Blue Crescent ( in 楽天)

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2007/04/20
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カテゴリ: 日々の出来事
本日午前中、無事入稿完了。

それにしても便利な時代になったものだ。
一昔前は、原稿用紙での入稿がほとんどだったというのに、今ではほとんどが電子入稿である。
原稿用紙の買い置きが減らない。
こんな風にペーパーレス化が進むから、原稿自体もデジタルデータとなっている。
万が一何らかのトラブルでデータが失われたら…と考えると背筋が凍るほど恐ろしい。
というのも実は、それに類する想いをさせられたことがあるのだ。

以前にも書いたが、PCへ移行する前、私はパーソナルワープロを使用していた。
こんなにも急速にワープロが衰退するとは思っていなかったことから、原稿などのデータの半数近くはワープロのフロッピーに保存していた。

人に依頼して、すぐに修理に出せばよかったものの、退院してから修理に出せばいいやと先延べしてしまったのだ。
これがよくなかった。
退院後、修理に出す間もなく仕事に追われ、修理に出してる間にどうするかという問題に直面したのだ。
車みたいに代車を用意できる訳もなく、新規に買ったら修理から戻ってきた時に2台となってしまう。
散々迷った挙句「修理から戻って来ても活用可能なものならよかろう」という観点からPCの導入を決断したのだった。
PCなら充分ワープロの代理を務められるはず…そんな考えもあったのはいうまでもない。
この考えは、あながちはずれではなかった。
いや、むしろ代理どころではなかったのだ。
ワープロよりフレキシブルな運用が可能だったことから、当然ながらPCの方が使い勝手がよかったのである。
こうなるとワープロの修理などどうでもよくなってしまう。
PCがワープロに取って代わるのに多くの時間を必要とはしなかった。

この時になって、ワープロのフロッピーでのみ保存されているデータがどうにもならないことに気付いた。
なんとかPCで読み出せないものか色々調べたが、最盛期のワープロは各社独自規格のため互換性が全くなく、中には同じメーカーのシリーズでさえ互換性がないものばかり。
仮にサルベージできたとしても、文字化けしていたら原稿としては意味を成さない。
ワープロに保管していたデータが失われたのに等しい状態であった。
幸いなことに一部プリントアウトしたものが存在したが、これとて完全なものではない。

しかもオリジナルがフロッピーにあることから、プリントアウトしたものはきちんと保管されておらず、一部欠損していたりするものが多数あった。
これでは記憶を頼りに書き直さざるを得ないだろう。
一時期は、ジャンク品やリサイクル品から稼動可能なものをゲットしようと捜していたのだが、見つからなかった。
更にそれに輪をかけて、電気用品安全法なる悪法のために、それらのゲットは絶望的となった。
ということは、原稿のサルベージ自体が非常に困難となったのを意味する。
こうしてまたひとつ幻の作品が陽の目を見ることなく消えていくのだ。

こんな体験をしたからこそ、言っておく。
デジタルデータは、複数のメディアに保管し、必ずプリントアウトしておこう。
保存する上でデジタルデータは、決して完全なものではないのだ。
プリントしたらかさばるって?
ご冗談を。
データが失われることに比べたら、少々保管場所を取られてもなんのことはあるまい。
もっともそれだけのことをする価値のないものなら、そこまでする必要もあるまいが…





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Last updated  2007/04/20 04:57:37 PM
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