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「 豚インフルエンザの何が脅威なのか 」でも書きましたが、新型インフルエンザ(H1N1型)は弱毒性でそれ自体がそれほど脅威というわけでもありません。
1900年前半に大流行したスペインかぜは同じく弱毒性だったらしいですが、それでも世界中で大量に感染して沢山の人が亡くなったんですよね。
同じ弱毒性であってもどこがちがうのかというと、医療体制の確保ができているか、衛生環境がどれだけ改善されているか、対抗する薬品がどれだけ準備されているかということだと思います。
パンデミックが起きて世界中で60%の致死率のインフルエンザが流行ったとしても日本政府は確か日本では2%くらいの致死率を想定していたと思います。これは先進国じゃない医療体制が十分でないところで被害が拡大することを示しています。
日本でも、水際対策なんてことをやって入ってくるのを防ぐなんて言っていますが、あれは実はあまり効果が無く、日本人にこれだけ危険な状態なんだよ。個人個人が対策をしなければならないんだよという警鐘の意味でやっているんだと思います。
なぜなら、本当に水際で止めたいならば、感染者がいる国からの帰国者全てをインフルエンザウイルスの潜伏期間中どこかに隔離して、問題ない人だけ通常の生活に戻れるようにする。ことが必要です。
現状は症状が出た人とまわりの人しか隔離をしていないのですが、10日ほどある潜伏期間中の人がスルーで入ってこれることを考えれば本気でやっていないというのが分かると思います。本当に危険な病気なら渡航を完全に禁止しますよね。
WHOでも最初から国交を閉ざして感染を広がらないようにするのは無理だから、感染した後のケアが重要だと言っています。確かにそうなんでしょうね。
本当に毒性の高い鳥インフルエンザが人の間で蔓延するような傾向があったら、今みたいなのんきなことはやっていられないはずです。
と、考えると、今日本政府や各自治体、各企業がやっているのは予行練習みたいなものだとも言えるでしょうね。
日本は異常にタミフルの消費が多いことでも知られていますが、それに基づく備蓄量の多さが、今回にはよい準備となっているみたいですね。
今回のことで、マスクが大量に売れたみたいですが、パニックになる必要はなくても、どういう準備をすればよいか考える機会になったということはよいことだと思います。
しかし、どんな抗生物質でも耐性のあるウイルスが出てくるように、毒性が強い鳥インフルエンザが人間にも感染するようになるのは、ウイルスの進化の流れで自然なことでいずれはそうなるんじゃないかと思います。
悲観的に見る必要はなくても、楽観的になりすぎるのも問題ですね。
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