わんころりん☆にゃんころりん

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2007年01月15日

介護・・・

カテゴリ：いのち

犬猫と暮らしている誰もが通らなければならない道・・・
元気であれ病気であれ老齢は迎え　死によって別つ日が来る

ある日突然来て『うそでしょ!？』と言う経験もある
介護をさせてもらうこと・・
それは動物が齎してくれる最後の御礼の時間だと考える・・・
心の準備・・満足感　達成感　走馬灯のように回る楽しく暮らした日々・・
そんな色々な思いを沢山沢山残してくれる毎日・・

今・・自分の体が思う様にならず焦れまくっているファルコン・・・
『 究極の選択
彼女にとって自分が世話をした初めての犬なのである
生まれてからずっと犬まみれで暮らしてきた彼女は大型犬達には『犬の世話』を受けたが　世話をすることのできる年齢ではなかった

散歩中に中学校の後輩と出合った・・
後輩もM・ダックスを連れていた
後輩には連れがあり若者同士３人でで談笑していた・・・
後輩の連れは16歳だという
『ハルのが年上じゃん』と皆で笑っていた

１８歳・・・人間で言ったら高校３年生！
受験真っ只中ってことになるんだ
７+４×１７＝７５・・犬は立派なお爺さんとなる

はじめの数年は華麗なるチャンピオン犬の日々を送り

萎えた筋肉では起き上がることすらできなかった
今まさにその時と同様な状態にならんとしている

しかし大きく違うことは気遣う家族がいつも看ていること
もう保護した時のように歩く訓練をすることも筋力の復活もない
衰退していくのみの毎日である

『ハル・・立ってられないなら寝てなさい！　立ってるのなら転ばない！』に対して
娘が言った言葉『 究極の選択 だね　どうする？』
ドッテッッ・・・転んでしまう
その横でナイヤンもドテッ！っと真似をしている・・・
光景は笑える・・・

しかしファルコン父ちゃんは必死である
起き上がることは最近諦めた様である
その証拠の『オイ転んだぞ～～～っ！』と大声で呼ぶ
以前起き上がろうと必死にもがいて死の淵を覗いてしまったことが何度かあった
その時の体重の激減が筋力の萎えを早めてしまった感がある
パフィー母ちゃんはファルコン命で惚れ込んでいる
倒れた父ちゃんの周りを猫達からガードに余念がない
母ちゃんは子育て名人・・
猫は遠巻きに心配そうに眺め始める
私がなかなか現れないと猫達が呼びに来る・・・

仲間なんだなぁ・・
仲間意識なんだなぁ～・・
しみじみ多頭飼いの有難さを感じる時である

皆で父ちゃんを気遣い守っている
普段ちょっかいばかりかけている猫達もいざとなればちゃんと父ちゃんの為に頑張ってくれる
この子達を家族に持てた事・・・
財産である

介護は何時の場合でも奇麗事では済まされない
処分場に持ち込んでしまうことも解らぬではないほど　様々なことが起きる
しかし　長い間共に暮らし　生活の中で心の隙間を埋め続けてくれた子等に感謝の気持ちを持って最後の日まで共に過ごし終えて欲しいと心から思う

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