旅・放題 チキンプリーズ

2004.12.08
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カテゴリ: 旅のぶつぶつ


メーホーソン最後の朝、ジーンズハウスにて





そのとき一緒に滞在していたのは大学生のけんちゃんとアメリカ生まれアメリカ育ちの裕子さん。なぜかこの旅でなかなか日本人に馴染めなかった私が珍しく意気投合した二人でした。Mr.Jeanは私達に何かと気を使ってくれ、メーホーソンウインターフェスティバルに連れていってくれたり、夜明け前には日の出がきれいに見えるところへ連れて行ってくれたりもしました。その気使いになんとなく心が温かくなるのでした。

そんなジーンズハウスで小さな出来事がありました。チェンマイから日本人の男女グループが宿を求めてやってきました。あいにく部屋は満室でした。Mr.Jeanは「明日になると部屋が空くので、女子は相部屋で男子はテントで値段は30バーツ(約80円)でどう?」とサジェスチョンしました。寝る環境はよくありませんでしたが、お湯の出るシャワー付でこの値段は破格でした。しかしながらこのグループは冗談ではないといった顔をしてさっさと違う宿を探しにいってしまいました。Mr.Jeanはこのことにひどくショックを受けていたようでした。私個人的には複雑でした。旅なれたものには平気かもしれなかったけど、たしかに春休みを利用してのPB初心者にはきつかもしれなかった。かといって鼻であしらうほどの悪条件でもないと思った。もし、Mr.Jeanに部屋を代わってほしいといわれたら、私なら喜んで代わっていただろうと思う。

メーホーソン最後の夜、私と大学生のけんちゃん、裕子さんとで話し合い、それまでのMr.Jeanの親切にお礼の意味を込めて(悪名高き銘酒)メコンを1本プレゼントしました。少し酔っ払ったMr.Jeanはしきりにテントを断り去っていった日本人のことをはなしていた。少し裏切られた思いをしたのかもしれない。どことなく寂しげなMr.Jeanに戸惑う日本人三人でした。

次の朝、私とけんちゃんは空港へ向かっていました。そのときバイクに乗ったMr.Jeanがとおりすぎていきました。私達の乗る飛行機でやってくるお客さんを出向かいにいくらしい。私達は大きく手をふりました。Mr.Jeanは「See you soon!」と叫んで走っていきました。そのくったくのないその笑顔にどことなくホッとした気分で飛行機に乗り込みました。





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最終更新日  2004.12.09 00:04:44
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