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2007.11.04
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カテゴリ: 危険な話

どこの家にもある輪ゴム。

あなたはこれが動物にとって危険だと思ったことがありますか?

普通の使い方をしていれば問題はありませんが、小さなお子さんのいる家では手の届かない所に置いておきましょう。

ただの小さな輪ゴムが動物の足や耳や尻尾を落としてしまうことがあります。

ヨークシャーテリアのベティちゃん(仮名)は両耳の先半分がありません。

小さな女の子がベティちゃんの両耳と毛を一緒に輪ゴムで結んで遊び外してあげるのを忘れていたそうです。

すると数日して輪ゴムでしばった先から耳が落ちてしまいました。

マルチーズのプリンちゃん(仮名)は右の後ろ足がありません。

これもまた小さな子供がプリンちゃんの太ももを輪ゴムで縛ってそのまま忘れてしまい、一週間ほどで足が落ちてしまいました。

にわかには信じられませんが、ただの輪ゴムがこのような悲惨な事故を起こしてしまうことがあります。

実際、僕もプリンちゃんを見たときは信じられなくてかなり驚きました・・・

輪ゴムはよく伸び縮みをし、引っ張ってもなかなか切れません。

足や尻尾や耳などの細い部分を縛ると、血液の流れが止められてしまい、血液が十分に流れなくなります。

すると皮膚や筋肉などの組織が酸素不足になり、壊死という細胞が死んでしまう状態になります。きつく輪ゴムで縛ると早ければ20-30分ぐらいでしょうか。

その後ほっておくと、壊死してしまった部分は干からびたり、ごっそりと落ちたりしてしまいます。

子供の遊びの対象になりやすく、輪ゴムで縛られているのが解りにくい、長毛の小型犬でこのような事故が多いようです。

小さなお子さんのいる家庭では十分注意しましょう。






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Last updated  2007.11.04 12:21:55
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