行住坐臥

行住坐臥

2007年12月11日
XML
カテゴリ: Leather
今日、教室で新しい縫い方を習った。
新しいといっても、平縫いとすくい縫いといった、技法的な違いではない。

革を縫うときは、一本の糸の両端に針を付けたものを、両手に持つ。右手には針に加えて、菱キリという、菱形をしたキリも持つ。教わった縫い方の手順としては

1.右手の菱きりで、菱目打ちであけた穴を貫通させる
2.左手の針をくぐらせる
3.少し突き出た針に、右手で持った針を下から直角に当てる
4.そのまま左手の針を引き抜く
5.糸を手前に寄せながら、右手の針を同じ穴に通す
6.糸を引っ張り、絡まっていないか確認して、右手の針を引き抜く


以上を延々繰り返していく。

教わったのは1と2の間で、左手の針を通すときに穴を見ないでやりましょう、という方法。文章だと説明が難しいが、貫通させた菱キリを引き抜く前に左手の針を当てて、菱キリを抜きつつ、それをガイドに針を通す、ということ。

基本的に、左側は内側になる。この先進んでいくと、内側が目で確認できないことも出てくる。今の内に、菱キリをガイドにするやり方を練習しておきましょう、ということだった。


そしていつものように、先生がやると簡単そうに見える。

さすがに、ここまで来ると私だって学習する。
難しい。
もの凄く難しい。
全然出来ない。


それまで縫っていたパーツ、30分で、約4分の3を縫い終えていた。
ということは、あと10分くらいで終わるかな、と踏んでいたのだけど。縫い方を教わり、やってみると10分で5目くらいしか縫えなかった。ある意味、贅沢な作品である。

ある時など、既に縫い終わった一つ手前の穴から針が出てきたりして、これには自分でも驚いた。あまりに難しくて、終わり間際に先生に再度、見本を見せてもらった。よく分からなかった。いや、やっていることは理解できるのだけど、ああもスムーズにやられると、自分が何に躓いているのか判断できない。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007年12月22日 16時19分08秒
コメント(0) | コメントを書く
[Leather] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

お気に入りブログ

今年の正倉院展は併… プチおたくさん

今日はいい日だ G3(じーさん)さん
一日一冊:読書日記… 本のソムリエさん
小遣い5000円脱出プ… jack_endlessさん
(ほぼ習慣)企業人… 湘南太郎。さん

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: