PR
Calendar
Comments
もう、タイトルからしてオバサンっぽくて嫌なんだけど(笑)
最近、お仕事の関係で近隣の大学の授業のお手伝いをすることになって、
キャンパスに足を運ぶ機会が多くなりました。
大学の構内を歩いているだけで普段の生活とは全く違った非現実感があり
とっても新鮮な気持ちになります。
ちょっぴり若返った気分にもなるし、私にとってはパワースポットになっています。
で、先日は1回生の授業でお話させてもらったんですけど、
私達の時代と比べて恵まれた環境で勉強しているなーということをすごく感じました。
施設であったり、教材であったり、最先端の良いもの使っているんですよねー。
せっかくだからジロジロ見せてもらっては「ほぉー」「へー」と感心していまいました。
学科もすごく細分化されています。
講師・スタッフもその道の一流の専門家が揃っています。
その学科の授業はどれも個性的で魅力的で、
充実したカリキュラムなんですね。
言い換えれば「選択肢」が多いなって感じます。
これだけあると、逆に何を基準に選べばいいか迷うでしょうね。
でも・・・その完全なる用意されたプログラムを、
学生さんがいったいどれだけ習得していくのか、
その価値をどれだけ十分に理解しているのかって考えると、
若干、疑問です。
「そこまで先生が準備したらんでもええんちゃうの?」
逆に「そこまでやったらない今の学生さんはでけへんの?」
と言いたくもなりますが。なんとも羨ましい環境です。
もう1つ最近の大学生さんで感じたこと。
これは別の大学で3回生の授業だったんですが、
学生さんが私に自己紹介をされたんですが、
皆さんものすごく自己紹介が上手なんです。
3回生、就活で慣れているのかもしれませんね。
資格もいっぱい持っているし、特技なんてサラサラ得意げに話さはるんですね。
皆さん、自己紹介だけ聞いていたら、ものすごく素晴らしい方々です。
実際の中身はどうかは別として!
「得意なことは楽器の演奏です」と言った女子がいて
「楽器とはこれまた範囲が広い言い方ですが、具体的にどんな楽器ですか?」
と私が聞くと
「楽器ならたいていどれでも音を鳴らすことができます」
って、おいおい。 音を鳴らすくらいなら誰もで出来るよ・・・。
そ、そんなんでイイんかい?
まーよく話を聞いてみると、中学と高校時代にブラスバンド部で、木管楽器や金管楽器を一通り吹かせてもらったことがあるようで、
楽譜も読めるから、一応は「楽器ならたいてい音を出せる」で正解なのかもしれません。
「中学時代にブラスバンドでアルトサックスを担当していたので、
少しブランクありますが、今でも少しなら吹けます。」
なーんて言ってた私は、かなり謙虚だったのかなぁ。
世代的に私なんかは特技は謙虚に話すものだと思ってしまうだけに
「これだったら任してください! 自信あります!」って言いきれる自信はあっぱれです。
「持っている資格は、保育士と医療事務とインテリアコーディネーターと船舶2種と・・・」と、経験や実績は伴ってないでしょうが資格の数はみんな本当に多いです。
今の時代は資格は持っておいたほうが就活にも有利なんでしょうね。
私もここ数年いろいろ資格を取得しましたが、
結局は実績が伴わないと何の役にもたたないことは言うまでもありません。
資格を取ったからにはその分野に関連することすべてを常に学び続けなければ、意味がないのです。
言い換えれば、資格を持っているということは常にプロである意識を持ち、それを他人に示すならば、それ相当の自信をつけておかなければならないということです。
・・・そういえば来月、保育士試験があります。
全然勉強する時間がないけれど、やはり持っておきたい資格なので頑張ります。
一応3年かけて取得する予定ですが、試験もタダじゃないのでね、できるだけ今年に受かっておきたいものです。
大学生さん・・・そのたくさんの資格を取るためのテキストや授業料や試験料も親に払ってもらっているんだろうなぁ。
不況だからこそ、
大学生さんは就職活動も大変でしょうが、
まず「学べる立場として守られている」ということに気づいて、
学費を払ってもらっている親御さんに感謝してほしいなーと思いつつ、
自分の親にも高い学費を払ってもらったことに改めて感謝です。
学費、びっくりするくらい高いもんね。
我が子3人がもし大学に行きたいって言ったときのために今からしっかり貯金しないとダメですね。
1人あたりの学費って総額1000万でしたっけ? クラッ・・・・。
一瞬、倒れそうでした;;
総括として、すべてをゆとり教育のせいにしたくはありませんが、
「教わる、教えてもらう」という 環境が整いすぎたためか自ら学ぼうという姿勢の大学生が少ないように思います。
もちろん、こんな環境の中でも何でも自発的に学んだり実績があって特技を語られる学生さんもいらっしゃるし、
昔の学生さんの中にも受身の姿勢の方もおられるし、今どきの・・・という表現はおかしいかもしれませんが、
こんなことを書いている自分が歳をとったんだなー、ということですよね。
大学生さんのプルプル卵肌を見てしみじみ思うのでした。