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2004.11.18
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日も西村食品工業の話であります。学ぶべきものがあまりにも多いのです。

洋菓子メーカーとして親しまれてきたニシムラも戦時中は水産加工をしていた時期があったのです。太平洋戦争が始まってまもない1942年2月21日食糧管理法が制定され、洋菓子の原料調達が次第に困難となってしまっていました。そうです「ぜいたくは敵だ」「欲しがりません勝つまでは」をスローガンに国民が一丸となって節約に挑んだ時期でもありました。そんな中にあって、洋菓子は贅沢の象徴。この危機に直面しては洋菓子のニシムラもたまったものではありません。次々と戦地へ送られるもののそれでも100名あまりの従業員もおり、行く末が不安で仕方がありません。朝な夕な話し合う西村久蔵と弟の真吉。廃業を決意するも、久蔵氏の言ったことが難局を乗り切る鍵となるのです。

「まさか菓子屋が魚を売るわけにもいかないし。」

この言葉に弟の真吉氏は何かをひらめく。

「それいけるよ兄さん!アイデアは固定観念からでなきゃいけない。豆腐は四角だと決めちゃいけない。菓子屋が魚を売ってもいいじゃないですか!」

こんなやりとりがあったと聞きます。
理屈はこうです。米も小麦も狭い日本では土地が限られている。でも海は陸地よりもはるかに広い。北海道は魚は無尽蔵にいる。それを利用しない手はないという事なのです。それで協議の結果削り節を、魚は近海で大量に獲れる鯖と決まったのです。好都合な事にいままでケーキを焼いていたオーブンはそのまま魚を乾燥させる機械に転換することが可能だったのです。思惑が外れて鯖よりも鮫が獲れる事もあったそうですが、予想以上に早い段階で好転し、削り節のニシムラはあっという間に北海道一の削り節メーカーとなっていった。

もう60年以上前のことですが、ピンチをチャンスに変えうるアイデアの持ち主西村兄弟には感服します。





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最終更新日  2004.12.08 23:37:32


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