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2004年01月22日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
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胸が 痛くて 痛くて 壊れそうだから
かなわぬ想いなら せめて枯れたい!
(flower by l’arc en ciel)

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rewriting the soulっていう本がる。
誤訳なんじゃないかと思うが”記憶を書きかえる”という
邦題をつけ、翻訳出版されている。多重人格に関するごく真面目な、しかし物理学者、哲学者の目から見た、ごく冷静な書であって、結構お勧めです。でもちょっと真面目な興味が無いと、興味本位での読破は難しい分量ですが。私とうちの親父の見たところ、このrewirting the soulというのは”魂”、”精神”、”記憶”(=soul)というものに関して、研究者、治療者、患者の持つ、定義、認識、などの変遷、それらは常に変わってくるものであるし、また恣意的に変えられることさえある(rewrite,rewritable,)という内容のことを指しているのではないかと思うのです。そもそも、多重人格、解離性人格障害というのは記憶の”書きかえ”ではなくて”断絶”なのであって、別に書き換えられた記憶があるわけじゃないので、そもそもオカシイ題名なのです。

で、なんの話かと言うと、記憶。



今回も別れてから初めて、彼と、彼と彼女の間に生まれた子供とに女王様が会いに行った。秘密にしていたのですけれど、彼女はその記憶を覗いてしまって、彼に対する想い、罪悪感などいろんなものを思い出してしまったのです。しかし、また思い出すという作業が私たちと違って、彼女の記憶はごく鮮やかで、まるで昨日のことのように全てが追体験されるようなところがあるらしいのです。(これに関しては体験として判らないのでなんとも言えないのですが)普段は、その前の彼のことは箱の中に封印している。けれど、その女王様が会って来た記憶を覗いたことでその箱の蓋が開いてしまった。普段は”その事自体”を覚えていても、感情は忘れてしまう彼女だけれど、彼への想いは強くて、未だに昨日のことのように忘れずに存在して。彼への想いが彼女の中にまた満ちてくる。

その彼は今でも彼女のことを想っている。今回も一緒に親子三人で暮らさないかと言ってくれたそうだ。しかし、女王様は帰ってきてくれた。女王様の中でも彼に対する気持は少なからずあるだろうけれど、あの人は帰ってきてくれた。彼女だったら帰ってはこなかっただろう。例え帰ってきても心は私のもとには返ってこない。それほどに、彼との記憶は大きく、彼への想いも大きい。

それらは普段封じ込められても、子供という存在はまた常に彼女の中にはあるだろう。

私と彼女の間には、二人の血を継ぐものもない。彼と積み重ねた程の記憶もなければ、悔しいが、今のところ、彼に対しての気持を超える程の私への想いも彼女にはない。だけれども、私の気持ちは絶対に彼には負けないものであるし、私は、彼女の中で彼のいた所に到達したいのではなくて、そのもっと向こうに行きたい。もっと彼女の近くへ。離れられない存在に。

しかし、色んな壁にぶつかって、私の気持ちはまっすぐは届かない。彼の存在もその色々な壁の一つで。思い出を、時間をもっと彼女と積み重ねたいという焦燥感は彼の存在に所以する。

そういった、私の気持ちを知ってか、女王様は彼女の気持が彼の元へと走りそうになり、私の存在を忘れてしまいそうになると記憶を飛ばしてくれる。彼の元に行きたいという気持を止めるということ自体、不自然かもしれないし、それは結果として彼女の”子供の元へ行きたい”という気持も止めることになる。

彼女を子から引き離すということは褒められたことではないだろう。けれども、私は彼女を手に入れる為なら汚くもなろう。彼女自身の中で彼のことが過去のこととして認識され、処理され、私と居る今との別が何らかの形がついて、それでも、私が彼女の気持ちを手に入れる、それまでは何があろうと、子供であろうと彼に繋がるものとは私は関わって欲しくないし、それを望む。利己と言われても構わないし、そんなことは重々考えもしたから。私は何をしてでも彼女を離しはしない。

なんの罪悪感もないわけでもないし、女王様は”やり方汚いけどごまかしながら前に進むしかないだろう”と言う。私も汚いということは認識している。女王様は自分たちが迷惑を掛けているんだから仕方がないというが、そんなとはない。何より彼女が親子3人で暮らすことが無いように、他の男の元に戻ることがないように望んでいるのは私であろうし、女王様を”共犯者”にしてるのは私だろうと思う。

しかし、女王様が記憶を飛ばしてくれたことに純粋に感謝しています。私は彼女と居る為ならば汚かろうと姑息であろうと、構わない。それでも彼女の中から溢れてくる彼への想いを感じながらも、その辛さにとて耐えられる。しかし、女王様がいつのまにか共犯になってくれていて、本当に申し訳ないけれど、貴方無しでは私はやっていけないでしょう。本当にありがとう、と思うのです。

なんだか、ですます調と、である調が混在してるな(苦笑)精神量が持てば後で書き直します(爆)





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Last updated  2004年01月22日 11時55分57秒
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Re:rewriting the soul(1/22)  
Slave るう  さん
いろんなこと・・あるのですね。<br>dravenさんが悩んでしまうの・・わかります。<br>でも、女王様が味方になってくれるということは、彼女さんにとって、dravenさんの元にいる方が幸せだということと思います。<br>なにより彼女さんのことを分かっている女王様ですもん。<br>また・・思ってることを書くこと・・難しいです。。<br>ごめんなさい。。 (2004年01月22日 12時51分22秒)

Re:Re:rewriting the soul(1/22)  
draven  さん
>Slave るうさん<br><br>本当にいつもカキコありがとうございます!<br><br>>でも、女王様が味方になってくれるということは、彼女さんにとって、dravenさんの元にいる方が幸せだということと思います。<br>なにより彼女さんのことを分かっている女王様ですもん。<br><br>なんだろう・・・まだ私も色々試されてるのかもしれません(笑)私の想いを届けたいけれど、やはりそれは言葉ではなく、行動とならねば意味がない。こうやって私がもがいている様を女王様とか彼女は厳しく(でも暖かく)見てるんだと思います。いつも”可愛い”などと言われますが、確かにその様はまだ”可愛い”程度でしかなく。しかし、精一杯である限りは傍に置いてもらえるでしょう。いつまでも”可愛い”ままではいけないと思ってはいます。 男らしいとか女らしいとかどうでも良いのですが、強くなりたいですからね。ま、女王様に可愛いって言われるのは良いかな(笑) (2004年01月24日 11時13分46秒)

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