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海浜幕張駅から歩いて数分。高層ビルのあいだを抜け、潮の匂いを含んだ風に吹かれながらたどり着くその場所は、これまで公園として人々の時間を受け止めてきた。木々の葉が揺れ、子どもたちの声が響き、何気ない散歩の途中で人が足を休める場所だった。
その一角で、静かに確かな変化が始まった。
(仮称)幕張アリーナ計画。千葉市と、プロバスケットボールクラブ・アルティーリ千葉、そしてヒューリックが連携して進める、新しい街の拠点である。完成すれば、アルティーリ千葉のホームアリーナとなるだけでなく、音楽ライブやさまざまな催しを迎え入れる、多目的な集客施設になるという。
計画されている建物は、地上六階建て。高さはおよそ四十三メートル、延べ床面積は約五万四千平方メートルに及ぶ。メインアリーナの客席は約二万席。アジア最大級ともいわれるその空間に、やがて、試合の歓声や音楽の轟き、数え切れない人々の拍手が満ちることになる。
その変化を、人は時に惜しみ、時に期待しながら見つめる。
公園の一角が閉じられることは、利用する人々にとって決して小さな出来事ではない。工事期間中、Aブロックには立ち入ることができなった。散歩の道も、季節ごとに眺めていた景色も、しばらくのあいだ遠ざかる。それでも、その場所が失われるのではなく、別のかたちで人を迎える場所へ生まれ変わろうとしているのだとすれば、変化の中には、未来へ向かう意志もまた含まれている。
いつか二万人を迎えるアリーナが、ここに建つ。
選手が走り、音楽が響き、人々の声が天井を揺らす。
その遠い日のために、まず土が動いた。
(文:Manusによる)
(仮称)幕張アリーナ開発計画(写真1+Google)
(仮称)幕張アリーナ開発計画(写真2+Google)
(仮称)幕張アリーナ開発計画(写真3+Google)
(仮称)幕張アリーナ開発計画(写真4+Google)
(仮称)幕張アリーナ開発計画(写真1〜4) コラージュ
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