Blue Crescent ( in 楽天)

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2007/03/04
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カテゴリ: 外国映画
たまたまレンタルしたビデオか何かに収録されていた予告編で大変気になっているのだが、どうにもはずれっぽくて手を出せない作品はないだろうか?
今回ご紹介する「 ワイルドグリズリー 」がまさにそれだった。
先日、深夜地上波で放映されたので観た。


喉が乾いたと言う妻と子に車まで飲み物を取りに行く父親。
クーラーボックスを開け、飲み物を手に戻る。
だが、彼はクーラーボックスのふたを閉め忘れていた。
開けっ放しのクーラーボックスの中には冷凍の肉が入っており、周囲に肉の臭いを振り撒いていることに男は気付かない。
その臭いに誘われて野生のグリズリーが近寄ってくる。
グリズリーの接近に気付いた父親は、家族に車へ乗るように促す。
間一髪、車に乗り込んだと思ったところ、後部ハッチが開いていることに気付く。
慌てて後部ハッチを閉める父親。
皆の注意が後部ハッチに向いている時、一番下の子がぬいぐるみのクマを取りに外へ出てしまう。
父親はその後を追って、車外へダッシュする。
迫るグリズリー。
テントに逃げ込む父子だったが、腹を空かせたグリズリーの前にはテントはないも同じだった。
父親はグリズリーに襲われ、生きたまま足を貪り食われる。
そこへ1台の車に乗った男が駆けつける。
彼は麻酔銃でグリズリーを眠らせるのだった…


こんなアバンタイトルで始まる。
ここまでは、まだ期待できそうに思われるかもしれない。
しかし、冷静に見るとおかしなことに気付かないだろうか?
グリズリーに限らず、野生の動物は獲物を仕留めずに食べたりしない。
必ず獲物の息の根を止めてから食するものだ。

普通内臓から食べるのである。
少しばかり動物の生態に知識があれば、すぐわかることだ。
このアバンタイトルで観るのをやめた人、正解である。
予告編の時点での危険な予感は、見事に的中していた訳だ。
やりたいことは伝わってくるのだが、予算と演出力が伴っていない典型的な映画だった。
特にグリズリーの殺戮を期待している人は、がっかりだと思う。
グリズリーに食われる人間は、わずか3人だ。
しかも最後までグリズリーは退治されない。
カタルシスの発散がないまま、半ば強引にハートウォーミングな方向へ持っていって終わってしまうのである。
グリズリーに食われた人にも家族がいるだろうに…
その家族の気持ちは、置いてきぼりなのだ。

かなりシナリオの練り込みが、足りないのではないだろうか。
そういう意味では、反面教師となる映画である。
たまには、こんなダメ映画もよいのではないだろうか?
ダメ映画をいろいろ見ているからこそ、本当によい映画に出会った時の感動が大きくなる…かもしれない。







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Last updated  2007/03/04 10:04:27 PM
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