Blue Crescent ( in 楽天)

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2006/04/14
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カテゴリ: 日本映画
あなたは「 銀河聖戦士 サイクロプス 」という作品を知っているだろうか?
かつて“ぴあフィルムフェスティバル”にも出品された8ミリ映画だ。
カリグラフやダイナメーションなどの、8ミリ映画では定番の技法を駆使した特撮映画である。


たまたまそれを塾帰りに目撃した少年は、翌日遊び仲間に得意げに話す。
早速見に行こうかという話になり、仲間を連れ立って見にいくと、そこには新築のマンションが建っていた。
昨日まではマンションなんてなかったのに、誰も気付かない。
そんな状況に疑問を感じた少年たちの元に、宙に浮く怪しげな石が語りかける。
「私は宇宙の意志だ…」と。
驚愕する少年たちに“宇宙の意思”と名乗る石は、人の姿を模して見せた。
“宇宙の意思”と名乗る石が形作ったのは、怪しげな老人の姿だった。
そして、この惑星の危機を警告する。
悪の帝王と呼ばれる銀河の破壊者が地球に侵入したことを。
“宇宙の意思”は、少年たちに武器らしきものと指輪のような形の宝石を与えると、消えてしまった。
先刻のマンションが怪しいと睨んだ少年たちは、二手に分かれて侵入するのだが…


映画としての作りは荒いものの、練りに練られたパロディ満載の作品だ。
かなりSFとアニメに精通していないと気付かないようなパロディが潜んでいる。
一橋大学はTACの製作した「無軌道戦士 ファンダム」にインスパイアされて製作されたというが、本作の方が起承転結がはっきりしており、物語としては面白い。
製作したのは、 OAC というアマチュアフィルムメーカーのグループだが、続編を企画しながらも諸事情で実現しなかったのは残念だ。

また中盤のドッグファイトシーンでミニチュアをセルに貼り付けて動かすという斬新な表現を試みた点も注目したい。
私の知る限り、こんな手法を選択した映像は見たことがない。
効果的であったかどうかは別として、そのチャレンジャー・スピリットは、見習うべきかもしれない。
ダイナメーションは、かなり緻密な動きを再現している。
が、シーン自体がやや長いため、冗長に感じさせてしまう。
とはいえ、今の技術でリメイクしたら、大化けする可能性は高いだろう。

映像ソフト化はされていないため、鑑賞が困難な点こそ最大の欠点と言えよう。





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Last updated  2006/04/14 09:55:36 PM
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