Blue Crescent ( in 楽天)

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2006/07/31
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カテゴリ: 外国映画
午前中に入稿を済ませて、ひと段落。
CSで「 エクソシスト・トゥルーストーリー 」をやっていたので鑑賞した。


連合軍のとある部隊に従軍神父として同行していたのだ。
だが、部隊はナチスドイツの猛攻の前に壊滅状態となった。
進撃してくるドイツ軍は、ひとりたりとも生かしておかないつもりなのか、降伏を申し出る者も次々と虐殺する。
そればかりか、力尽きて倒れた者たちまでに銃剣を突き立ててまわった。
そんなドイツ兵の目を盗み、地面を這うように進んで、どうにか廃墟と化した建物の影に身を潜めるボウダン。
彼がそこで息を潜めていると、ひとりの連合軍兵士が祈りの言葉を求めてくる。
負傷兵だ。
傷を負い、自らの死期を悟ったのだろう。
神父の祈りの言葉に魂の救いを求めたのだ。
だが、ボウダンは「声を出したらドイツ兵に見つかる」と祈りの言葉を拒絶してしまう。
それでもなお、魂の救いを求める負傷兵。
ついに根負けしたボウダンは、彼の魂に救いを与えようとするが間に合わずに事切れてしまう。
直後、ドイツ兵に発見されたボウダンは、銃剣で突かれる。

悲鳴をあげて飛び起きるボウダン。
そう、これは悪夢だった。
かつてボウダンがフランスに従軍した時の記憶だ。
戦争が終わってから何十年も経つというのに、未だにボウダンの心を蝕む苦い思い出だ。
そして今もボウダンの脇腹には、銃剣で突かれた時の傷跡が残っていた…

場面はかわって、住宅街の中流家庭。
マンガ好きのどこにでもいる普通の少年ロビー。
何度か怖いマンガを読んで悪夢にうなされたことから、親からはマンガを取り上げられていた。
彼の家に同居する叔母のハンナは自称霊媒師で、時々ヴィジャ盤を用いた降霊術を執り行っていた。
ロビーは、この叔母になついていたが、母親はそれを快く思っていなかった。
叔母のハンナが亡くなると、彼女の使っていた部屋はロビーに与えられた。
そんなある日、ロビーは学校で同級生から叔母のハンナを侮辱される。
その直後、机が勝手に動き、同級生と担任教師に軽い怪我をさせてしまう。
結果、ロビーは停学になってしまう。
激怒した父親がロビーに折檻をしようと迫ると、今度はソファが勝手に動きまわった。
ロビーを救いたいと思うものの、お金を使いたくない両親は、ある牧師に相談する。
その牧師は、ロビーの実体を知るや否や預かって治療するという。
無料ならと同意する両親だったが、その男はいい加減な牧師だった。
ロビーを観察した記録を怪しいオカルト誌へ記事として投稿しようと考えていたのだ。
ところが、その夜異変が襲う…


タイトルの通り「 エクソシスト 」の物語のモデルとなった実話を映画化したもの。
事実と言うことで、いたずらにセンセーショナルな描き方をしていない。
神父と悪魔の対決の場面でも「 エクソシスト 」に比べたら、あまり迫力は感じられない。
こういった点から「 エクソシスト
しかし、これはこれでいいのだと思う。
この作品は、実際にあった事件を描くことに主題が置かれている。
ドキュメンタリー映画を脚色したら“ やらせ ”にしかならないように、実話を脚色したら“ 絵空事 ”にしかならない。
(もちろん映画として作られている以上、多少の脚色は否めないだろうが)物語として特別面白くしようとは考えられていない。
決してホラー映画として作られている訳ではないのだ。
それゆえに「 エクソシスト 」のように派手に見せる必要はないのではないだろうか。
むしろ淡々と描かれるからこそ、実話としてのリアリティが増すようにも思える。
そういう意味では、実にドキュメンタリー的な描き方をした映画といえよう。


入手したい人は、急いだ方がいいかもしれない。

最後に繰り返しておくが、この作品は怖さを期待して観る作品ではない。
戦争で病んだ神父の心の葛藤と悪魔に取り憑かれた少年の心の再生を描いた作品だ。
ここを取り違えて観ると退屈この上ないことになるので注意して欲しい。





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Last updated  2006/07/31 06:16:25 PM
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