With all my heart.

With all my heart.

2005.01.20
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昨日、〝Sky(スカイ)〟がこの世からいなくなった。Skyと言うの
は、通学路の途中にあった大きなドングリの木のこと。Skyと呼び
始めたのは小学校の時。倉橋燿子さんの「いちご」という本に魅せ
られた頃だった。話の中で、主人公の女の子は植物や動物と話をす
ることが出来るようになる。ちょうど周囲の友達関係が複雑になり
始めた頃だったから、私は植物や動物と話せるという事に憧れた。


話すために必要な条件は、良い心でいること。

他人を嫌ったりねたんだりする心でいると、植物達の声は聞こえない。

いつもそんな気持ちでいるのは難しかったから、まず「おはよう、

かったけどほぼ毎日続けた。


中学校になると、人間関係はますます複雑になるばかりで、昔みた
いに挨拶を出来る状態ではなかった。けど数少なかった、気持ちが
穏やかな日は挨拶をした。


高校の合格通知が来た日に、今付き合っている人と町の本屋へ行っ
た帰り、Skyが西日に照らされて綺麗だった事もあった。


合格した高校は隣町で、幸い母の勤め先も隣町なので、母の車に便
乗して登下校をしている。たまの休みに自転車でSkyの側を通る時
はSkyを見上げて挨拶をしていた。


─そして、昨日の夜。塾の帰りに、Skyのいる道を通った。けどSk
yはいない。





今朝も細雪が降る中、Skyがいた場所を通った。すると、昨晩は見
えなかったSkyの切り株が見えた。よく見えなかったけど、3~40
年、いやそれ以上生きてたようだ。


今朝だけは見上げないで横、それからななめ下を見て、いつもと違
う挨拶をした。







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Last updated  2005.01.20 17:20:11
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