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2004.11.19
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 今日も愛の鬼才、西村食品工業の話である。倒産した会社とはいえ、学ぶべきところがあまりにも多いのです。

 洋菓子のニシムラとして生まれた西村食品、戦時中は水産加工業にも従事しなければならなかったが、戦争が終わり平和の時代が戻るとやがて洋菓子のニシムラとしての看板が復活する。配給パンの指定工場となったことからコッペパンの製造をはじめる。そんな時思いがけず沢村重一氏が満州から復員する。そうです。沢村重一氏はのちに西村食品工業の社長となるキーパーソンです。このとき西村久蔵氏の計らいで専務として入社するのだが、まず目に付いたのが原料不足でありました。当時は洋菓子の原料ある卵、水飴は統制品、小麦粉は配給品でした。なかでも小麦粉の絶対量が不足していたのです。洋菓子屋にとってこれは致命傷ですね。当時は闇米のように闇買いであれば調達できたのですがニシムラでは闇買いはご法度。

ではどうしたかというと、北海道中の小麦粉の空袋を集めてきたのです。

小麦粉の空袋をどうしたというと、

空袋を叩いて袋の片隅や、布に付着している粉を叩き落とす事を考えたのです。空袋といっても北海道中から集めてくるからその量は膨大なものとなったのです。そして予想通り大量の小麦粉を確保できたのです!

そして足らない卵は、昆布から取ったアルギン酸を、水飴は澱粉を使って洋菓子を作ったといいます。

このアイデア、考え方は至ってシンプルです。あるいは考えつく人もいるでしょう。でもそれを実行したことに凄さを感じ入ってしまいます。わざわざ経済調査庁まで出向いて許可を取ったというのだから驚きです。

でも考え方は抜きん出ていると思うし、自由な発想がそうさせたのでしょうね。この行動は前後の物資不足時代ならではのもの。でも、今現在各方面で成功されている方の行動力とも似ていないでしょうか?






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最終更新日  2004.12.08 23:34:15


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