそに飛んで、そこから、ファイルを開き、設定を読んで、終了を探すことです。ファイルの中にありました。こんな経験がやくにたつとは思えないけれど、念のため。もう少し、落ち着いてから、日記を書きますね。朝から散々です。
January 9, 2007
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灯台守のバーディ デボラ・ホプキンソン 作 キンバリー・バルケン・ルート 絵 掛川恭子 訳 BL出版 今、船の航行にはレーダーもあり、無線の連絡、気象情報など 安全に航海出来ます。 それでも、海の事故はなくなりません。 でも、そんなに昔でない時代、これらはありませんでした。 そのなかで、灯台が船の安全を守るために必要だったのでしょう。 実際、灯台守の日記がたくさんあり、そのなかのものを参考に 創られたフィクションの絵本です。 おとうさんが灯台守になり、家族でその仕事をささえます。 10歳の少女バーディがつけた日記をとおして、描き出されています。 おとうさんは海の男漁師で、灯台守に選ばれるのです。 大変名誉なことだと、これを読んで知りました。 それは、灯台の灯がたくさんの船の命綱だったのでしょう。 この絵本を読んで、灯台とそれを支えた灯台守と家族の歴史。 その責任感の重さと使命感。 この絵本はたくさんのことを教えてくれます。 絵本ですが、重みがあります。 絵本だからこそ、短いものに込められたものがあり、 そのひとつひとつに驚嘆するのです。 2006年9月に出されたばかりの絵本です。 でも、在庫数はすくないようです。 小学高学年から大人向きです。 この絵本はこれから長くひとのこころに残る絵本です。
January 8, 2007
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きつねのでんわボックス 戸田和代 作 たかすかずみ 絵 金の星社 1996年に出され、2006年に絵本用に書き下ろされたものです。 あふれる親の愛情が絵本の表紙にみえたので、借りてきたのです。 つい涙ぐみながら、読みました。 ははぎつねはこぎつねをなくしてしまいます。 哀しみのなかで、あるひ、でんわボックスのあかりをみつけます。 そこに、やってきたのがおとこのこ。 とおくにはなれたおかあさんにでんわをかけています。 もし、いきていれば、こぎつねはあのくらいなのかしら。 ははぎつねは、おとこのこをみまもります。 そして、あるひ、でんわボックスが閉鎖されることに。 ははぎつねは、おとこのこのためにでんわボックスに化けます。 ほんとは、このきつね、ばけることができなかったのですが。 ははの愛情が不可能を可能にする。 そんな、メルヘンです。 そして、ここで、起こりえないこと、もうひとつのメルヘンが・・・・。 このことで、ははぎつねはいきるちからをえるのです。 黒井 健さんのように、絵がやさしくあたたかいのです。 あまり、知られていませんが、名作です。 第8回ひろすけ童話賞を受賞しています。 やさしい気持でいっぱいになる絵本ですよ。 1996年の絵本です。
January 7, 2007
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森のなかへ 児童図書館・絵本の部屋 アンソニー・ブラウン 作 灰島かり 訳 評論社 人間とは習慣に左右されるのでしょうか、日記を夜書くことに 慣れてしまい、つい絵本を読んだまま、かかずにいるこの頃。 悪い習慣はすぐやめることにしましょう。 なるべく朝のうちにかくことにしますね。 この絵本、自分がもりに迷い込んだ気になる絵本です。 あさ、おきるとパパがとつぜんいなくなっていた。 とてもふあんで、おかあさんもしずんでいる。 おばあちゃんのおみまいを頼まれた少年。 ママに「だめ!」といわれた近道、 それは森のなかのみち。 不安なせい?それとも少年の想像力のせい? もりのなかはこころのなか? 不思議なものがたりです。 やっとおばあちゃんのいえにつくと、 そこにはおとうさんが・・・・・。 もりをぬけて、おばあちゃんにあえた喜び。 そして、おとうさんに会えた安心感。 そして、いえにかえると、うれしそうにむかえてくれたおかあさん。 おばあちゃんのいえにおつかいにいくというおはなしが こんなに豊かな感受性を刺激するものがたりになるなんて すごいですね。 アンソニー・ブラウン さんは世界でも最も高い評価を得ている絵本作家の ひとりです。 読めば納得!! ここでは、絵のデッサンのすごさが見えないのが残念です。 森の木々、葉っぱにいたるまで、その精確なデッサンは すばらしいのです。でも、どこか不思議なのです。
January 6, 2007
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ルラルさんのにわ いとうひろしの本 伊東寛 ポプラ社 今年最初の読み聞かせに使おうと借りてきた絵本です。 この絵本は一度読み聞かせに使い、大変人気がありました。 この日記でも紹介していますが、ずいぶん前なので、再度書きますね。 大変人気のルラルさんシリーズの一冊目です。 ルラルさんはちょっとこだわり派なんです。 だから、たいせつにしているにわにだれもいれません。 でも、ある日、そのにわにおおきな丸太が・・・・。 それは、丸太ではありません。 おおきなわにです。 追い出したいルラルさん。 でも、こわいですよね。 ところがわにがルラルさんをよぶのです。 いっしょにねころんでみろって。 すると、そのきもちのいいこと、いいこと。 それから、ルラルさんのにわはねころんだどうぶつたちでいっぱいです。 どのかおもきもちよさそうなのです。 読み聞かせの絵本をいろいろ選んでいるうちに、一番大事なことをメインに しようと思いました。それは、楽しく笑える幸せな絵本です。 このルラルさんのシリーズはその意味でとてもいい絵本で安心して使えます。 長く読み聞かせをしてきたので、つい手を広げてしまいます。 今回は、この絵本と、五味太郎さんの絵本を組み合わせて、 あと、目先の変わったものを選ぶつもりです。 今年も楽しい読み聞かせをしていきたいですね。
January 5, 2007
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まいごのこねことふしぎないえ 絵本のおくりもの 森津和嘉子 金の星社 こねこをつれて、野原に遊びに来たこどもたち。 日本の豊かな秋の野原、よく知っている植物がいっぱい。 おやつもいっぱい。 私の子どもの頃は、色々なものを見つけて食べていました。 そうしているうちにこねこがいません。 さがしていると、ふしぎないえにたどり着きます。 そこには・・・・・。 この絵本を読んで、自分もしたことあるかたもいるのでは? わたしは、こんな遊びをしていました。 だから、自分の遊び場所の野山のどこになにがいるか、だいたい知っていました。 今のこどもたちの遊びとちがうかも。 懐かしい日本の秋を満喫する絵本です。 あとがきに、絵本で描かれた22種類の植物の名前も載っています。 絵が美しくて、魅力的なのにお見せできないのが残念です。 野山で遊ぶ子ども達はいきいきしていて楽しいですよ。
January 4, 2007
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わたしからあなたへそうえんしゃ・世界のえほん アデル・ジェラス さく クリフ・ライト え なおのようこ やく 草炎社 詩と絵が優しい雰囲気をつくりだしています。 すーとこころの届きます。 2006年9月に発行されたばかりの絵本です。 やさしい愛情を感じて下さい。
January 3, 2007
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ちびうさにいちゃん! ハリー・ホース 作 千葉茂樹 訳 光村教育図書 人気のイギリスの絵本です。 このちびうさシリーズは何冊か紹介しています。 2006年9月に出された最新版です。 今回はみつごがうまれます。 おにいちゃんになっておおはりきりのちびうさです。 でも、・・・・・。 いろいろありますが、最後はなかよくいつもいっしょです。 子どもの視点で書かれているので、子ども達の共感すると思います。 これを読んで、ちびうさもちょっぴり成長したみたい。 かわいいおはなしです。
January 2, 2007
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100万回生きたねこ 佐野洋子 講談社 あけましておめでとうございます。 今年、一冊目の絵本です。 よく知られた絵本です。 そして、なにより、生きること、愛することを再認識してしまう本です。 この子どもから大人まで幅広く読める絵本です。 去年、私は孫に恵まれ、義父を亡くしました。 生と死を身近に感じた一年でした。 わたしも、このねこのような生き方をしたいと思います。 皆さんもきっとそう思われるでしょう。 大変再販の多い絵本、理由はいうまでもありません。 新春の抱負を代弁してくれた絵本です。 今年も宜しくお願いします。
January 1, 2007
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