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〈1966年に竣工した講堂の外観は、周囲を威圧するような異彩を放つ。しかしながら、ここは創建当時より学園の講堂としての利用に留まらず、地域住民に開放され、映画鑑賞の場として親しまれ愛されてきた〉
〈半世紀近く経って改装されたが、われわれの胸を打ったのは、学園のこの建物への愛着である。永い間親しまれて来た建物を、新しい時代に、従前と変わらぬ愛着を持って使い続けてもらうにはどうしたら良いか?その一点に向かって、学園、コンサルタント、建設会社が一体となり、考え抜き実現させた〉
(以上、改装時のコメント)
〈昨今の事例においては、構造設計に係るエンジニアリングの進歩からその表現領域が広がり、このプレーンな構造形式が単純に露呈することは少なくなった。 より繊細に、より美しく、そしてより個性的に。 そんな意匠と構造の共働の背後に基本フレームは後退し、個々に意を尽くした内外観デザインが繰り広げられる〉
〈しかし、この講堂においてはそれが無い。 竣工時における同時代の多くのスタジアム建築がそうであった様に、基本構造フレームが直截に表現されている。 そしてそれをより強調するかの如く、傾斜した四本の柱がエントランス正面に等間隔に屹立して上部構造を支えると共に、建物正面の設えを成す。四本の斜め柱は、いずれも上部に向かうに従って見込み寸法が連続的に増える断面構造。 その形態が、力強さを視覚的にもより強固なものとする〉
(以上、kimura ikuo 建築探訪より)

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