おべんきょおべんきょたのしいな♪(あやしい・・・)

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2004年08月27日
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午前中は、民事介入暴力について弁護士の先生から講演。


民事介入暴力とは、暴力団が、フロント企業や交通事故をきっかけに暴力を背景に、不当に過大な金銭を要求してきたり、エセ右翼、エセ同和などの形で、街宣活動をかけたり、
あるいは、企業に貸したと思っていたオフィス賃貸物件が、実は組事務所になっていたりとか(他のテナントが逃げて、誰も入ってくれなくなる上、組系の賃借人が増える可能性もある。この場合は賃貸借契約の用法違反で解除する形になる。)、そういう事態のことを言います。

講義では、弁護士の先生が実際に体験した実話のみならず、
脅しすかしの様子を録音したテープや、
事務所に動産執行をかけた際のビデオなどを
見せて頂き、非常に興味深かったです。

やくざというのは、こちらのほんの少しの弱みに付け込んで、それはお前が悪いんだろ、あ、悪いと思うならこっちへ来い、といった風に1を10にして、がんがん攻め込んできますので、そういう時の対応の仕方などについて説明がありました。


怯んだり、怯えたりする様子を見せると、かさになってかかってきますから、内心ではびくびくしていても、それを表には出さないこと。
さらにガンガン突っ込まれて、脅されても、あくまで冷静に、相手の言うことを遮らず、言わせること。ただ、不当な点には一切従わず、事実と違うことについてはそれは違うと思います、と一言だけいうこと。
そうして、1時間も2時間も話し続けさせれば、段々落ち着いてくるそうです。この、1時間も2時間も話させれば落ち着くだろう、という予測可能性があれば、結構頑張れると思うので、あくまで落ち着いてその時間を耐え、可能であれば、早めに警察に連絡し、その間をあくまで淡々と冷静にいけると良いようです。

あと、彼らは正業に就いていない分コンプレックスが非常に強いと言うことなので、その反面メンツを大事にします。なので、特に若い弁護士が、ニヤニヤと馬鹿にしたような目で見るのは禁物のようです。余計に加熱させて、ややこしいことになりがちです。

淡々と、怯まず、怯えず、従わず、と行くべし、とのことでした。
まあ、いざ現場ではかなり怖いと思いますが、速攻で拉致られるとかそういう事態さえさければ、あるいは暴力を当初から振るわれるとか、そういう事態を避けること、警察との連絡を早めに取ることで、大事に至ることは防げるとのことでした。
また、個人で対応するのは無理ですから、弁護士を立てることで、心理的にかなりラクになることは確かです。弁護士さんの知り合いがいない場合でも、各弁護士会で、民事介入暴力委員会が必ずありますので、それに所属する先生を、と弁護士会に電話した際、お話しすると良いと思います。

午後は刑事模擬裁判。傍聴席裁判官でしたが、ろくに争点が分かりません。冒頭陳述に対する認否とかせめてして欲しい気もするけれど・・・。まあ、弁護方針も色々あるでしょうし、冒頭陳述も事前に書面を渡してくれるわけでもないので、仕方がないかな、と思います。

来週の月曜日が証人尋問で、火曜日には判決です。むむぅ、忙しくなりそうです。





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最終更新日  2004年08月27日 22時22分52秒
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