わんころりん☆にゃんころりん

わんころりん☆にゃんころりん

2024年08月10日
XML
「おそらくAMIが最初で最後の金メダリストとして歴史に名を刻むことになる」
パリ五輪ブレイキンで“初代女王”の快挙も仏紙が注目報道…
こんなに面白いのにもう五輪から消滅?

RONSPO 8/10(土) 8:17配信




パリ五輪の新競技、ブレイキンの女子が9日、コンコルド広場で行われ、決勝で湯浅亜実(ダンサー名・AMI、25)が3-0でリトアニアのドミニカ・バネビッチ(同・Nicka、17)を破り、栄えある初代金メダリストに輝いた。
だが、2028年のロス五輪では米国が発祥の地であるにもかかわらず競技から外される方向で、フランスのスポーツ紙『L’EQUIPE』は「おそらくAMIは最初の最後の金メダリストとして歴史に名を刻む」との注目報道を行った。

 100年を超える五輪の歴史に「AMI」の3文字が刻まれた。
 コンコルド広場を舞台に行われたパリ五輪の唯一の新競技、ブレイキンの女子決勝。
出場16選手が4組に分かれる1次リーグ、上位2人ずつが進む準々決勝、そして準決勝を勝ち抜いてきた湯浅とバネビッチによる最後のパフォーマンス。
先攻を選んだバネビッチに湯浅がアンサーで応える順で、3ラウンドの勝負が終わった。
 MCによるマイクパフォーマンスが会場を盛り上げるなかで、観客の視線は電光掲示板へと注がれる。
9人のジャッジが技術性、多様性、完成度、音楽性、独創性の5つの項目をそれぞれ20点満点で採点。
トータルで湯浅が上回ったと判断したジャッジは赤色の、バネビッチの場合は青色のボタンを押していく。
 第1ラウンドは6-3で湯浅が制した。
そして、接戦となった第2ラウンドも5-4で湯浅に軍配があがった瞬間に勝負が決した。
最終的には第3ラウンドも5-4で制した湯浅が、ダンサー名の「AMI」とともに初代金メダリストに輝いた。
 もっとも、まばゆいスポットライトを浴びたヒロインは、フラッシュインタビューに応じてもまだ、自身が成し遂げた快挙にピンときていなかった。
「まだ実感できてないというか、本当だったら泣きたいくらいにうれしいはずなんですけど、いまはちょっとフワフワしている感じです」

 実は準決勝で一世一代の勝負を仕掛けていた。
 対戦相手のインディアデウィ・サルトジョー(18、オランダ)のパフォーマンスを目の当たりにして、さらに決勝で繰り出す予定だったムーブを前倒しして披露すると決めた。
そうしなければ、INDIAのダンサー名をもつ相手に負ける。
2019年と2022年の世界選手権を制するなど、湯浅のなかで積み重ねられてきた豊富な経験が、土壇場でのプラン変更を即決させた。
 準決勝は3-6、6-3、8-1と2-1で制した。
湯浅自身は詳細を明かしていないが、おそらくは第1ラウンドのミスを踏まえてプランを変更し、大差をつけた第3ラウンドにつなげたと見られる。
フラッシュインタビューではこう続けた。
「なので、決勝はもう楽しもうと思って。対戦相手も同じチーム(Good Foot Crew)だし、とにかく思いきっていこうと」
 多様性や独創性も問われるブレイキンでは、ひとつの大会で同じムーブを繰り返すと減点の対象になる。決勝のムーブを新たに組み立てる必要もあったなかで、豊富な引き出しのなかからすぐに最適解を見つけ出して頂点に立った。
 ブレイキンの起源は1970年代のアメリカにある。
ニューヨーク発祥のヒップホップ文化のなかから生まれた、自由度の高いダンスパフォーマンスを特徴としている。
ダンスに合わせる音楽は、実は選手たちは事前に知らされていない。
DJがその場で選択した音楽に選手たちが即興で得意とするムーブで踊っていく。

さらにこの競技では、女子選手を「B-girl」、男子選手を「B-boy」と呼ぶ。
競技発祥の地である米紙の『USA Today』は、16人の「B-girl」の頂点に立ち、初代金メダリストの肩書きを手にした湯浅のパフォーマンスを次のように報じている。

「日本からやってきた、湯浅亜実を本名とする25歳のB-girlのAMIは金曜日の夜に、コンコルド広場で繰り広げられたブレイキンの決勝戦で、パワームーブとトップロックの完璧なコンビネーションで観客の喝采を浴びた」

 パワームーブとは身体のさまざまな部分で、独創性とアクロバティックさを伴いながら回転や跳躍する動きを、トップロックとは立ち踊りをそれぞれ指す。
姉の影響で小学校1年のときにヒップホップに夢中になり、同5年生でブレイキンをはじめた豊富なキャリアが、多彩なバリエーションのパワームーブとトップロックを身につけさせた。
 会場には国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(70)も駆けつけ、湯浅をはじめとする出場選手たちのパフォーマンスに拍手を送っていた。
 前出の『USA Today』は記事のなかで、次のように言及しながら、IOCのトップがコンコルド広場の特設会場にいた理由に触れている。
「ブレイキンはIOCが若いファンにアピールし、夏季五輪に都会的なテイストを加えるための幅広い取り組みの一環として、前回の東京五輪でデビューしたスケートボードやサーフィンに続いて新たに導入されたニューウェーブスポーツのひとつである」
 一方で理由は明らかにされていないものの、4年後のロサンゼルス五輪の大会組織委員会は昨年10月に、ブレイキンを追加競技候補から外す決定を下した。
こうした状況を受けてフランスのスポーツ紙『L’EQUIPE』はこう報じた。
「4年後の2028年にロスで開催される次回大会で、ブレイキンは実施されないため、AMIはオリンピックのブレイキン競技で最初にしておそらくは最後のゴールドメダリストとして歴史に自らの名を刻むことになるだろう」
 メダリストが臨む記者会見で、湯浅はこう語っている。
「パリで開催されるオリンピックの一部に、ブレイキンが入ったことはすごくうれしかったし、ブレイキンの素晴らしさをみんなで伝えられたと思っています」
 対戦相手とのソロバトル方式で実施されたパリ五輪では、湯浅の場合、1日で15ラウンドものパフォーマンスを披露している。
もしかすると最初で最後になるかもしれないヒノキ舞台で、魅せるだけでなく過酷な競技性も兼ね備えるブレイキンの面白さを、世界中へ発信できた1日が金メダリストの笑顔をさらに輝かせた。
 現地時間10日には大能寛飛(19、HIRO10)と、開会式で日本選手団の旗手を務めた半井重幸(22、Shigekix)がメダル候補として臨む「B-boy」が行われる。


【転載ここまで】






見ごたえのあるパフォーマンスが楽しめた
このオリンピック種目が たった1回の大会のなるかもしれないが きっと若者の心をとらえて離さないであろうブレイキンの躍動だったと思う





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2024年08月10日 23時18分26秒
コメント(0) | コメントを書く
[オリンピック・パラリンピック] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

プロフィール

ファルコン・トロン

ファルコン・トロン

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

管理人@ Re:使い勝手がよさそう!!(10/13) お値段見っけ! https://brunobike.jp/pro…
管理人@ Re[1]:猫の意思と尊厳を守りながら介護(11/11) 茅ヶ崎 1991さま 秋は何処へ? という…
茅ヶ崎 1991@ Re:猫の意思と尊厳を守りながら介護(11/11) ファルコンさんへ 一気に寒くなりました…
管理人@ Re[1]:犬猫11頭“ペット虐待”の疑い(10/19) 茅ヶ崎 1991さまへ お散歩には絶好のコ…
茅ヶ崎 1991@ Re:犬猫11頭“ペット虐待”の疑い(10/19) ファルコンさんへ こんにちは。 朝晩は、…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: