Blue Crescent ( in 楽天)

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2006/06/13
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カテゴリ: 日本映画
CSで「 ISOLA 多重人格少女 」放映してたので観た。
劇場公開時には、イマイチ踏ん切りがつかなくてスルーしてしまった作品だ。

夜明け前の神戸。
突然の轟音。
阪神大震災だ。
その被災地・西宮に向かう夜行バスの車内に、赤い服を着たひとりの女性・由香里がいた。
やがてバスは、まだ薄暗い夜明け前の西宮に到着する。
いつしか雨が降り始め、被災地をより一層陰鬱に感じさせた。
現地の惨状は、彼女の予想以上にひどいものだった。
そんな中、犬に吼えられている少女を見かける。
少女のいた辺りへ駆けつけるも、少女の姿はない。
そして吼えていたはずの犬もいなくなっていた。
気になって付近を歩き回ると、犬の死骸を発見する。
近くには、血に染まった傘が落ちていた。
少女のさしていた傘だ。
だが、そこにはもう少女の姿はなかった。
彼女は、避難場所になっている西宮スポーツセンターを訪ねた。
ボランティアに参加するためだ。
多くのボランティアが忙しく動き回る避難所。
飲み物を配っていたボランティアが老人に突き飛ばされてお茶を被ってしまう。
ある理由から睡眠薬を欲しがった老人に、杓子定規な対応をしたボランティアが怒りを買ったのだ。
この老人の狼藉に、たちまち他のボランティアたちが集まるが、他の被災民たちも集まってきて口論となる。
その混乱の中、ボランティア参加していた由香里は、老人の行動の原因を第2次大戦中の記憶と震災の記憶が入り混じって混乱を起こしていることを看破する。
老人の孤独を慰める彼女の姿にボランティアと被災民の衝突は回避された。
そう由香里には、人の心を読む力があったのだ。
しかし、この能力は、彼女には重荷だった。
周囲の人々の思念が無制限に自分の心になだれ込んでしまうのだ。
彼女は、向精神薬の常用で能力をセーブしていた。
このために、彼女はずっと孤独の中で生きてきたのだった。
避難所でも人々の思念を避けて、ひとり廊下の片隅でうずくまる由香里。
夜間巡回をしていたボランティアの野村浩子は、そんな由香里の姿を見かねて自分の下宿へ連れて行く。
彼女の部屋には、足の踏み場もないぐらいに心理学の本が平積みになっていた。
もちろん、片付けないと布団を敷く場所もない。
本の山を片付けながら、浩子は「臨床心理学士として私立高校でカウンセリングをしている」と語った。
彼女は、バウムテストという深層心理テストで、学生が描いた木の絵を由香里に見せた。
浩子の話では、すべてひとりの少女が描いたという。
その少女こそ、由香里が雨の中で見かけた少女だったのだが…


原作は、貴志祐介の「十三番目の人格―ISOLA」という小説だ。
思わせぶりな冒頭の展開に反して、思ったほど怖くないというのが正直な感想だ。
これは、多重人格の演じ分けが充分でないことが大きい。
また物語後半で、心霊現象を絡めたために、やや話の焦点がぼけてしまったように感じた。
やはり心理サスペンスやサイコホラーな部分に絞り込んだ展開にするべきであったと思う。
原作がどうあれ、限られた時間の映画で描くには少し無理があったのではないだろうか?


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十三番目の人格(ペルソナ)
原作小説「 十三番目の人格(ペルソナ)~ISOLA~ 」





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Last updated  2006/06/13 05:42:10 PM
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