Blue Crescent ( in 楽天)

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2006/03/14
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カテゴリ: 外国映画
先日深夜に地上波で放映した「 救命士 」を紹介しよう。


街の浄化運動が行なわれる遥か以前だ。
当然、街は麻薬と暴力に支配されている。
救命士のフランクは、半年前に救うことができなかったホームレスの少女ローズの幻影に悩まされていた。
この件以来、彼が運んだ患者はことごとく助けられずにいた。
食は細くなり、まともに眠れない日々が続き、彼の精神は崩壊寸前だった。
そんなある日、フランクは心拍停止から辛うじて蘇生した老人バークとその娘メアリーを救急病院へ運ぶ。
救急病院ではストレッチャーに縛りつけられた男が水を求めてわめいていた。
医師によると、体内の塩分量の関係で水を摂取すると死に至る難病らしい。
だが、その男とは幼馴染みのメアリーは、ストレッチャーの拘束具をはずしてやるのだった。
そんなメアリーの心優しい行動になぜかローズの面影を重ねたフランクは、彼女の力になろうとする。
その一方、仕事は激務の域へ達しようとしていた。
繰り返される現場と病院の往復。
フランク自身の心の休まる暇はない。
限界と考えたフランクは上司に辞職願いを出すが、やんわりとかわされてしまう。
フランクに唯一のやすらぎがあるとしたら、あの老人の娘メアリーとのふれあいだった。
なおも続く激務の最中、メアリーはかつて自分が麻薬中毒者だったという過去を打ち明ける。
そんな彼女にますます思い入れしていくフランクだったが…


この映画は、かつてのニューヨークの汚れた一面を描き出している。
すぐ近くに死があり、その恐怖から逃れるために人々はドラッグに手を出す。
そんな混沌の街で、懸命に働く救命士。
日本でいう救急隊員だ。
彼らは本部からの通報で救急車で現場へ急行し、応急処置を施した患者を救急病院へ搬送する。
2交代制の激務のため、やはりなり手が少ないようだ。
そんな救命士のひとりが抱える葛藤と克服の物語が本作である。


それにも増して作品全編に渡って影を落とすのが、ドラッグの存在だ。
ドラッグによってボロボロになった患者も描き出され、雰囲気はかなり重い。
鑑賞後に観てよかったと感じるタイプの作品ではない。
観ながら色々と考えさせられるタイプの映画なのだと思う。
観る人を選ぶ映画なので、気軽に観始めると後悔するかもしれない…


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Last updated  2006/03/14 10:21:33 PM
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