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長らくブログを休止していましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?さて、先々週の土曜日に、私たちの暮らしているマニラが台風に襲われ、大変な水害に見舞われたことは、日本でも報道されていることと思いますが、ブログをよく書いていたころにお世話になっていた皆様に、せめてわが家の無事をお伝えしなくてはと、久々に出てまいりました。実は私たちの住んでいるあたりは、一番洪水の被害の酷かった地域で、同じ住宅地の9割が浸水したのですが、わが家のある所だけ洪水の難を免れ、地下の物置部屋が浸水しただけですみました。土曜日の朝、私と娘のかりんと、お手伝いさんのニニちゃんの3人は、かりんのバレエの公演のため、豪雨をおして車で出発したのですが、渋滞の中を2時間走った後、「公演中止」との通知を受け、後戻り。でも、その時点ではすでに、わが家のある住宅街の入り口は、トラックも入れないほどの高さの水に浸水していたので、近くのデパートの3階に車を止め、雨がやむまで待って帰ろう、と思ったのですが、雨はその後も降り続け、結局そのままそこで一夜を過ごしました。夕方になると、デパートの地下も浸水しはじめ、外を歩く人を見ていると、浅いところで腰の高さ、深いところでは肩の高さまで水が来ていたので、歩いて帰ることさえ無理な状況でした。数時間で水が引くだろうと思ったのは、とんでもなく甘い考えで、翌日になってもまだ水が引かず、わが家のある住宅街の入り口付近は、人の胸の高さまで浸水していました。午後3時になっても状況は変わらなかったので、家とは反対方向にある私たちの通っている教会まで行って、日曜日の夜は泊めてもらいました。月曜日の朝になって、やっと水が引き始め、私たちは無事、家へ帰ることができました。夫とゆっぴーは自宅にいたのですが、家の前の道路が、20センチほどの洪水になっただけで、家の中までは洪水になりませんでした。わが家から4-5キロ四方は、浅いところで40センチから、深いところでは2m以上の浸水だったのですから、わが家が(地下以外)浸水しなかったのは、本当に奇跡的なことだったと思います。家の1階部分がほぼ完全に浸水してしまった友人も何人もいて、もちろん車も浸水してしまった人がほとんどで、わが家でもそんな家庭の子を2週間ほどお預かりすることになりました。そのお宅は幸い2階があり、洪水の最中には、屋根に上がった隣近所の人や救助隊員たちを窓から救助しているうちに、なんと45人もの人が2階で何日も過ごすこととなったそうです。今日は、そことはまた別の家へ、飲み水と、おかずを届けに行く予定です。冷蔵庫やコンロも浸水してしまって、毎日掃除で料理するひまもなく、缶詰ばかり食べているそうなので・・・。さて、ついでにわが家の近況ですが、かりんはハイスクールの3年生。とあるバレエ団のカンパニースコラー(奨学生)にしていただくことができ、バレエと勉強を両立させるため、また今年からホームスクールになりました。ゆっぴーも、もう6年生。1年遅らせているので、本当なら中学1年生のゆっぴーは、もう私より背が高くなりました。相変わらずジェット機好きで、毎日、発泡スチロールやプラスチックボードで、ジェット機のモデルを作ったり、コンピューターで3DのCGを作ったりしています。
2009年10月05日
年度末のコンサート、終業式、と怒涛のような大忙しの日々を終えて、やっと夏休みに入りました。(フィリピンは、4-5月が夏休みなんですよ。)この日は、かりんの学校の終業式が午後からあり、その後、ホームスクール仲間のお宅で「アース・アワー(地球の時間)」と、娘さんの誕生日をかねた企画がありました。 左からJちゃん、Mくん、Aちゃん、かりん。アース・アワーというのは、3月29日の夜8時から9時まで一時間、電灯を消すというもので、世界中で、リレーのように引き継がれていくというイベント。日本でも実践された方はおられるかもしれませんね。実際に、地球環境に特に影響はないかもしれませんが・・・。さて、そのお宅につくと、すでに8時をすぎていて、家の内外には、キャンドルがあちこちに灯されていて、とてもきれい。かりんのおさななじみのM君も、妹がホームスクーラーなので、いつものように一家で参加。全部で5家族が集まりました。しばらくして、そのお宅の娘さん、Jちゃんの16歳のお誕生日のお祝いがはじまりました。16歳は、スイート・シックスティーンということで、大人に一歩近づく大切なお祝いです。Jちゃんは、ホームスクールでハイスクールまでの勉強を全て終え、無事、卒業、来年度から大学生ということで初めて社会に出るという意味でも、大切な人生の要です。参加者それぞれ順番に一つ一つ、全部で16個のキャンドルを灯して、あらかじめ用意してきたお祝いの言葉、祝福のお祈り、それからJちゃんへの約束の言葉を述べました。約束、というのは、プレゼントのかわりにJちゃんのために何かする、ということになっていて、M君のお母さんは、Jちゃんの写真撮影セッションをしてその後、フォトショップで編集の仕方を教えてあげる、というので、私は、Jちゃんに写真撮影の前に、メイクをして、お化粧の仕方を教えてあげることにしました。そのほか、これからも友達でいる、というホームスクール仲間や、大学生活で困ったときは、いつでも相談して、というホームスクールのお母さんたち。みんなそれぞれがJちゃんへの言葉を述べました。ホームスクール仲間でおさななじみのAちゃんはJちゃんのために歌を作ってきました。涙、なみだで、ほとんど歌えない状態だったのですが、AちゃんのJちゃんへの友情があふれて、Jちゃんも、きっと嬉しかったことでしょう。最後に、Jちゃんのお母さん、お父さんのお祝いの言葉。そして、Jちゃんが16個めのキャンドルを灯して、みんなへのお礼の言葉を述べました。心温まる、素敵な会になりました。いいなぁ、かりんの16才の誕生日も、こんな素敵な集まりになるといいなぁ。まだ今年は14歳ですから、2年先ですけどね。その後、子供達は外へ出て、花火をしました。(この方が、地球環境に悪いかも?)電灯を1時間消すだけなら、退屈そうな気がするのですが、楽しく思い出に残るアース・アワーになりました。
2008年03月29日
このところブログが静かなここなつ家ですが、皆さまご無沙汰しています!月曜日は、かりんたちの期末試験の最終日でした。通常は、こういう定期試験は半日なので、そのあと、かりんが友達を呼んで家でビデオを観ることになっていたのですが、午後から、コンサートへ向けてのリハーサルがあり、終わったのは午後5時。普通の日と、ほぼ変わりません。それでも、12人くらいの友達がわいわいとやってきて、予定どおり、ビデオ上映会となりました。夕食をみんなで食べた後、9時少し前に皆そろって帰っていきました。さて、ゆっぴーはと言えば、最近は飛行機に凝っていて、自分で紙を切って、いくつも飛行機を作りました。辞典の飛行機の項目も読みつくして、飛行機については、もうミニ博士っていうところです。こんな風に、好きなことに打ち込める時間があるホームスクールがやっぱりゆっぴーには合っているんでしょうね。
2008年03月17日
今日2つめの日記です。ゆっぴーは、おやつのバタートーストに凝っています。今日は、私の分も作ってくれました。私は先週からの風邪をこじらしてしまってまだ咳がひどいので、「お母さんがぼくの分のトーストを作るっていうのは、できないからね、今日は、ぼくがお母さんの分を作るよ。」って。キッチンの窓からは、マンゴーの木の若葉を通して、陽の光が差し込んできます。小さな幸せを感じた午後でした。
2008年01月30日
昨日は、かりんの美術の授業がある日でした。美術の先生、また妙なコメントをしたそうです。「美術のクラスで大事なことは、君たちが楽しんだかどうかではない。大切なのは、成績だけだ。たとえミケランジェロやダビンチのような才能が君たちにあろうと、私の知ったことではない。大切なのは、点数だけ。」そう言ったそうです。まるで、自分が点数付けの神様のような発言です。もちろん、かりんの口から聞いたことで、どんなコンテクストで言っているのかわからないのですが、やっぱりおかしいと思うんですよね。学ぶということは、楽しいことのはず。描こうとするものを、じっくり観察して、一筆一筆、丁寧に描いていく作業は、本来楽しいことのはず。そして、先生からどんな評価を受けようと、楽しく学んだことは、本人の身になるはず。誰もがミケランジェロやダビンチになれるわけはなくても、それぞれが持っている才能を、本人が自分の内側から引っ張り出せるように助けてあげるのが、教師の役割では。この美術の先生のおかげで、子供たちが軒並み美術嫌いになっているのを家庭で「この先生の言うことが全てではない」「成績よりも、学んだことそのものが大事」「他人の言うことや評価は変えられない。それに対して、自分が屈するのか、糧にするのか、それが大事」そうやって、フォローをしていると、こういうネガティブな影響を受けるために学校へやっているんじゃないわ!と腹立たしくなります。この先生と同じ大学の先輩で、美術系の仕事についているM君のお父さんが、一度、校長とこの先生と話をしてみると言っていたので、今はそれを待ちたいと思います。でも、こんな先生ばかりではないんです。理科の先生は、とてもクリエイティブな授業をする方で、以前話題に上がっていたように、宿題の読み物も、メールで送られてきて、宿題も、パワーポイントや動画で提出したりとユニークです。生徒の作品の一部は、ご自分のブログ・サイトにアップされたりして誰でも閲覧できるようになっています。今日は、かりんが学校へ行っている間、ゆっぴーと私で、この先生のブログを開いて、GMO(遺伝子組み換え食品)について2、3年生が作った動画を見ました。生徒作品の動画そのものの内容は濃いとは言えなくても、その裏側には様々なリサーチがあったのだろうと思いました。ユーモアあふれる楽しい作品がいくつもあって、大笑いしながら見ました。製作技術は、とても中学2-3年生とは思えないほど。たとえペーパーテストの成績が芳しくない生徒でも、こういう所で、クリエイティブな力を発揮できるというのもすばらしいことです。この先生は、学校で親に会っても、学校での子供の様子などを、とても肯定的に語ってくれるんです。もちろん、生徒たち本人にも肯定的なフィードバックをしてくれているんだろうと思います。かりんは、おかげで理科が大好きで、将来は理科の先生になって、この先生の助手になりたいなぁなんて言っています。「じゃあ、先生にそう言って、その代わり、一生この学校で先生してくれって頼んでね!」と私。今の3年生が卒業するまでは、この学校を辞めない、とこの先生は言っているそうなのですが、かりん(1年生)が卒業するまで、いてくれないと困る。いや、この先生がいるなら、ゆっぴーもこの学校に入ってほしいと思っているくらいです。・・・美術の先生は問題ですが・・・。教師という仕事は、ただ教科を教えるだけではなくて、人間を教える、育てる仕事だと思うんです。だからこそ、この理科の先生のような人には、ぜひ続けてほしいものだと思うんです。本当の所、こんなすばらしい先生だからこそ、この学校につなぎとめておくわけにはいかないのでしょうけれど・・・。
2008年01月30日
毎日いろんなことを思いついてくれるゆっぴーですが。今日も、おやつにバタートーストを食べながら「トーストにバターを塗る機械があればいいのになぁ・・」頭の中に、渦が巻き始めましたよ。そして、ここは、こうで、あそこはああで・・・と延々と説明が始まりました。でも時々、行き詰まるんですよ、一人で。「ああ、だめだ・・・できない・・・」とか言って。そして、しばらく沈黙の後、「ああ、わかった~!あそこは、こうで、ああすれば、いいんだぁあ!」なんて、ゲンコを振り上げながら説明してくれたりします。「おもろい子や」と思いながらも・・・発明家(の卵)の母が、なにがつらいって、この説明を延々と聞かされるのが・・・やっぱり、つらいことがあります。これ、母親でも嫌になるくらいですから、他人ならなおさらかも。「じゃ、絵に描いてみて。」と言ったら、描いてくれたのが、こちらです。上からバターを入れて、ふたをして押すと、下からちゅるちゅる出てきてパンの上に落ちる。それを、横から伸ばす。というものです。はじめは、モーターをつけて、自動で全部する機械を考えたようですが、そんなのより、機械を手動で動かすほうが楽、と考えて、この絵のようになったそうです。凡人の私は、「バターなんて、普通につけて食べればいいやん。こんな機械使って、出し入れや後片付けが大変やん。」と内心思うのですが、きっと世の中はこういう発明家が発展させるものなんでしょうね。考えることに、意味がある。工夫することに、意味がある。発明家(の卵)の母は、今日もじっと我慢で話を聞いていたのでした。
2008年01月29日
「なんか、もっと描くもん、ないかなぁ?もっと、描きたいのになぁ・・。」パパがアクリル絵の具でTシャツに絵を描く練習を始めたのに影響されて、ゆっぴーも、いくつか絵を描きました。でも、練習用のTシャツを切らしてしまったのです。しばらくすると、お手伝いさんのニニちゃんのTシャツを持って、ゆっぴーが階下から上がってきました。「やったー、これで、まだ絵が描ける」そう言って、バラの好きなニニちゃんのために、ゆっぴーが描いたのが、こちらです。残念ながら、本物のバラは周りにありませんでしたので、百科辞典の白いバラを見ながら、赤いバラを描いたんです。写真では、よく見えにくいのですが、ちゃんと色の濃淡で、明るいところと暗いところを描き分けているんですよ。このバラだけで、大体1時間くらいかけて描いたでしょうか。ゆっぴーの長所は、やる気になると、根気が長続きして、じっくり楽しめるところです。本当に、一筆、一筆、工夫しながら、筆先のコントロールにも細心の注意を払いながら描いているようすは、ほほえましいというより、尊敬してしまいます。かりんの学校にも、科学と美術のダブル専攻コースがあるのですが・・でも、美術専攻のカリキュラムを見ていると、とにかく短時間に課題を仕上げて、次の課題へ・・・と足早にすぎていく上になにしろ先生がこんな人なので・・・ゆっぴーを行かせたい気がしないのです・・・。とりあえず、今はじっくりゆっくり楽しんでほしいところです。となると、やっぱりハイスクールもホームスクールかな・・・?まだ2年間ありますから、ゆっくり考えようと思います。
2008年01月28日
私の三十○才の誕生日です。母親の誕生日というのは、子供にとっては、母親以上にうれしいものなんでしょうか。ゆっぴーは、自宅の電話から、私の携帯電話へ誕生日おめでとうのメッセージを入れてくれました。家の門を出るときも、車に乗るときも降りるときも、「今日は、お母さんの誕生日だから」と言って、レディーファーストで扉を開けてくれて、閉めてくれました。うちの旦那様はそんなことをしてくれたことはないのですが、ゆっぴーはどこで覚えたんでしょう。誕生日だから特別って言わないで、いつも特別扱いしてくれると嬉しいのになぁ・・・って、それは贅沢言い過ぎでしょうか。でも、今から訓練しておけば、きっと将来、彼女ができたときに、自然と実践できていいと思うのですが・・・。これからは、毎日レディーファーストにしていただきましょう!それはともかく、ゆっぴーが小さな紳士に育っていることがわかったことが、一番の贈り物だった一日でした♪
2008年01月27日
毎週水曜日は、かりんの学校で教えているAさんの子供達がやってきます。9歳のY君と、妹(5才か6才)のKちゃんの2人です。2人ともホームスクールなので、うちへ来て、ゆっぴーも合わせて3人で、まずは勉強をして、それを終えてから遊びます。2人にとっては、11歳のゆっぴーはお兄ちゃん。Aさん曰く、毎週うちへ来ると、ゆっぴーはKちゃんをいじめないし、Y君もゆっぴーに見習ってKちゃんをいじめないから、Kちゃんは、うちへ来るのが楽しみなんだそうです。もちろん、ゆっぴーにも、そう伝えました。さて、今日やってきたY君とKちゃんの2人。いつものように問題集を始めました。でも、しばらくすると、問題集に飽きたのでしょうか、お兄ちゃんのY君が、Kちゃんにちょっかいを出し始めました。けんかになりそうな2人を見て、ゆっぴー「2人とも、けんかはやめるんだよ!」と声をかけます。その様子、すっかりお兄さんの貫禄です。ゆっぴーも、Y君とKちゃんに尊敬されているので、その尊敬に応えたい気持ちがあるのでしょうね。ゆっぴーが頼もしく見えた瞬間でした。
2008年01月23日
最近のゆっぴーが、はまっているのは、飛行機です。特に紙飛行機。紙飛行機ブームは、以前から何度かあったので、今回にはじまったことではないのですが、しばらくすると他のことに興味が向いて、またしばらくすると、飛行機に戻ってくる、と言う感じです。それでも、毎回戻ってくるたびに、少しずつ成長しているのがわかります。最近は、自分で百科辞典を引っ張り出してきて、飛行機について調べたりもしています。飛行機の種類や、空気抵抗などに関しては、もう私など足元にも及ばないほど、よく知っています。それで、わかったことを、ひっきりなし、のべつまくなししゃべってくるので、ちょっと、こちらはうんざりしてしまうこともありますが・・・。それでも、本人にとっては、いい勉強になっているのだろうと思っています。子どもというのは、こうやって、自分から学んでいくものなのですね。ただ、それが大人の望むような学び方とは限らないだけで・・。ベッドの上に山積みされた、最近の作品の数々・・・3つくらいの紙飛行機を組み合わせたものもあります。こちらは会心の作、F-117 Stealth Fighter・・・本に載っていたスペースシャトルとグライダーの作り方を組み合わせて、自分で考えて作った作品です。模様は、シールの残り紙を貼っています。よく飛ぶように、機体の下部に空気の通り道を作ったりして工夫しています。今朝の空・・・そのうち、ゆっぴーが設計した本物の飛行機がこの空を飛ぶ日が来たりするのかも・・・。
2008年01月20日
今日は、かりんにチャット禁止令を出しました。その理由は3つ。1.部屋をきれいにしてからインターネットすることになっている。このところ部屋がきれいなのはネット中だけで、それが終わると、すぐに部屋がぐちゃぐちゃになる。物をベッド←→床と移動させているだけでは「きれいにしている」とは言わない。2.今週はテスト期間なので、9時から9時半の30分のみチャットを許可、と宣言したにもかかわらず、それよりずっと早くチャットを始めて、9時半になっても、なかなか終えない。3.財布をなくした。これは先月に続いて2ヶ月のうちに2回目。1回目は、あきらかに学校で無くしていて、盗難の可能性もあるので、自分で管理するよう言ってありました。今回は、かりんは昨日、家に忘れていったと言うけれど、家のどこにもありません。盗難であれ、紛失であれ、毎月のようにお金の入った財布をなくすのでは、困ります。今日、明日と、お財布がないので、昼食抜き、というのも考えたのですが、普段から学校で忙しいと昼食を抜く癖があるので、これは効果なしと判断。というわけで、責任をもって、身の回りを管理できていることが確認できるまで、チャットは無し、と言い渡しました。本当は、パパの方が、かなり頭にきていたようなんですが、私の方が冷静に話ができそうなので、学校からの帰ってから、かりんに話をしました。かりんは、明日提出の宿題が2つあったのですが、チャットができないというので、気分を害して部屋にこもったかりんは泣きながら夕方まで寝てしまい、夕方起きたものの途中までしか宿題をやらなかったようです。宿題も以前から出ていたので、時間のやりくりをしていれば、今日になってやる必要はなかったのです。1つはジャーナリズムの科目の宿題で、同じグループの子が連絡してきて、持っていく記事を、かりんの分まで用意してくれました。同じグループの子にまで、迷惑をかけてしまいました。でも、かりんがどれだけ毎日のチャットを楽しみにしているかはわかっているので、かわいそうな気もするんですよ。明日のテストにも、影響がでるかも。でも、それも結局は、本人の問題です。かりんにはだいぶ、恨まれてます。かりんは、寝る前には、パパにだけお休みの挨拶をして、私のことは無視して二階へ。本当は、一番怒っていたのはパパだったんだよ!でも、結局は本人のためだし。ここで折れては元も子もありません。ふぃりぱ母はじっと我慢の子だったのでした。
2008年01月17日
かりんが、宿題をプリンターで印刷しようとしたら、プリンターがうまく作動しません。「カートリッジが動きません」という表示が出ます。なんでかと思ったら、なんと蟻がプリンターの中にたくさんいました。赤アリです。最近、気温が25度前後で、すごしやすいのは良いのですが、蟻にとっては、ちょっと寒いらしい。それで、プリンターの中で、暖を取っていたようです。この家に来てから、一番困っているのは、この赤アリです。少し前までは、2階の寝室のベッドのマットレスの中に巣を作ろうとしていたようです。スプリングマットの上に、フォーム・マットを重ねて置いているのですが、その間にわんさかいるんですよ。そして、時々、表面に迷い出てくるやつが、噛むんですよね・・・。これには、閉口しました。使いたくなかったのですが、あまりにもひどいので、外出時に殺虫剤を撒いて出ました。ちょっと衣類をかけて置いておいて、また着ようとすると、そこにアリがついているので、あちこち噛まれます。痛痒くて、タチが悪いこと、この上ありません。それに、赤アリって、思いもかけないものを食べるんですよ。パンなどにたかるのは、もちろんなんですが、食べるのは、人間の食べ物だけではありません。ゆっぴーのレゴの、柔らかいゴムでできたミサイル。こんなもの、蟻が食べるなんて!驚きです。それで、プラスチックの密閉容器に入れてしまっています。子どもの部屋のベッドにも出没します。そして、かけてあった、かりんの新しい綿のTシャツを、食べてあちこち穴だらけにするんですよ。それから、スイッチ。壁にとりつけてある、電灯のスイッチです。これを食べるんです。もう、台所の外の電灯と、2階のトイレのスイッチが食べられて、付かなくなりました。2階のトイレは、夫が直してくれましたが、台所の外の電灯は、あまり必要ないので、我慢してくれって言われました。そして、今度は、プリンターです。ただ暖を取りに来ているだけならいいんですが、もしかして、電気系統を食べられてしまうと、スイッチみたいに、使えなくなっちゃいますよね。蟻が来なくなるという、殺虫剤入りのチョークで、プリンターの周りにぐるっと線を引きました。とにかく、かりんの宿題を印刷できないのは困るので、ヘアドライヤーの冷風で、中の蟻を追い払って、何度かあけたり閉めたりしているうちに、やっとなんとか作動しましたが、印刷してプリンターから出てきた紙にも、赤アリさんが、いっぱいついて出てきました。ああ、なんとかならないでしょうか。防蟻処理でもするしか、ないのかなぁ・・・。
2008年01月07日
遅ればせながら、皆様あけましておめでとうございます♪ここなつ一家は、年末から年明けにかけて、フィリピンのルソン島の山岳地方へ旅行してきました。犬のハッピーとイエローは、残念ながら一緒に行けないので獣医さんに預けていきました。出発したのは、29日。頑張れば12-13時間運転して、一日でサガダへ着けるのですが、のんびりスケジュールで行きました。6時間運転して、まず中部ルソンのヌエバ・エシハ州で一泊、そして、翌日30日に、さらに北上です。昨年の台風被害で、土砂崩れがたくさんおきたようで、3年前に行ったときより、かなり道が悪くなっていました。午後2時すぎに、棚田で有名なバナウェに着きました。バナウェの棚田(ライス・テラス)は、ユネスコの世界遺産にも指定されているところです。棚田が、谷底から山の上までずっとつながっていて、壮観な眺めです。 写真は、バナウェの町のレストランから撮りました。ちょうど、山で言えば中腹あたりでしょうか。雨が降っていて、というか山の上は雲に隠れていてよく見えないのですが。今でこそ、このあたりの人たち(イフガオ族)は米を食べますが、昔はサツマイモが主食だったそうです。じゃあ、なぜこんなに棚田を作って、米を栽培したか。それは、お酒を造るためだったそうです。サガダの町は、ここからさらに車で数時間上がっていったところにあります。標高が高いので、松の木がたくさん生えています。フィリピンは、南国なので、山に生えているのはもっぱら椰子の木なのですが、山岳地方は松の木です。車の窓を開けると、松の香りが爽やかです。気温も、日中は17度前後、夜は10度くらい。宿泊したゲストハウスは、あまり混んでいなくて、屋上の部屋を使わせてもらえました。 写真中央の白い建物が、宿泊したゲストハウスです。一泊一人200ペソ(約400円)なり。家をつまんでいるふりのゆっぴー。サガダの町では、たくさんのキャベツの出荷作業がされていました。一つの籠に約30個のキャベツが入れられ、天秤棒の端にそれぞれ一つづつ籠がついていて、それを一人がかついで、道まで降りてきます。1かごが20キロくらいあるそうです。大変な仕事です。マニラへ出荷されてくるキャベツは、こんな山の中から、こんな風にして、運ばれてくるんですね。サガダには、大きな鍾乳洞があって、3年前に行った時は、洞窟探検に行ってきたのですが、今年は雨が多くて、洞窟の中は、腰のあたりまで水があるそう。しかもこの気温では、かなり水が冷たそうなので、洞窟探検はあきらめました。じゃあ、大滝へ行くことにしよう、と31日ははりきって、出かけたのですが・・・途中の集落まで来ると、集会所で集まっていたおじさんたちが、「今日は滝は、閉鎖。年末の儀式があるからね。明日はオッケー。」と言います。このあたりは、昔からの風習や儀式が残っているところなので仕方がありません。そこからUターンしました。風光明媚なところなので、半分だけでも行った価値がありました。(棚田を上から見たところ)でも、半分降りて、半分上がっただけなのに、きつかった~!3年前に比べて、私の体力がガタ落ちしていること、身に染みました!あのころは、まだジム通いしてましたからね。やっぱり、もっと運動しないといけません。よーし、今年は、もっと運動するぞ~!一旦ゲストハウスに戻り、サガダの町の中心にある、聖マリア教会へ。1904年建造のエピスコパル(聖公会)派のプロテスタント教会です。1904年と言えば、フィリピンはスペイン支配が終り、アメリカの植民地になったばかりのころです。そのころ、アメリカ人の宣教師たちがやってきて建てた教会です。フィリピンは8割がカトリック教徒と言われているのですが、カトリックの宣教が行き届かなかった山岳地方には、その後アメリカからの宣教団が多く訪れたため、このようなプロテスタント教会が多くあります。この教会を通り越して、松林を、さらに奥へ歩いていくと、 エコーバレー(こだまの谷)があります。叫ぶとこだまが返ってくるので、エコーバレーと呼ばれています。このあたりは、洞窟や、断崖絶壁の高い所へ棺おけを安置する習慣があるんですよ。エコーバレーの谷の向こう側の絶壁にも、棺おけがいくつか安置されています。 写真でも下の方にいくつか見えているのですが、わかるでしょうか?さて、大晦日の夜。ゲストハウスの前の空き地では焚き火がされて、地元の人たちが鐘を鳴らしながら、輪になって踊り始めました。このあたりの人たちは、こうやって年を越すようです。かりんは、フィリピンの民族音楽や舞踊に興味があるので、こうやって、地元の人たちの文化を見ることができて、感動していました。さて、12時近くなると、マニラと同じで、爆竹や花火が始まります。12時から12時半までの30分間は、あちこちで花火があがっていました。ゲスト・ハウスの屋上からなので、町中の花火を一望することができました。 「今年の新年は、最高だった!」と、かりん。パパも、一人で頑張って運転してくれた甲斐があったようです。それでは、皆様、どうぞ今年もよろしくおねがいいたしますm( )m
2008年01月04日
今年も年の瀬ですね。一年、振り返ってみると、あっという間だったなぁという気がします。旧年中は、皆さんに本当にいろいろとお世話になり、ゆっぴー、かりんもおかげさまで大きく成長することができました。ところで、我が家は、年の瀬をルソン島の山岳地方で過ごすことになりました。というわけで、一週間ほど、更新をお休みしたいと思います。旅行の様子は、また戻ってから、報告させていただきますね。それでは、皆さん、お体に気をつけて、どうぞ良い年の瀬をお過ごしください♪
2007年12月27日
こちらではクリスマスが近づくと、「パマスコ・ポー!」といって、子供達が回ってきます。クリスマスの挨拶周りというよりは、お金のおねだりです。一度現金をあげてしまうと、あそこはもらえる、という噂が立ってしまい、たくさん人が回ってくるそうなので、我が家では、23日までは「パタワ~ッド!(勘弁してください)」って言って、許してもらってました。でもさすがに24日は、個別包装のビスケットを用意しました。さながらハロウィーンみたいです。子どもだけではなくて、ちょっとお歳のいった女性とハイスクールくらいの息子さんも回ってきました。よそからも、お米とか、スパゲッティーとか、トマトソースとかもらったようで、ビニール袋に入れたのを持ち歩いています。きっと、こうやってもらったものでクリスマスのディナーにするんでしょうね・・・。こうやって、人が少しずつ何かをあげることで、クリスマスはしのげても、根本的な貧困の解決にはなんにもならない。ちょっと悲しい気持ちで、ビスケットを少し大目に渡しました。夜12時を待って、プレゼントを開けました。私たちから、かりんとゆっぴーへのプレゼントは、まだ買ってないんですが、少し大きめの買い物をしようと思っています。かりんからゆっぴーへのプレゼントは、レゴのバイオニクル。ゆっぴーは、嬉しくて言葉もありません。「イヒヒ、イヒヒ」と笑うばかり。そんなゆっぴーを、かりんはかわいい、と言います。喧嘩ばかりしていた2人ですが、かりんが大人になってきたのか、姉弟の関係が、少しかわってきたみたいなクリスマスの一こまでした。
2007年12月25日
毎月集まっているホームスクール家庭のグループ。そのメンバーFさんが、自宅でティーパーティーを開いてくれました。彼女は、最近ちょっと離れたところに引っ越して、なかなか参加できなかったのです。引っ越した先は、小さなアパートで、ここでおもてなしをするのは、初めて、と遠慮がちだったFさんですが、伺ってみたら、なんのなんの、とてもかわいいレトロな雰囲気のアパートでした。写真がないのは、残念なのですが、小さくても、暖かいFさんの人柄がにじみ出てくるような家でした。「小さなクマのぬいぐるみがあったら、クリスマスの間貸してちょうだい」と言われていたので、どうするのかなぁと思っていたら、Fさんのクリスマスツリーの今年のテーマはテディ・ベア。ツリーの飾りの合間に、たくさんのテディ・ベアが飾ってありました。たくさんの友達に貸して貰った、それぞれに思いがこもったそれぞれ大事なテディ・ベア。それを見ているだけで、なんだか気持ちがあったかくなってきます。実は、Fさんの家からそう遠くないところに、もう一人、今年ときどき参加していたメンバーTさんが住んでいます。このTさん、夫婦間のいざこざから鬱・拒食状態になってしまったのです。実はこのTさんと時間を共にしよう、というのが、本当の目的だったんです。まだ家庭内の問題が解決したわけではないTさんは、表情が硬くて、痛々しい感じでしたが、少しは家庭と子どもの世話を離れて、リラックスできたでしょうか・・。Fさんのアパートが狭いので、今回は、子ども抜き、お母さんたちのみの集まりです。Fさんが、今回みんなで作りたいと言っていたアップルパイのレシピは、簡単なパイ生地に、リンゴを乗せて、上にクランブルを乗せて焼いただけの、ほんとうに簡単でシンプルなアップル・パイ。でも、焼きあがったアップルパイにバニラアイスクリームをのせて食べると、もう、これまで食べたことがないほどおいしかったです。友達と一緒に作って、みんなで一緒に食べたからこそ、かもしれませんが。クリスマス休暇に入ったら、かりんと一緒に作りたいなって思いました。簡単にできるので、ご紹介しますね。<パイ皿の下にしく簡単パイ生地>バター1/2カップ。(半本)小麦粉1カップ砂糖 大さじ1杯。バターは、冷やしておいたものを、包丁であずき大にきっておきます。全ての材料を入れて、パイ・カッターか、フォークなどで切るように混ぜます。全体がまとまったら、手指で押しながらパイ皿の大きさになるまで伸ばします。(*普通のパイ生地は、ここで、何回か麺棒で伸ばして、切っては重ね、するのですが、それをしないので、簡単パイ生地)パイ皿にのせて、冷蔵庫で20分冷やします。<中に入れるリンゴ>リンゴ中5個。砂糖 1カップシナモン 少々小麦粉大さじ2リンゴは皮をむき、一口サイズに切ります。ちょっとゴロゴロ大きめくらいが、ちょうどいいです。砂糖とシナモンを振りかけて、手で混ぜ合わせます。<上にかけるクランブル>小麦粉1カップバター1/2カップ砂糖1/2カップパイ生地を作るのと同じ要領で、バターと小麦粉を切るように混ぜます。ただし、生地がパン粉のようにぽろぽろになったら、上記リンゴを、パイ皿に入れたパイ生地の上にのせて、その上にクランブルをかけます。オーブンで1時間焼いてできあがり。さてさて、引越ししてきてから、まだ以前飾っていた絵や写真など、我が家では出していませんでした。去年までは、ご近所さんからのプレッシャーもあって(?)飾りも一応ちゃんとしていたのですが、今年はまだ、クリスマス・ツリーも、出しただけでまだ飾りつけもちゃんとしていないし。でも、Fさんの家を訪問してみて、うちももう少し飾りつけをしようかな、と思いました。やっぱり、クリスマス飾りって、あったかい感じがしますもんね。新しい家に引っ越してきても、家族の歴史が見えるような、そんなインテリアにできたらいいなそんなことを思った一日でした。
2007年12月19日
我が家には、当然ながら、宿題を終えなければ、インターネットはやっちゃだめというルールがありまして。本日のかりん、必死に数学の宿題に向かっております。宿題って言ったって、たったの10問なんですよ。しかし。えー!かりん、これ、全部やりなおさな、あかんで~!・・・と私が叫んだのには、理由があります。第一問(4x - 12y -8)- (6x + 12y +6)-2x-2と、書いてあります。この-2x-2って言うのが、かりんの答えなんですよ。イコールも書いてないし、完全な誤答です。途中経過も、全然書いてない。全部、頭の中でちゃかちゃか~っと計算しちゃって、マイナスとかプラスを、ぜんぜん見ずにやってるんですよ。3問ほど、ランダムに見てみましたが、全部間違ってる。隣に座らせて、全部やりなおしさせました。もちろん、途中経過を書かせました。かりんは、嫌がるわ、泣くわ、「お母さんはしつこい」だの、「数学は嫌い」だの、まあブツブツ文句ばかり言ってます。「そりゃ、お母さんはしつこいわよ。6年生の算数を家で教えてた時、かりんはちゃんと途中経過を書いてたからこんな間違いはしなかった。だから、嫌がったってしつこく言うわよ。先生は、途中経過を書きなさいって言わないの?」「言わない。答えだけ書きなさいって言うの。」「あちゃー・・。そんなこと言うの?でも、前学期、先生に聞きに言ったら、『かりんちゃんは、ケアレス・ミスが多いんです。細かい所に注意できるようになれば、成績あがりますよ』って言ってはったやん。細かい所に気をつけたければ、書くのが一番。」「でも、細かい所に注意したくないんだってば。」かりん、ごねます。「いいよ、もうやりたくなければ、やらなくても。そのかわり、今日はインターネット無しやなぁ。」そう言われては、グーの音もでないかりんです。イライラしながらも、10問やり終えました。さて、このところ、ヘリコプターにはまっているゆっぴー。2週間ほど前には、レゴ・ブロックでヘリコプターを作ったんですよね。その後、先週は、このプロペラが、モーターで回るようにしてはどうか、と考えて、別のおもちゃからモーターを取ってきて、レゴ・ヘリのプロペラが回るように作り直したんですよ。「写真撮るまで、壊さないで待っていてね~」って言ったんですが、なにしろ私のカメラは壊れてしまって、パパの携帯についているカメラで撮るしかない。それでパパの帰宅を待てずに、壊されちゃいました。今度は、ちゃんと飛ぶヘリコプターを、自分で作る!って、再び(何度目か)の決心をして、絵(設計図のつもり)を描いて、ちゃんと寸法もはかって、縮小サイズから原寸を割り出したりして、材料を検討したりしています。そこで、丸一日「プロジェクト・ホリデー」をあげることにしました。って、本当は、私も、ゆっぴーのテストを作ったりしなければいけなかったからなのですが、そんなわけで月曜日は、丸一日、ヘリコプターのプロペラ作りにあけくれたゆっぴーでした。さて、今夜は「ナショナル・ジオグラフィック・チャンネル」の「脳」についての番組を見ました。チェスというゲームは、昔から女性よりも男性の方が得意なものだ、といわれてきたそうなのですが、女流天才チェス・プレーヤーがどんな脳を持っているのか、それはどのように育ってきたのかを検証した番組です。彼女は、子どもの時、ふとつまづいたチェスに興味を持ち、父親に教えてもらったそうです。でも、その父親は、自分ではそんなに上手ではなかったので、チェスについての本を彼女に買い与えます。彼女は、どんどんチェスの攻略法を「パターン」として覚えていったというのです。そしてそのパターンというのは、いくつもの顔写真から、知っている顔を見分けられるように、頭の中のイメージ・図によって、脳は記憶している、というのです。結論から言えば、「子どものころから訓練すれば、誰でも才能を発揮できる」「人間は、物事を『パターン』として捕らえて、それに基づいて行動している」ということでした。でも、子どものころから訓練すれば、才能が発揮できる・・・ということは、間違った訓練を続けていれば負の才能が育ってしまう、ということでもあるんですよね。いやあ、それはさておきこういう番組を見ていると、ふと思うんですよね。目の前の11歳と13歳の子ども2人を見ていて。うちは、子ども二人とも、幼稚園からピアノを習わせたけど、二人とも嫌がって数年でやめてしまった。チェスは、私が苦手だから教えなかった。かりんの数学を見ても・・・うーん・・・。いったい、この二人にどんな才能が育っているんだ~?・・・なんて。思わず、夫に向かってこういってしまいました。「でも、こういう番組を見ると、うちは、もう手遅れやなぁ、って思うのよね~。いったい私は何をやってきたのかしらって・・・」夫いわく「何を言ってるんだ。また自分を卑下して・・。」そこで、私、あわてて訂正しました。「あ、そうじゃなくって。私、いったい何をしてきたのかしら、こんな2人の天才を作ってしまって・・・どうしましょう、オホホホホ」夫「それでよし。」夫は、子供達に向かって言いました。「ゆっぴーは、物を作る才能があるよな。頭の中に作りたいものを思い描いて、それを実際に作る才能がある。かりんは、ギターはすぐに上手になったし、バレエにしても、音楽系の才能があるじゃないか。」かりんに関して言えば、友達との関係の持ち方は上手。これも才能でしょうねぇ。両刃の剣では、ありますが・・。それから、夫、こうも言ってくれました。「とにかく、テストでも、宿題でも、お母さんがやり直しなさい、復習しなさいっていう時は、ちゃんとやり直さないといけない。やり直すことによって、『パターン』が修正されるんだ。修正しないで、そのまま間違ったまま放っておいたら間違った『パターン』がそのまま、脳の中に残るんだぞ。」かりんと私の様子を、聞いていて、こう言ってくれたようです。横からゆっぴー、こう言います。「じゃあ、お母さんは、何の才能があるの?」(う・・・母親の才能が認められていないこと、明らかです)「そうねぇ、お母さんの才能は、まあ、語学かな・・・。」せっかく才能があっても、自分にしか役立ってない気はするんですけどね。
2007年12月03日
かりんとレイ君のチャットが始まって以来、気付いたことがあります。それは、かりんも13歳なりに、相手に対して一生懸命考えて、チャットの返事をしているってこと。「バスケの試合で、負けちゃったんだ・・・頑張ったんだけど。」というレイ君に一旦「でも、レイ君って上手だなぁって思った」って書きかけて、それを一度全部消してしまって「そう、残念だったね・・・でも、レイ君ってバスケうまいなぁって思ったよ」と、書きなおすかりん。「残念だったね」って、一度気持ちを受け止めてあげているのですね。なにか質問して、レイ君からなかなか答えが返ってこなかった時も「答えにくければ、無理して答えなくてもいいよ」なんて、気を遣ってあげています。そんなところに、かりんの思いやりや気遣いが感じられて、母親として嬉しくなりました。なんだか、見ていて、ほほえましいです。レイ君が「自分はもっと良い方向へ、変わりたいんだ」という気持ちを、かりんには話すことができるのも、なんとなくわかるような気がします。家ではゆっぴーと、けんかばかりしていた、かりんにこんな思いやりの心が育っていたなんて・・・。そして、以前は同じレベルでけんかしていただけのかりんに、最近は、しつこい弟を、苦笑しながら受け止めてあげる余裕も出てきました。13歳って、本当に子どもが大きく成長する時期なんですね・・・。どんぐり倶楽部の糸山先生が「12歳の壁」って仰ってるのは、もちろん学力もなんですが、それだけじゃなくって、12歳までに培われてきた人間としての力が、それ以降で花開いてくるからだと思うんです。人間としての基礎の部分が、それまでにできていなければ内側には空洞、外からは外圧で、ぽしゃんとつぶれてしまうのでは、なんて思います。かりんとゆっぴーでは、どちらかというとかりんの方が、幼いころから「弟に親を取られてしまった」的な意識が強くて、不安定でもあったので、心配だったのです。ですから、けっして、かりんを上手に育ててきたなんて自信はないのですが、きっと環境だけは整えてあげられていたんだろうなぁ・・・なんて、少し安心しています。小学校5年生、6年生と、2年間ホームスクールして、リセットができて、心が安定したのもよかったのかな・・?小学校2-3年生の間つづいたひどいいじめの話も、昨日聞いてみたら、「全然覚えてない」と言ってました。さてさて、ひさしぶりに、ゆっぴーのレゴ作品です。上と後ろについているプロペラは風が当たると回るようになっています。扇風機の風を当てて「風洞実験だ!」とか騒いでいました。
2007年11月20日
日曜日です。我が家とレイ君一家は同じ教会へ通っているのですが、我が家は11時の礼拝、レイ君一家は8時半の礼拝に出ているので、めったに教会では会うことがありません。が、今日はレイ君一家も11時の礼拝に来ていました。夕べのコンサートは夜10時までだったし、お通夜での演奏に行っていたレイ君は、もっと夜遅かったでしょうから、そのせいかもしれません。かりんは青年の勉強会へ出ていて、礼拝には出ませんでしたが、レイ君は礼拝の方へ来ていました。今日の礼拝のメッセージは聖書の「箴言」から「友達」について。要約すると「どんな友達を選ぶべきか」「良い友達と上手につきあうためには」「ずっと友達でいるためには」の3点。箴言から何箇所かを読んだのですが、「心のきよさを愛し、優しく話しをする者は、王がその友となる。(箴言22:11)」「あからさまに責めるのは、ひそかに愛するのにまさる。」(箴言27:5)・・・あらあら、まるでレイ君のために用意されたようなメッセージ・・・。レイ君、ちゃんと聞いているかなぁ・・・通路の向こう側のレイ君が、気になりました。・・・あかん、あかん、他人のことはいいから、自分の物としてメッセージを聞かないと→自分。牧師先生、礼拝に出ている若い人たちのことも考慮にいれて、「これは、同性の友達だけじゃなくて、ボーイフレンド、ガールフレンドに対しても同じことが言えますね。」なーんて、言っています。「もちろん、夫婦でもそうなんですよ。私たち夫婦はもう結婚して30年以上になりますが、新婚当初の甘い関係ではもうないかもしれませんし、お互いに興味のあることも違いますが、それでも、私と妻は、親友だということができます・・・」と牧師先生。そう、真の友達は、永遠に友なんですよね。だから、レイ君も、かりんのいい友達になってやってよね・・・。心の中でつぶやきました。・・・さて、礼拝が終わりました。大概、礼拝が終わると、家族や友人同士で、1階のロビーで合流する、というのが普通なんですよ。レイ君のお母さんが、他の知り合いと礼拝堂で話している間に、レイ君は、さっさと先に階下へ降りていきました。1階ロビーは吹き抜けになっていて、中2階の廊下から見ると、1階のロビーの様子がよく見えるんです。知人に用事がある時も、ここから見ていれば、すぐに発見できるし。なので、私はいつもそこで子どもたちや義妹たちと合流します。今のところ、かりんは、まだ青年会の集まりから降りてきていないようです。そうやって中2階廊下からロビーを見下ろしていると、レイ君がロビーの真ん中あたりにいるのが見えました。しばらくすると、レイ君、あっちへいったりこっちへ行ったり。左奥の階段の方へ行ってみたり、ロビーへ戻って、そわそわ、きょろきょろ。お母さんたちが降りてくるのはエスカレーターですから、そこで待っていればいいはずなんです。誰かを探している様子です。・・・やっぱり、かりんを探しているんでしょうか。うふふ、かわいいですね。ちらりと私の方を見上げたレイ君、しばらくすると、向こう正面奥の方へ歩いていってしまいました。ちょうどその時、左奥の階段の方から、かりんが仲良しの女の子と二人でおしゃべりしながらロビーへ出てきました。あーあ、ちょうどレイ君が行っちゃったところなんだよ・・・。ロビーへ出てきたかりんは、中2階廊下の私を見つけて、友達にバイバイをして、まっすぐロビーを横切り、階段を上がってきました。・・・レイ君とは、完全にすれちがってますああ~すれ違う二人・・・昔の連ドラ「君の名は」か~?(ちなみに、私、「君の名は」を実際に見た世代ではありません、念のため)そうしている間に、レイ君はロビーへ戻ってきましたが、ちょうど今度はうちの一家はエスカレーターで降りていくところだったんですよね。後ろ向きのレイ君の、すぐ横を通って、私たちもロビーへ。かりんとレイ君、お互いに気付いたのかどうか、定かではありません。かりんは、気付いていたけれど、いつものようにしらんぷりでしょうね。レイ君は、気付いても、いつものようにただかりんを見つめるだけでしょうし。でも、そんな様子を見ながら、きっと神様は、レイ君とかりんが将来このまますれ違ってしまうのか、それとも同じ方向を向いて歩くことになるのか、中2階から見ていた私よりも、もっとよく見てらっしゃるんだろうなぁ・・・なんて思ったのでした。・・・ちなみに、夜は、かりんとレイ君、いつものようにチャットです。でも、レイ君、今日は途中で一度「ちょっと待ってね」と中断したし、いつもより早くチャットを切り上げました。もしかして、お母さんに注意されたのかな・・・?
2007年11月18日
「レイ君のお母さんですよね。私、ふぃりぱと言って、かりんの母親です・・・。」教会の青年向けコンサートの後で、レイ君のお母さんと階段で一緒になりました。そこで、思い切って声をかけてみました。レイ君のお母さんは、はじめきょとんとしていましたが、「かりん」の名前を聞いて、気付いたようです。本当はレイ君もコンサートを見る予定だったのですが、急に同じ学校の子の親戚のお葬式でのチェロの演奏が決まり、前半だけしか見ずに、レイ君は弦楽アンサンブルのお仲間と、お葬式へ行ってしまっていました。レイ君が近くにいなかったので、声がかけやすかったというのもあるのですが、それでも、私、かなり緊張してました。「レイから話は聞いてますよ。」とレイ君のお母さん。背が高かったら、ミス・コンテストで優勝していたのではというくらいの美人です。「息子から娘さんの話を聞いたとき、私こう言ったんです。『好きな子ができるのは、普通のことよ。でも、まだハイスクールの間は、彼氏、彼女という関係にはならないほうがいい。友達、特別な友達になるのはいいと思う。けど、それ以上にはならないようにね。』」私、はっきり言って驚きました。それは、レイ君とかりんのチャットでのお付き合いが始まった時に、私がかりんに言ったのと、まったく同じ言葉だったからです。しかも、実は、かりんのチャットから、レイ君にも私、同じ言葉をかけたんです。相思相愛ということがわかった数日後に、レイ君がステータス・バーに「彼女こそ、僕の探していた女の子・・・」なんて、ちょっとロマンチックなメッセージを入れ始めたことがあって、これは、ちょっとブレーキをかけて、ゆっくりつきあってもらったほうがいいのでは、と思ったからです。それ以来、ステータス・バーもチャットの内容もほほえましい程度で、品行方正で来てましたから、安心してみていることができました。ともかく、レイ君のお母さんが、同じ考えを持った人で、そんなの頭っから禁止って言うタイプではなかったことに、ほっとしました。フィリピンはまだまだ、保守的な家庭が多いですから、頭っから禁止っていう家庭のほうが、圧倒的に多いと思うんですよ。しかも「特別な友達」と、使った言葉まで全く同じ。「そうだったんですね。実は、かりんにも私、まったく同じことを言ったんですよ。」と私。「それから、娘には『コンピューターのスクリーン上に親に隠す必要があるようなことはあってはだめ』と言っていて、チャットの内容は、ほぼ把握してるんですけど、今のところ、心配するようなことはないようですよ。」と私。「はぁ、じゃあ、チャットは続いてたんですね」と、レイ君のお母さん。「でも学校では全く話をしていないようですよ。」と私。「ええ、レイはすごく忙しい子ですから・・」と、レイ君のお母さん。「それに、レイ君、うわさが学校で広まる前は、何度かかりんとも普通に話しをしたらしいんですけど、学校でうわさになってしまってから、全く学校では声をかけないようになったようですよ。」「そうですか・・・。でも、それくらいの方が親は安心ですね」と、レイ君のお母さん。今の所は何も心配ないと思うけれども、なにか心配なことがあれば、いつでも連絡をください、と、お互いに携帯電話の番号を交換して、おわかれしました。コンサート会場から出てきたかりんも紹介しましたが、かりんもやはり笑顔が緊張していました。ともかく、レイ君のお母さんと話ができたことで、両方の家庭で見守ってあげる体勢ができて、よかったと思います。ああ、でも緊張した・・・。
2007年11月17日
実は、木曜日のチャット「青い山脈」には続きがありまして・・・話題はめぐりめぐって、こんな話になりました。レイ君「実は、同じクラスの子で、もう一人かりんちゃんを好きな子がいるんだよ」それは、アル君という子です。(もちろん仮名ですよ)でも、かりんはアル君が大嫌いなんだそうです。それはなぜかというとアル君は、Hだからです。(英語ではHなことを「グリーン」と言います。)「そうだなぁ、アル君は、『超』グリーンだからなぁ・・・」とレイ君。「だって、アル君は、たくさん好きな女の子がいて、しかも好きになる理由は『体』なんだよ」と、レイ君は言います。「ええ~、カラダ?性格とか、態度じゃなくって?じゃあ、見た目はきれいだけど、性格は悪いとか、そういう子と、くっつくことになるんじゃない?」と、かりん。「そうだね」なんて、レイ君も言います。じゃあ、そう言うレイ君はグリーンじゃないのか・・・というと、遠足のあった先週の後半に、男の先生が、1年生の男の子たちに「2年生で一番グリーンで悪影響だと思う子の名前を挙げてみろ」と聞いたとき、男の子たちは、そろいもそろって、「レイ君が一番グリーンだ」と答えたらしいのです。男の子は、男同士で話をしますから、たぶん、そうなんでしょうねぇ。でも、かりんに対しては、チャットでも品行方正。ともかく、先生、なんでそんなことを1年坊主に聞いたのかなぁ・・と私は、思っていたのですが・・・。ともかく、それを受けて、かりんがレイ君に、「1年生の男の子達は、レイ君が1番グリーンだって言ってるよ」と、言った事があるのです。これは、レイ君が地方へ行っていた先週末の話。レイ君が「かりんちゃんも、そう思うの?」と聞き返してきました。「うーん、ちょっとはね。でも、そうならないように、努力して。」と、かりん。「そっかぁ。じゃあ、そうならないように努力するよ。」って、レイ君、言ってたんです。さて、日付変わりまして、金曜日、きのうの夜のチャットです。レイ君のステータス・バーには、こんなことが書いてあります。「新しい出発・・・新しい始まり・・・」いったい、どんな心境の変化があったのでしょう。かりんが、さっそく聞いてみました。「実はね・・・木曜日に、先生に呼びだされたんだ」とレイ君。木曜日といえば、あの「青い山脈」チャットの日ですね。その日、レイ君を筆頭に、何人かの2年生の男の子が呼び出されて、「君達2年生は、悪い言葉を使ったり、グリーンな冗談が多すぎる。手遅れにならないうちに、改めなさい」と、諭されたんだそうです。「でも、レイ君が悪い言葉を使っているところなんて、聞いたことがないよ。」と、かりん。「うん、でもね・・・僕は、これまで友達に合わせようと思って、今までずいぶん、悪い言葉を使ったり、良くない冗談を言ったりしてきたんだ。かりんちゃんが、知らないだけさ。でも、本当に変わらなくちゃいけないと思って、努力してるんだよ。」とレイ君。「レイ君なら、きっと変われると思うよ」と、かりん。「うん・・・でも、変わるって、本当に難しいって、実感してるんだ・・」レイ君たちを諭した先生は、レイ君とかりんの付き合いのことは、まだ知らないようです。実は、先週の遠足の時、バスの中で、2年生の素行があまり悪かったので、先生、気になっていたらしいのです。それがあって、まず1年生の男の子たちに、まず「一番グリーンな子」の名前を挙げさせた。そして、名前が挙がった子たちを呼び出した、ということのようです。ははーん、パズルのコマがつながってきました。そうしているうちに、かりんのスクリーンにアル君がメッセのリストに入る許可を申し込んできました。「どうしよう・・・アル君が、リストに入りたいって、申し込んできてるよ。。。」とかりん。「実は、僕がかりんちゃんのアドレスをアル君にあげたんだ。何度もしつこく頼まれて・・・。入れてやってくれる?僕は、別に気にしてないから・・・」「レイ君がアドレスをあげたの?じゃあ・・」と、アル君を許可したかりんでしたが、アル君のオンライン・ステータス・メッセージを見て、ギョッとしたようです。そこには、「女の子がいっぱいだ~XXXよりずっといい~」とかなんとか、かなり露骨なメッセージが・・・。そこで、かりん、さっさと許可を取り消してしまいました。「レイ君、アル君のステータス、あんまりひどいから、消去しちゃった。」と、憤慨するかりん。「そうなの?でも・・・ただのステータス・メッセージだよ。」とレイ君。「でも、あんまりにもグリーンなんだもん。気分が悪くなっちゃうよ。」と、かりん。「実は、僕もそういうステータス・メッセージ、出してたことがあるんだよ・・・。もっとひどいこと、書いてたこともある。それは、もちろん、かりんちゃんとチャットをはじめるより、ずっと前のことだけどさ・・・。」アル君も、呼び出し組で、自分も変わろうと思うって言ったらしいのです。「でも、アル君、そんな風には見えないわ。もう、最初からあきらめてるんじゃない、アル君?本当に変わりたかったら、まずは、ステータス・メッセージの掃除から始めたらいいんじゃないかしら。」と、手厳しいかりんです。そのうちに、アル君、アドレスをゲットした相手を、ネット・ミーティングに手当たり次第誘い出したようです。もう一人、かりんに気があるというP君も参加したようですが、悪い言葉を連発しています。ばかばかしくなって、かりん、さっさとミーティング落ちしました。「レイ君も、誘われたの、アル君に?P君も来てたみたいだけど、悪い言葉ばっかり。」「・・・僕も、ああいう言葉、以前は使ってたよ・・」と正直なレイ君です。というわけで、今日のチャットは、レイ君の懺悔タイムとなりました。それにしても、レイ君、好きな女の子にこれだけ自分の弱点をさらけ出すのって、さぞかし勇気が要ったことでしょう。かりんがグリーンな子が嫌だというのは、何度もチャットで話題にのぼっていましたから、レイ君も、変わらなくちゃいけないと思っていたのは確かでしょう。そこへ、先生からの呼び出しも加わって、本当に変わりたいと思っているようです。さあ、レイ君、心機一転で、がんばれるのでしょうか。しばらく見守ってあげたいところです。
2007年11月16日
相もかわらず、レイ君はかりんに学校で会っても声がかけられないらしいんです。かりんの方から、挨拶したらしいのですが、ちょうど朝、登校してきたところで、レイ君、寝ぼけてたみたい。なんて、かりん笑っていました。「レイ君が私のことを好きだなんてA君がばらす前は、何度か普通に声をかけてくれたのになぁ・・」と、かりん。なので、会話は、もっぱら、学校から帰ってからのチャットだけです。水曜日は、レイ君たち、マニラの南の方の学校の演奏会に行っていました。それで、その間に学校で何があったのか、レイ君が聞いています。「今日は、全校集会で『夢』についての話を聞いたのよ」と、かりん。「夢?」「そう、将来、幸せな家庭を築きたいなぁとか、もっと国がよくなるといいなぁって、そういう夢。夢を持つって、悪いことじゃないわよね。」「うん。僕は夢を持つって、いいことだと思うなぁ。」「そうよね。もっとフィリピンという国が、もっといい国になるといいなぁ。」と、かりん。「そうだね、希望を捨てちゃ、いけないよね。僕が大統領になったら、もっと国がよくなるよ・・・なんていうのは、冗談だけどさ、へへへ」と照れた口調のレイ君。「ねえ、神様は国がよくなるように、助けてくれるわよね。」とかりん。「うん、そうだね。でも、それだけじゃなくて、僕たちも、自分のできることを果たしていかないといけないと思うな。」とレイ君。・・・ふーん、この二人、こんなことも話していたんですね・・。いいですねぇ、若い人たちって・・・。希望に満ちていて・・。理想に燃えていて・・・。なんだか、忘れていたことを思い出させてくれるみたいで・・。思わず、ふぃりぱの心の中で、「青い山脈」の音楽が流れていました・・・。(古すぎ・・?和風すぎ・・?)
2007年11月15日
レイ君のお母さんは、かりんとレイ君のおつきあいのことを知っているのかな?知っているとしたら、どう思っているのかな?・・・と、このことが気になっていました。うちにもゆっぴーという男の子がいますから、もし何年か後に、こういうことがゆっぴーに起こっていたら・・・やっぱり母親としては、よそから知らされるより本人の口から聞きたいだろうな・・・なんて思っていました。レイ君のお母さんは、私たち家族と同じ教会の人で、もちろん学校のPTAでも会うので、顔は知っているし、家庭の状況も少しは知っているのですが、直接の知り合いではなかったんです。なので、学校で会った時、相手が知ってるか、知ってないかで、やっぱり応対の仕方が違ってくるし・・・。そう考えていました。すると、昨日、私とレイ君のお母さんとの共通の友人からこんな話を聞くことができました。どうもその友人は、かりんのことを口に出さずに、上手にレイ君の学校生活のことなどを聞いてみてくれたようなのです。すると、レイ君のお母さんいわく「実は同じ学校の女の子で、レイ君に携帯でいつもメッセージを送ってくる子がいる。どうもその子とつきあっているらしい。女の子の方が、レイにすごく積極的にアタックしているようだ。日本人みたいな名前の子だったと思う。」と言うんです。レイ君のお父さんは数年前亡くなって、いまはお母さんは、ある人とお付き合いしているのですが、その彼の方がレイ君とは男同士で話をするらしく、「それは、ふぃりぱさんの娘のかりんちゃんに違いない。レイ君はその娘がすごく好きだって聞いてるよ。」と、言うんです。共通の友人は、「ん?かりんちゃんだったら、携帯は持ってないはず?」と思ったのですが、そうは言わないで、ふんふんと話を聞いてきてくれたようです。そして1週間後。レイ君のお母さんから、彼女に携帯メッセージが入りました。「ごめんなさい、謝りたいことがあるの。レイにちょっかいをかけてる子は、かりんちゃんじゃなかったわ。アタックしてきている子は同じクラスの別の女の子で、レイはその子には興味がなくて、かりんちゃんのことが好きらしい。間違った情報で、かりんちゃんを悪い子みたいに言って悪かった」と言うのです。その話をきいて、「よかった!お母さんはレイ君とかりんのこと今はちゃんと知ってるんだ!」という安堵感でいっぱいになりました。それから「携帯持たせてなくて、よかったぁ~!」って、ほっとしました。たとえ、携帯電話を持たせていても、かりんからしつこくメッセージを送るなんてことは、ちょっと考えにくいのですが。ともかく、これで学校で会った時、「かりんの母親です」って、挨拶できる!本当によかったです。(かりんに対して、変な印象をもたれてる時に、変に挨拶せずに済んだのもよかった!)ところで、学校のかりんのダンスの先生は、私の仲のいい友人で、レイ君のお母さんとも共通の友人でもあるのですが、なにしろ学校でレイ君とかりんを教えている人なので、これまで二人のことを話さずに来ました。それが、あるきっかけで話すことになったら、「えー、あの子とかりんちゃんが・・・?すごいお似合いじゃない♪長続きして、ほんとにこの二人で決まればいいのに~♪うふふ~」なんて、なんだか、自分のことのように喜んでくれました。それはなんでかと言うと、実は彼女自身にチェロ奏者との恋物語があったからなんです。彼女がドイツにダンス留学している時、チェロの演奏でソロを踊る機会があったのですが、その時のチェロ奏者が、練習などで何度か会ううちに、彼女のことを好きになってしまったんだそうです。彼女もこのチェロ奏者が好きになったのですが、2人とも一言も口を聞かなかった。そして、彼女にすごくロマンチックな手紙を書いたんだそうです。その時、彼にとって、彼女ほど美しいものは世の中に他になかった。演奏しながら、自分の前にいるものは、現実なのか夢なのか、彼女は現実だと自分に言い聞かせても、それすら夢との区別がつかなかった。・・・と言うんです。でも、その時彼には、別の婚約者がいたので、彼女は、彼に返事を書かず、それっきりでした。「でも、あの時、返事を書いていたら、きっと私、彼と結婚していたわ。今では、彼の名前さえ思い出せないくらいだけど・・・」と彼女。「ねえ、その音楽、探してあげようか?すごく美しい曲なのよ。レイ君にチェロを演奏させて、かりんちゃんに躍らせたら・・・ふふふ・・・♪」と、彼女、一人で舞い上がっています「うーん、まだ若いからね~あの子たち。そっとしといたほうが、いいんじゃない?」と答えておきました。レイ君は、あいかわらず、かりんと学校で会っても知らん顔しているらしいですよ。よっぽど恥ずかしがりなようです。チャットではおしゃべりなくせに・・・。
2007年11月14日
このところ、かりんの初恋のお話ばかりだったのですが、ゆっぴーはといえば、学期休みの間は、ひさびさにレゴ・ブロックにはまっていて、動くパーツなんかも使ったりしながら、翼が折りたためる飛行機とか、カタパルトとかを作ってました。その前は、「自分でヘリコプターが作りたい」ってもちろん、あくまで夢なんですけど、コンピューターのCADで製図したりとか・・・。やっぱり年齢につれて、やることが高度になってきてますよね。残念ながら、カメラは壊れたっきりなので、レゴ作品の写真がなくって残念。昨日は、あるデパートで「従業員親族専用バーゲン」なるものに行って来ました。ゆっぴーは、そこでラジコン・カーをパパに買ってもらって、ごきげん。もう、一度やり始めると、とことんそれで遊んでいます。もう、こうやって毎日、毎日、熱心に遊ぶゆっぴーを見てると、この子があと2-3年もすると、(かりんの学校の子達みたいに)女の子のことばっかり考えるようになるなんて考えられない~!!!!・・・・って思ってしまいます。自分が中学生だったころを振り返ってみると、女の子のほうがませていて、男の子はどっちかというと「女の子のことになんか、興味ない」って顔を、表面的には(?)してる子が多かったように思うんです。やっぱりフィリピンの子たちの方が積極的なのかなぁ?それにしても、親としては、まだまだ、まさか中1のかりんが男の子と相思相愛になるなんて、まったく思っても見なかったですから甘かったなぁ・・・心構えが足らんかったなぁ・・・なんて思っています。ともかく、「今回、親がどういう態度を取るかによって、かりんの親に対する態度が決まってくる」と思ってけっこう慎重に受け答えしたりしてます。自分のころのことを振り返ってみると、「絶対、男の子とつきあっちゃだめ」とか「男の子から電話なんて絶対だめ」って親に禁止されていた子たちは、「だから親には絶対言わない」って、親に嘘をついたり、隠れて付き合ってました。うちの親たちは、そういうことは全然言わなかったんですね。さりげなく聞かれることはあっても、批判めいたことは言われなかった。なので、私も、2人の弟も、もう一人の妹も、みんな彼氏とか彼女とか、家に連れてきて親と一緒にごはん食べたり遊びに行ったりしていました。もっとも、私の場合は、家に連れて行くような彼氏ができたのは高校生になってからでしたけど・・。親としては、「あの子はちょっとどうかな・・?」なんて思うことがあっても、気に入らないとかそういうことは絶対言わなかったです。妹が数年つきあった彼氏をふった時も、彼氏が、うちの母のところへ相談に来て、男泣きに泣いて帰っていったことがあるくらいです。だから、自分の子どもに対しても、「本当は、そういうことは学校を卒業してからにしてほしい」とか「あんまり若くからお付き合いしても、長くは続かないのでは」とか思っても、とりあえず言わないことにしています。嘘をつかれて、こそこそ隠れて付き合われるよりも、困ったことがあったときには、どちらに対しても相談にのってあげられるような、そんな関係を築いておきたいな。それから、お付き合いにどんな相手を選んでいるのか、それはなんでなのか、これって、親にとっては、子どもの状態+自分と子どもの関係のバロメーターみたいな気がします。かりんの場合は、選んだ相手がレイ君だったということで、もちろんまだまだ先のことはわからないと言ってもちょっと安心しています。相手がちょっと悪いイメージの子だったら、もっと心配していたでしょうね。だったら反対するか、というと、そうではなくて、もしそうだったら自分と子どもとの関係を考え直さないといけなかっただろうなぁ、と思うんです。男女のお付き合いは難しいとは言っても頭ごなしに否定するよりも、その時その時難関にぶつかるたびにそばで一緒に考えていってあげられたらいいな。そう思っています。
2007年11月11日
本日土曜日は、かりんの学校の弦楽器専攻の子たちの地方出張コンサート。このグループの十八番は、「パッヘルベルのカノン」なんですよ。なので、本日の頭の中のBGMはカノンということで、よろしくお願いします~♪。かりんの初恋のお相手、チェロ専攻のレイ君も、同行です。それで、かりんはチャットはできないだろうと思っていたのですが、午後からオンラインしてみると、弦楽器のメンバー達が、オンラインしています。演奏会を終えた後、メンバーの男の子達と引率の先生で、インターネット・カフェへやってきたそうです。さっそくレイ君がメッセを送ってきて、チャットが始まりました。かりんは、私が近くにいても、全然気にしないで、「レイ君はねー、こうなんだよ」とか「こっちの子は2年生でうんたらかんたら」と説明してくれます。かりんは、今日は思い切ってレイ君に「学校で声をかけてくれていいよ」って書くことにしました。<レイ君のウインドウ>レイ君「かりんちゃんがそう言うなら、声かけるよ。でも・・・・」かりん「でも・・・って、やっぱり皆に知られちゃ嫌?」レイ「ううん、そうじゃなくって・・・。実は、同じクラスのSちゃんって子が、僕のことを好きらしいんだ。Sちゃんはいいんだけど、Sちゃんの友達がさ・・・。『かりんちゃんを好きになっちゃダメ!Sちゃんを好きになりなさい!』なんて、プレッシャーかけてくるんだよ・・・。」・・・なるほど、レイ君の方にも複雑な事情があるようです。そのうち、マー君もメッセを送ってきました。マー君は、かりんと同級生のギター専攻。ちょっとワイルドな感じの男の子です。「レイ君とチャットしてるだろ~?」とマー君。<マー君のウインドウ>かりん「なんで?チャットしちゃだめ?」マー「ふーん、やっぱりしてるんだ。えへへ・・・ぼくには全てお見通しだよ・・・」かりん「別にいいじゃん、レイ君とは友達なんだから」マー「ふーん、そうか・・・なるほどね~ともだち、かぁ~、えっへっへ」かりん「べーっだ!」しばらくすると、ラン君もメッセを送ってきて、チャットのウインドウが3つになりました。チャットも追いかけっこのカノン状態?「このラン君ってね、ちょっとハンサムなんだよ。でも、性格がね・・・」と、かりん。ラン君のステータス・バーには「"I miss her" 彼女に会いたい」って書いてあります。<ラン君のウインドウ>かりん「ラン君、彼女に会いたいって、誰のこと?」ラン「えー、別に誰でもないよ。ただ書いてみたかっただけさー」かりん「ふーん、そうなんだー」すると、マー君がこんなことを書き始めました。<マー君のウインドウ>マー「へへへ・・・ラン君が、かりんに会いたいってよ・・・」かりん「えー、違うわよ。今ラン君に聞いたら、誰のことでもないって言ったもん」<ラン君のウインドウ>かりん「ラン君、マー君が、ラン君が書いてるのは私のことだなんて言うのよ。違うよね~。」ラン「あいつ、なんでそんなこと思いついたんだろ?!」<マー君のウインドウ>かりん「ラン君、違うって言ってるよ」マー「ランはかりんが好きなんだー!ガハハハ・・・!」・・・マー君たら、大文字で叫んでいます。<ラン君のウインドウ>ラン「今、マー君がなんか書いただろ? あいつガハハって大声で笑ってるよ」かりん「ラン君は私のことが好きだって書いたのよ、マー君は。」ラン「えー! わーーーー!なんでそんなこと書くんだよ、マーのやつ・・・!」・・・なぜか、ラン君、否定もせずに慌てています。<レイ君のウインドウ>レイ「かりんちゃん、今マー君がラン君のこと、なんか書かなかった?」かりん「書いたわよ。ラン君が私のこと好きだとかなんとか・・・」レイ「悪い冗談だなぁ、気にしちゃいけないよ」かりん「気にしてないわ。でも、こういう冗談って嫌なのよ~」レイ「マー君って、教室でもこんな感じなの?ガハハ・・・って、大声で笑ってるよ」かりん「教室なら、なおさらよ。」<マー君のウインドウ>マー「かりんちゃん、ラン君がかわいそうだぜ~」かりん「えー、なんでかわいそうなの?別に関係ないもん」マー「ランは泣いてるよ。」かりん「泣いてないんじゃない?」マー「寂しがってるぜ・・」かりん「ほっとけば・・?」・・・と冷たいかりんです。<レイ君のウインドウ>レイ君「別にラン君、泣いてないよ。気にしないほうがいい。」・・・どうも、マー君、チャットしながらその内容を大声で言ってるらしい。レイ君にも、マー君が書いてること、わかってるみたいですから・・・。<マー君のウインドウ>マー「かりん、なんでラン君のこと嫌うんだよ」かりん「嫌いなんて言ってないわ。でも好きでもないわ。」マー「ラン君、傷ついてるぜ」かりん「なんで傷つくのよ。そんなの知らないわ」<レイ君のウインドウ>レイ「かりんちゃん、ラン君が何を言っても、答えちゃダメだよ!」かりん「えー、なんで?」レイ「ただのマー君の冗談だから、マジメに受け取らないほうがいい」・・・なんかレイ君、大慌てみたいです。もしかすると、ラン君がかりんを好きっていうのは、本当なのかも?ラン君がかりんのことを好きだってわかったら、かりんを取られると思ったのでしょうか?それで心配して・・・?かりん「心配しないで。」レイ「わかった。心配しないよ。」かりん「別に、ラン君のこと、好きじゃないもん」<ラン君のウインドウ>ラン「マーのやつ、なんてことしてくれたんだー!」・・・ラン君のウインドウに泣きのマークが入りました。私「えー、かりん、じゃあラン君がかりんを好きって、本当なんじゃない?これで学校では5人目だよねー、かりんのこと好きって子・・・モテモテじゃん、かりん。」かりん「そんなぁ・・・ラン君まで、私のこと・・・やだぁ~!別にラン君のこと、好きじゃないもん!」それにしても、うちの娘のどこがそんなに魅力的なのか・・・確かに体型はパパに似て、手足が長くてスラッとしたアニメ少女体型なのですが・・・顔は、私に似て、日本人顔。ハーフだから、どこかエキゾチックなのかも・・・。いつも見てる私にはわからないけど・・。<レイ君のウインドウ>レイ「かりんちゃん、とにかくラン君が何を書いても、返事しちゃ、いけないよ。」<ラン君のウインドウ>ラン「かりんちゃん、マー君のところに何を書いたの?」かりん「えー、でも、ラン君には返事しちゃいけないって言われてるの。」ラン「なんだよ、それ? なんで?」かりん「さあ・・・なんでかはレイ君に聞いて。」ラン「えー!レイ君に?そんな! ひどすぎるよ~ 」・・・「パッヘルベルのカノン」が、不協和音のドタバタ喜劇と化してきました。コンピューターの前の私とかりんも大笑いです。そのときです。どさくさにまぎれて、レイ君たら、こんなこと書いてきました。<レイ君のウインドウ>レイ「じゃあ、かりんちゃんは誰が好きなの?」かりん「え・・・知ってるくせに。」レイ「知ってる・・・?エヘヘ、知ってるかなぁ・・・ で、誰?」かりん「えーっと・・・、私が今チャットしてる相手じゃない?」レイ「ふーん・・・そうか・・・エヘヘ、そうなんだ・・・わかったよそろそろ行く時間なんだ。じゃあ、月曜日に学校でね」・・・こっちまで心がポカポカしてくるような、かわいい2人です。10年仲良く付き合えたら、結婚してもいいからね~!なんて気の早いことを考えてしまうふぃりぱ母でした。
2007年11月10日
今日学校へかりんを迎えに行ってみると、かりんとは幼稚園からの幼馴染でクラスメートのM君がさりげに私の所へ来て、「かりんちゃんは、変わってしまったよ・・・」って悲しそうに言うんです。「何かあったの?」と聞いても、首を振りながら、さーっと遠ざかっていってしまいました。かりんに聞いてみると、「M君たら、授業中あんまりうるさいから、『もうちょっと静かにしてくれる?』って言ったの。そしたら、余計うるさくするから、私、腹が立っちゃった。」「で?なんて言ったの?」「別に私、怒ってけんかをしたとか、そういうんじゃないのよ。『静かにして』って言っただけ。」うーん、ほんとかなぁ?「で、先生はなんて言ったの?授業中でしょ?」「うん、なんにも言わないんだよ、先生は。」とかりん。「そうか~。静かにしてほしいって伝えるのはいいけど、M君の気持ちを傷つけたことについては、あやまったほうがいいんじゃない。友達なんだから」と私。「でも、M君がうるさいから悪いのよ。」と口をとがらせるかりん。M君のお母さんとは、私も友達なので、「今日はこんなことがあったみたいだけど、M君に詳しいことを聞いてみてくれる?」と携帯でお願いしました。返事は、M君がメールを書いて、それをお母さんが送ってくれるそう。(M君は、インターネットのやりすぎで、今ネット禁止令だそうです。)M君は、ほんっとにおしゃべりで、一日中とどまるところを知らずおしゃべりしてるんです。すごく楽しい子で、かりんとも大の仲良しなんだけどあんまりやかましいから、いやになることがある、ってかりんも前から言ってました。そういえば、遠足の時も、M君とレイ君は同じバスで、「M君がずーっとしゃべっていて、うるさかった」ってレイ君がチャットで言っていたっけ・・。さて、M君は学校の数学の宿題が終わってからメールをくれる、とのことでした。かりんは、というと「数学の宿題?学校でやってきた」とのこと。「だって、M君たら、図書室で自習する時間にも、ずーっと他の子におしゃべりしてたから、それで、家でやることがいっぱいあるんでしょ。」と、かりんは冷たく言います。かりんは、「部屋がかたづいていること」「宿題と復習(わからん帳)、翌日の準備を終えてから」「毎日の聖書の勉強を済ませてから」ならインターネットしてもいいことにしているので、さっさとかたづけを終えて、オンラインしました。普段は大体9時になるとレイ君がオンラインしてくるのですが、かりんは8時半ごろからスタンバイしてました。でも、9時になっても、レイ君、今日はオンラインしてきませんでした。今日は、レイ君も、宿題があったのかな?しばらくすると、M君のお母さんから携帯メッセージが入ってきました。「Mは、すごく眠いからって、数学の宿題も全部やる前に寝てしまったの。メールは明日送るから。ちょっと話を聞いたらね、『かりんちゃんはレイ君にとりつかれてる』なんていうのよ。Mは、ちょっと大げさな言い方してるだけだと思うけど。」???ふーむ???「M君が教室でうるさかったから、注意した・怒った」と「かりんちゃんはレイ君にとりつかれてる」のどこがつながるのでしょうか?もしかすると、M君は、かりんがレイ君に取られたような気がしているのかも?とくにM君がかりんに特別な感情を抱いているとか、そういうんじゃないのですが、幼馴染が取られたみたいな気持ちなのかもしれません。それで、かりんに注意されたことを、それと結びつけて考えているのかも?同じ教会から、今の学校に来ているのは、M君とかりん、レイ君の3人だけ。だから、たとえネット上だけとは言ってもかりんとレイ君が仲良くなってしまって、M君が取り残されたような気持ちになっても、不思議ではありません。ありましたよね、映画「マイ・ベスト・フレンズ・ウェディング」。男の友達の結婚が決まって、急に慌てる女性の話。まだ、ウェディング、というわけではないので(10年早い!)スイートハート、と言ったところでしょうか?夫に話すと、「いいねー、若い子たちは、楽しくて」と、お気楽な返事が返ってきました。・・・・っつーか・・・彼らにとっては、重要問題なんですよね。結局、今日はレイ君、オンラインしてきませんでした。金曜日は、レイ君、学校の寮に泊まって、土日は、地方へ弦楽器の演奏に行くそうです。そうすると、日曜日まではチャットもできないし、レイ君は、教会にも来ない・・・それなのに、レイ君、今日は一度もオンラインしなかった・・。なので、かりんは不満そうです。学校で、普通に話せばいいのに・・・「友達」なんだから・・・。最初は、みんなにやいやい言われるだろうけど、今だって、どうせ皆になんやかんや言われてるんだから、一緒のことだと思うんですけどね・・・・。なんだか、レイ君とかりんの小さな恋の物語に、M君もからんで、複雑な展開になってきました。
2007年11月08日
昨日の遠足から帰ってきて、夕食をすませたかりん、さっそくコンピューターに向かいます。いました、いました。「R君」こと、レイ君もオンラインです。さっそくレイ君がインスタント・メッセージを送ってきて、チャットがはじまりました。かりん「空軍博物館で、レイ君ヘルメットかぶってたよね。椰子の実をかぶってるみたいで、おかしかった~」レイ君「そう?かりんちゃんもかぶってたね。かりんちゃんは、ヘルメットかぶっても、いい感じだったよ」お互い、別行動でも、よくそれぞれの様子を見ていたようです。二人のチャットから、若い男の先生とかけっこしたり、他の男子生徒たちとあちこち回っているレイ君の、普通の男の子らしい様子がつたわってきます。最初は、レイ君もかりんも、大型バスに乗るようになっていたのですが、朝行ってみると、席替えで、レイ君は別のマイクロバスに乗るように変わっていました。かりんの親友ミーナちゃんも、マイクロバス。大型バスの、かりんの隣の席は、「レイ君はかりんのことが好きだ」とばらしたやんちゃなA君。かりん「A君がね、『レイ君は僕がかりんちゃんの隣で、きっとやきもち妬いてるぞ』って言ってたよ。」「うん、それはまあ、ちょっとね・・・」と正直なレイ君。マイクロバスの方は映画もなくて、レイ君は退屈でずっと寝ていたそうです。かりんの方は、大型バスは男子生徒たちがうるさいし、隣はA君だし、一睡もできなかったそうです。かりん「バスがスタバに停まったときね、バスから降りたくなかったから、ケビン君に、何か買ってきてって頼んだの。そしたら、買って来てくれた。」かりんは、ケビン君に自分のお金を渡して頼んだのですが、ケビン君は、お菓子を買ってきて、お金も一緒に返してくれたそう。ケビン君、太っ腹やなぁ・・・。かりんいわく、「ケビン君っていつもそうなのよ。学校でも、皆にいろいろおごったりしてるよ。」レイ君「ぼくも、かりんちゃんに何か買ってあげたいなぁって思ったんだけど、お金が足りなかったんだ、へへへ・・・」レイ君は、おみやげを買うお金が足りなかった友達の分を立て替えてあげたので、スタバで買うお金が足りなくなったようです。レイ君ったら、まだまだかりんの分まで気を使わなくっていいのにね。しばらくテレビに気を取られているかりんに、思わず「そんなの、いいのよ、って言ってあげなよ~。」とつっこみを入れてしまいました。かりん「あのね、ミーナちゃんが、『なんでレイ君は、学校でかりんちゃんに一言も声をかけないの?』って聞いてたよ・・・」レイ君「それは・・・ぼくたちのことが、みんなにばれないためだよ・・・。それとも、声をかけたほうがいい?」かりん「ううん、いい。声をかけてくれなくて大丈夫・・・」10時半になって、いつものようにチャットが終わりました。かりんに「よかったね・・・。それで一言も声をかけてくれなかったんだね」というと、「うん・・・レイ君が書いてくれたとき、『イェーイ!』って叫びたいくらい嬉しかったよ。だって、ほんとは、どうして声かけてくれないのかなぁって思ってたから・・」とかりん。でも、学校で一言も話さないっていうのも、なんか不自然だけどね・・・。遠足の間も、レイ君は一言も声をかけてくれなかったけれど、いつも気が付くとレイ君が隣にいたそうです。「動物園で、カメを見ながら友達と話してた時もね、ふっと横をみたら、いつのまにかレイ君が隣にいて、にっこりするんだよ。レイ君たら、いつも私のことを見てるんだから・・・」とかりん。「それは、かりんのことが好きだからでしょう?」と言うと、「うん・・・私、なんか恥ずかしくなって、すぐにバスに帰っちゃった。」とかりん。セイシュンだなぁ・・・。そんなにいつもかりんのことを見つめてたら学校で何も話さなくっても、みんなにバレバレだと思うけどなぁ・・・。ともかく、こうやってレイ君のことを話してくれるかりんを見ながら最初にチャットでのおつきあいが始まった時に「よかったね」って言ってあげられてよかったなぁと思いました。まだまだホカホカの毎日が続きそうです。
2007年11月07日
今日は、かりんの学校の遠足。朝5時半に学校集合なので、4時に起きて、お弁当を作りました。「お母さん、お弁当は、おにぎりがいいな。三角のやつね。のりでぐるっと巻いてあるのが食べたい。」と、かりんからの注文。なるほど、フィリピン生まれでフィリピン育ちのかりんでも、母親の私が日本人だから、やっぱりお弁当は「おにぎり」って言うのが、定番。幼稚園のころから、お弁当といえば、おにぎりを持たせていたから。これが、かりんにとっての「おふくろの味」なのかな?友達が珍しがって食べたがるのはわかっているので、かなり余分に、6個も作って持たせました。「遠足のスケジュール、おかしいんだよ。お昼休みが1時間半もあるのに、おみやげ買いの時間はたったの30分しかないんだよ。」とかりん。あのねー、君。 遠足は、「おみやげ買い」に行くんじゃないんだよ。お昼を友達と食べて、おしゃべりしたり遊んだりするのも遠足の楽しいところやんか。なんて、私は思うのですが、まあ、そんなことも、きっとかりんは自分で発見してくることでしょう。昨日は台風がフィリピン北部を通過中で、一日、曇ったり降ったり、すっきりしない天気だったのですが今日は一転していいお天気になりました。学校中、みんなが知り合い、というくらいの小規模な学校。みんなで楽しい一日を過ごしてきてほしいものです。
2007年11月06日
こちらでは一週間の学期休みが終わって、新学期が始まりました。学期休みの間に、チャットで仲良くなった2年生のR君とかりん、新学期になって、どんな展開になるのかな・・?・・・と、かりんの報告を待っていた私でしたが・・・なんと、今日はR君が全然あいさつもしてくれなかったんだそうです。お昼休みにも、近くのテーブルに座っているのに、ちらちらっと、かりんの方を見るばかりで、声はかけてくれなかったそう。「目は、合ったんだけどね」とかりん。その上、R君と同級生の女の子が、「かりんちゃん、ちょっと見せたいものがあるから、来て~♪」と、教室にかりんを無理やり引っ張りこんで、R君と無理に会わせようとしたようです。かりんも「やめてー、やめてー!」とさっさと教室へ逃げ帰ったり。「今日はギターの先生がいなかったから、ギターの自習になったの。途中で何度かトイレに行ったら、廊下のベンチに、R君が座ってたんだよ。でもね、全然あいさつしてくれないんだよ。ちらちらっと、こっちをみるばっかりで・・・」ふーん、R君、かなりの恥ずかしがりみたいですねー。まあ、ばらす気はなかったのに、みんなにばれて、みんなにからかわれたのでは、R君もかわいそうですよね。まずは、いいお友達になってほしかったんだけど、R君が勇気を持ってくれないかな?かりんもまんざらではないんだけれど、かりんの方からアタックするほどのつもりはないようだし。でも、かりんの方からあいさつするくらいは、してあげてもいいんじゃないの?明日は、学校の遠足なんですよ。小さな学校なので、ほぼ全員、1つのバスに乗るらしい。そこで、どういう展開になるのかな・・・?明日もかりんの報告が待ち遠しい1日になりそうです。
2007年11月05日
かりんの学校、1週間の学期休みに入りました。ゆうべ、かりんが同じ学校の2年生のR君とチャットしていました。どうもこのR君がかりんのことを好きだと、R君の親友A君が学校中にふれまわったために、学校中で2人がうわさになっているらしいんです。同時にうわさを流したA君もログインしてきました。どうもかりんにゴメン、ゴメンとあやまっているようす。かりん「グルルル。。。」って吠えている。別ウインドウでR君が「A君のこと怒ってるんだって?アイツ何を言ったの?」「何を言ったか知らないけど、ゆるしてやってくれよ」とか言ってるらしい。実は、このR君、同じ教会の子なんです。でも、大きな教会なので、今の学校に入るまで、かりんとR君は直接は知り合いではなかったんですね。私も、R君のことは、かりんの学校の2年生で、いつも学年トップの、チェロが上手な、まじめで温厚な感じの子、ということくらいしか知りませんでした。「明日は、R君たち、教会に来るって?」と聞くと、「ううん、A君の行ってる別の教会へ行くから来ないんだって。」と、かりん。そしたら、今朝、教会へ行って、2階席に座ると、今日は別の教会へ行く予定と言っていたR君が通路をへだてて向こう側に、家族と一緒に座っているではありませんか。かりんはユース(青年会)の集まりに行くと言っていたので、私たちとは一緒にいませんでした。R君、私たちに気づいたようすで、時々チラチラとこちらを見ています。たぶん、かりんをさがしているんだろうなぁ・・・と思って、こちらもさりげにチラチラ見ていると、かりんが、2階へあがってきて、さっと私たちの横へ座りました。R君、気づいてないみたい。「今日はね、青年会がないんだって。」とかりん。しばらくすると、ほかの友達がわいわいと上がってきたので、かりんはほかの子たちと、前の席へ移動しました。私の席からは、R君と、かりんたちと、両方よく見えるんですよ、ホホホやはり、R君、かりんの方をチラチラと見ています。なんか、ほほえましいですねえ。そんなに、かりんが気になるのかぁ・・・。長い礼拝が終わって、みなが立ち上がって、出口へ向かい始めました。私たちはいつもみんなが出てから出ることにしているので、もう一度座って、見ていると、かりんが通路へ出たところへ、ちょうどR君も出てきました。ところが、R君、かりんの方をちらりとも見ずに、うつむきかげんで出て行ってしまいました。それっきり。ふ~ん?へぇ~?こりゃ、本気みたいだなぁ・・・!だって、いかにも不自然!!「R君、ハーイ!ともなんとも言わなかったね」と、かりんに言うと、「うん、でも、礼拝の時、ちゃんと目が合ったのよ」とかりん。へぇ~。なんか、かわいい。私のほうが、ドキドキしちゃいますよ~。さて、帰宅して、パパのノートパソコンを用意して、ネットにつないであげたのですが、R君はまだオンラインじゃないらしい。「昨日も9時だったから、今日も9時ぐらいじゃない?」とかりんの言うとおり、9時になったら、R君、オンラインしてきました。かりんいわく「今日、礼拝中、なんか居心地悪そうにしてたね」と言ったら、「そうかなぁ、眠かったかも、へへへ。いや、でも、いつも礼拝中は真剣に聞いてるんだよ。」なんて、R君、まじめなところをアピールしているようす。後でかりんが言うには、「あのうわさはホントなの?私のことが好きなの?みんながそう言ってるわよ?A君に本当にそう言ったの?」って、ダーっとタイプしたら、白状したんだそうです。へぇ~。かりんもまんざらでもないらしい。だって、ほかの子がかりんに気があるって聞くと、すご~く嫌そうにしてるのに、R君だと自分からオンラインでスタンバイしてるんですもんね。「今日は礼拝で、ダンスグループが踊ったでしょ?すごく上手だったよね~って言ったら、かりんちゃんも、きっとあんなふうになれると思うよ、前に学校で踊ったとき、すごくかっこよかったもん、って言ってくれたんだよ」かぁ~っ。さすがにフィリピン人やなぁ・・。そういうこと、はっきり言うなんて~中学生くらいでは、なかなかそんなこと言えそうにない気がするけど、チャットだと言いやすいのかな。まぁ、あの様子では、面と向かっては、言えないだろうけど・・・。ともかくかりんは、ストレッチなんかして、さらに踊りに磨きをかけるつもりでいるようです。「でもね、学校ではあんまり(2人で)しゃべらないと思う。だってみんながうわさするもん」とかりん。「うわさしたい人には、させておけばいいのよ」とわたし。「普通にしてるのが一番。普通にね、いい友達になって、普通にしゃべれば、お互いのことがよくわかるし、学校でも教会でもしゃべらないけど、チャットだけ、というのでは、不自然だし、相手のことがよくわからない場合もあるからね。」と私。かりんの仲良しのMちゃんは、うわさを撒き散らした張本人のA君の方と相思相愛だそうで、こちらは、どうもMちゃんがふりまわされてる感じで見ていて心配だけど、R君はまじめな感じの子だし、安心して見ていられそうですがどうなるのかな?普通は、こういうことになると、親って慌てちゃうものなのかもしれないのですが、なんとなくひそかに応援したくなっちゃう私って、変?ハハハまぁ、チャットの内容を話してくれるうちが花でしょうね。まだまだ幼いかりんとR君の心を神様、守って、清潔に保ってくださいねって思わず祈りたくなってしまう私でした。ああ、ドキドキの週末でした。
2007年10月28日
すっかりご無沙汰していますが、みなさん、お元気ですか?ここなつ家のふぃりぱも、無事生きてます~。先日は、マカティで爆破事件がありましたが、きっと皆さん、心配してくださったことだろうなぁと思います。なかなかブログで無事をお知らせできずにすみませんでした。さて、6月末に引越しして、その後DSLを申し込んでいたんですが、3-4日で配達・・・のはずが、機器の配達までに1ヶ月以上。そして、やっと機器が到着したものの、なんとサーバー側のシステム修理中ということで、全然使い物にならないんです。夫が執念深く3日に1度くらいサービスセンターに電話していてくれたのですが、ついに録音メッセージで、システム修理中のお知らせがかかるようになりました。こりゃあ、来年くらいまでは期待できそうにありません。ああ、フィリピンだなぁ・・・。使えるようになるまでに、また別のところへ引越ししたりして・・・?今日は、夫がノートパソコンを置いていってくれたのでやっと1ヶ月以上ぶりにメールをあけて、ブログを開けております。さて、この間、ふぃりぱが何をしていたかというと相変わらず、毎日ゆっぴーのホームスクール。以前は読み書きが苦手だったゆっぴーも、最近は大人むけのNational Geographicなどの雑誌も時々読むようになってきました。書きの方もなんとか、少しずつ苦にならなくなっているようです。それから、かりんの学校のPTA。1年生の役員さんが急病になってしまったので、なぜか急遽ふぃりぱがピンチヒッターに選ばれてしまいました。これはそれほど忙しいというわけではないのですが、何かあるたびにちょくちょくお呼びがかかります。後は、先月末くらいから、知人の3人の子供さんとご主人がデング熱という熱病で入院、つきそいのお手伝いに走り回っていました。なにしろ、3人の子供さんが、ICUを含め、それぞれ別々の部屋に入院。こちらは完全看護というわけではないので、どうしても誰か付き添いが必要になります。そうこうしているうちに、今度は別の知人のお母さんが入院。こちらは、緊急手術が必要といわれていたのですが、手術の前の検査をしているうちに急に容態が良くなって、手術が不要になりました。わーい♪どちらも教会のお友達なのですが、やはり教会の知人が、付き添いの私たちの分まで毎回食事を届けてくれたりして、こういうときは、教会関係の知人同士の助け合いが、本当にありがたいものだなぁと実感しました。というわけで、インターネットにつなげないのは不自由でしたが、なんだかあっという間の1ヶ月でした。それでは、またしばらく潜ってますね。次回まで皆様も、お元気で~。
2007年10月27日
「我が家の耐震診断」!っていうほど、仰々しいことではないのですが、やっと、大家さんが手配して、設計士さんとと構造エンジニアさんが、家を見に来てくれました。その結果、「大丈夫ですよ」とお墨付きをもらいました。壁に入った亀裂は、表面のモルタルのジョイント部分が浮き上がっただけで、構造上の問題はありませんでした。これは、ほんとにほっとしました。床と柱、階段の傾きは、「ちょっと作り方が下手だっただけでしょう」ドア周りの木部の亀裂も、「家を立てた時点で、木が完全に乾いていなかったために、後から乾燥したり、湿気を吸ったりした結果割れたもの」とのこと。「ちょっと作り方が下手だった」というのは、「う~ん、大丈夫なの~?」と、日本人の私としては思うのですが、フィリピンの建築法は、この家ができたより後から規制がゆるくなっていて、17年前に建てられたこの家の方が、最近建てられた家より厳しい基準で建っているから安全だとのこと。う~ん・・・?という感じはしますが、まあ一応、これで引っ越し先は探さなくてもよさそうです。「あのバギオ大地震(1990年)の時に、特にダメージがなかったんだから、大丈夫ですよ」と言う設計士さんに、「でも、あれは揺れがひどかったのはバギオだけでマニラは、建物に影響があるような揺れじゃなかったですから」と言うと、「いやぁ、あれはひどいゆれだった、M7.8だった」と構造エンジニアさん。この人たち、マグニチュードと震度の違いも、全然わかってないなぁ・・・と思ったのですが。当時、マニラの揺れは、日本で言えば、震度3くらいだったのですよ。震源からは遠かったので、ワサワサと長い事横揺れしましたが、建物が壊れるほどの揺れではありませんでした。大家さんからメンテを任されている隣のおじさんも、「いやあ、あの地震で、うちの会社の建物も亀裂が入って、機械や電気機器に影響があった」と口を揃えて言います。日本人の私から見れば、(日本の基準で言えば)震度3程度のゆれで影響がある建物の方が、問題でしょう、と思うのですが。「じゃあ、もしあの地震と同じ規模の地震が、マニラを震源として発生しても、この家は絶対安全だと保証できますか?」と、設計士さんに詰め寄ったら、たじたじするかな?と思ったら、なんとたじろぐことなく、「絶対、大丈夫です。保証できます。」と設計士さん。おいおい、そんなん保証するなんて、誰にもできんやろ、やっぱりこの人、わかってないわ。と思った私でした。まあ、地震国ではあっても、長期に大きな地震が来ていないこの国では、仕方ないかもしれません。(だから怖いんですけどね、ほんとは。)でも、まあ、一応、住んでていいんだと思ったら、安心しました。家の裏庭には、ホタルが来るんですよ。時々、窓からふらりと迷い込んできたりします。昼間は、たくさん鳥が見られます。そんなことが、やっと嬉しく感じられるようになりました。
2007年07月29日
前にブログを書いてから、一週間が経ってしまいました~。おかげさまで、元気にしています。その間の近況・・・。引っ越し先探し・・・なかなか見つかりません。先日は6軒も見に行ってきたのですが、ここなら!というところはまだ見つかりません。ホームスクール・・・今のところ順調です。最近は、私がいない方が勉強がすすむとゆっぴーが言うので、家探しに行って帰ってきて、できているかチェックして復習という具合で進めています。今週の水曜日は、ホームスクールの集まりで、恐竜などの化石のレプリカ(と本物の化石いくつか)を収集家のおじさんに見せてもらいました~。ティラノサウルスのアゴの骨の化石のレプリカとか、定番、卵や糞の化石のレプリカとか、本物の骨の化石とか、私はおもしろく見てきましたよ。恐竜マイブームは、かなり過ぎ去ったゆっぴーだったのですが、最初のうちは面白そうに見てました。途中からは、男の子たちは飽きちゃって、外へ走り回りに行ってしまいましたけどね。木曜日は、かりんの学校で、クラシックのコンサートが。海外で活躍しているフィリピン人のテノールの歌手が里帰りコンサートの前日に、かりんたちの学校へ来てくださったのでした。すごーくよかったですよ。学校のおかげでいいものを聴かせてもらえて、よかった。ゆっぴーは、どうかな~?と思ったけど、けっこうおとなしく聴いていました。途中で大きな声(彼なりには声をひそめているつもり)で話しをしようとするので、時々ひやひやしましたけどね。ああ、また雷が鳴り始めました。このところ毎日なんです。また、急いで電源を切らなければ・・・。それでは、また次回まで。
2007年07月28日
先日予告の5年生問題。もともとは、「おかあさんが冷蔵庫の奥深くに隠しておいたひまわりの種を、ハムスターがこっそり食べる」問題だったのですが、なにしろゆっぴーはカメにこだわっています。なので、問題の内容はそのままで、キャラをカメに変えてみました。カメがひまわりの種を食べる・・・っていうのはしっくりこないので、なんにしようかな~って考えているうちに、思いつきました。先日、海外からのおみやげにいただいたゼリービーンズ。いろんな味のゼリービーンズの入った箱を、冷蔵庫にしまっておいて、ちびちび食べていたのを思い出しました。それでできたカメっ子どんぐり問題を英訳してゆっぴーに渡しました。(えーっと今、出先から書いているので、問題は記憶から書いてます。あとで直しますね。)カメのタットはお母さんが冷蔵庫の奥深くにしまっておいたゼリービーンズを毎日17個ずつ食べています。ゆっぴー、まずはゼリービーンズを17個描きました。「カメがゼリービーンズだって、うしししし・・・17個も食べたら、気分が悪くなっちゃうよ。ぼくなんか、1つか2つ食べただけで、あの匂いで頭がくらくらするもんなぁ・・・」なんて、おしゃべりしながら描きました。「冷蔵庫の奥深くに・・・じゃあ、冷蔵庫から描かなくっちゃ。」と冷蔵庫を描きにかかります。「X線で中を見てみると・・・」と、冷蔵庫を横から中を見たつもりの絵を描きました。冷凍庫には、お魚と、アイストレーと・・・そしてアイスクリームが2個入ってるんだそうです。いいなぁ。そして冷蔵庫には、ラップをかけた残り物、野菜室には野菜。そして一番下の一番奥に、ゼリービーンズの箱が・・・。「冷蔵庫の後ろは、こうなってるんだよ。」って水が流れているところまでこだわるゆっぴー。男の子は、こういうところを良く見てますよね。20週間が経ったとき、タットはふと不安になって、ゼリービーンズを数えてみたら、2つしか残っていませんでした。「20週間!20週間って、長いなぁ」と言いながら、カレンダーを描く事にしたようです。1枚目では足らなくて、2枚目も使ってカレンダーを描いて1週間、2週間、3週間・・・と数えて線を引いています。2個しか残ってなかったので、カメのタット君驚いてます。ゼリービーンズの値段を1粒3円とすると、冷蔵庫には最初に何円分のゼリービーンズがあったことになるのでしょうか。正面から見た冷蔵庫も描いて、その下に式を書きました。20週間を20日と勘違いしないかな・・?と見ていましたが、先に7日分を出して、それから20週分を出していますね。20週分のゼリービーンズの数を出して、1つ3円をかけたまではよかったのですが、箱に残っていた2個は忘れてしまったみたいです。うーん、残念。でもどんぐり倶楽部では、答えはおまけですからね。またゆっぴーには今度、再挑戦してもらうことにします。あくまでカメにこだわるゆっぴー、こんなしおりもつくりました。カメが「読んでるのはここだよ!」って教えてくれるのだそうです。取り出してみると、こんな感じ。↓さすがに、柵のぼりカメをよく見ていると、おなかがよく観察できてますよね!
2007年07月21日
このところ、ホームスクールの算数の課題として、ほぼ毎日どんぐり文章題をやっています。最近は、ほんとに楽しく問題を解いてます。たしかどんぐりを再会したのは、去年の11月。楽しく絵を描いて、問題を楽しく考えられるようになるまでに、8ヶ月かかったんだなぁと思います。最近どんぐり倶楽部の問題を始めたけれど、子どもが楽しめてない、と言う方、どうぞ気長に待ってあげてくださいね。(ちなみに、ほんとは、1週間に1問のペースでいいんですよ。)ただし、前回の記事で書いたように、「カメがいい」ととにかくカメが出てくる問題がやりたいと言うんです。こちらは、前回ご紹介したでんせんがめが出てくる<1Mx24>。 陽気なカメちゃんたちが、電線に並んで・・・というか、スペースが足らなくなって、ぶらさがっております。我が家で飼っているカメも、柵を登るんですよ~と前回書いたのですが、このカメのタートリー、なかなか柵登りの様子をカメラに収めさせてくれません。カメラのレンズを、なにかの生き物の目だと思っているのか、登っている所を撮ろうとすると、ポトン!って落ちて、逃げてしまうんです。こちらは、柵登りが成功して、無事にケージ2階で休憩中のタートリー。 カメラの方を心配そうにこっそり振り返って見ています。大丈夫だってば、取って食ったりしないから・・・。こちらは、7月12日にやった<1Mx24>。この問題、元は「カメむしはなこさん」と「おおカマキリこさん」が、おまつりで綿菓子を買う問題なんですが・・・ (オレンジでリボンをつけたのは、わたしです。)我が家では、ゆっぴーの希望に応じて「ミス・グリーンタートル」と「ミス・レッド・タートル」に設定を変えてみています。<1mx24カメ・バージョン英語版>Ms.Green Turtle and Ms. Red Turtle bought 10pcs each of cotton candies at a festival. They went home playing 'janken'(Rock,Paper,Scissors).Everytime someone wins, she can get 2 pcs of cotton candies from the one who got lost. Ms.Green Turtle won twice, while Ms. Red Turtle won three times.Who got more cotton candies and how many more does she have than the other?問題そのものや数字は、どんぐり問題のままにしてあります。ゆっぴーは綿菓子をいくつも描くのは大変だなぁと言いながらも、絵を描いて答えを出していました。 (逆三角は、綿菓子の袋なんだそうです。)どんぐり問題を始める前も、図を描いて解くようには言っていたのですが、「絵を見て解く」のと「絵を参考に解く」のとは、違います。以前は「式を立てるために絵を描いていた」のが、「絵を描きながら」あるいは、「絵を見ているうちに」答えが見えてきているように思います。これで、絵を描く習慣はついてきたなぁと思うのですが、気になる発言が。「どんぐり問題やりたいなぁ。だって、どんぐり問題、かんたんだもん。」これまで、イメージ力を育てようと、年長、1年生向け問題を続けてやってきましたからね。もしかすると、考えないでラクしているのでは・・・?ここらで、ちょっと年齢相応の問題に挑戦してみたほうが、いいかなぁ?というわけで、5年生向け問題に挑戦してみました。(次回に続く)
2007年07月18日
みなさま、ごぶさたしてます~。せっかく引っ越してきた家ですが、欠陥住宅だということがわかり、また引っ越し先を探しています。構造的な欠陥を除いては、パーフェクトな環境なんですけどね~残念。さて、そんなわけで、一旦依頼していたDSLの設置も断念。ダイヤルアップで、我慢しています。ダイヤルアップは、遅い上に、高い。なので、どうしてもネット時間が限られてしまって、なかなかブログ巡りもできず、すみません。さて、我が家の近況です。6月からハイスクール(中学、高校にあたる)に入ったかりんは、朝7時から夕方6時まで学校、という結構ハードなスケジュールの中、水を得た魚みたいに、毎日楽しそうに登校しています。午前中は、主要科目、午後からは、芸術、体育系の科目がみっちりです。お友達からも、いい刺激を受けているようで、何年もほうっておいた電子ピアノを、急に練習してみたり。毎日、ギターの練習だ、家庭科のクロスステッチだ、美術のスケッチだ、と忙しそうです。朝は普段は5時ごろ起きてくるのですが、今日は6時近くなっても起きてきませんでした。「ハイスクールになったらお母さんは、もう時計代わりはしませんよ。自分で寝て、自分で起きてね」と宣言してしまった手前、内心は「起きてくるかなぁ・・」と心配しつつ、放っておきました。6時ごろ、目が覚めて、バタバタと大慌ての足音が2階から聞こえてきたので、ああ、よかった~、とほっとしました今の所、なんとか遅刻はせずにいます。ゆっぴーも、今年は、自分で予定表をみながら、かなりの科目を自分で読んで、自分で勉強できるようになってきたので、私も、以前よりは、ずいぶん楽になりました~。水曜日は、かりんの学校で教えているAさんが、学校に行っているあいだ2人の子どもを、うちにあずけに来ました。Aさんもホームスクールしています。上の子は、ゆっぴーよりも2つ年下の男の子なので、3人ともホームスクールの勉強を終えた後は、ラジコンやプラレールで遊んでいました。それがとっても楽しかったみたいで、ゆっぴーったら、また来週の水曜日を指折り数えて待っています。それから、このところ、ゆっぴーは、どんぐり倶楽部の文章題をたのしみにするようになってきました。ただし、問題の登場人物は、どうしても「カメがいい」と言うんです。カメ飼ってますからね。好きなんですよ、カメが。なので、ほんとうにカメ(でんせんガメ)が登場する1M(1年生向け)の問題とか、それ以外は、問題に出てくる登場人物をカメに変えてやりました。また、夫にカメラを借りられたら、写真を撮りますね。ちなみに、うちのカメ、ハムスターのケージに入ってるので、柵を登るんですよ。柵を登って、2階で甲羅干し。これを見てると、毎度、MI(ミッション・インポシブル)のテーマ曲が頭を駆け巡ります。ひそかに、でんせんガメになる練習してるのかも・・。
2007年07月13日
ご無沙汰しておりまーす。今日は、前の家に片付けに来ています。まだ向こうの家には高速回線がついてないのと、前の家にはコンピューターをつないだまま残してあるのでやっとたまったメール等など読んでいます。コメントくださった皆さん、ありがとうございます♪まだお返事できてなくて、すみません~。さて、引越し前後の近況です。引越し当日、いろいろ片付けているうちに妙なことに気付きました。左側のクローゼットを開けてみると、ん?壁の上のほうに、縦にひびが入ってる・・・。右側のクローゼットも開けてみると、同じように、壁の上のほうに、ひびが・・・。なんか、いやーな感じがしました。そう言えば、引越し前に向こうの家を修理していたワーカーさんが階段ですべって転んだという事件があったんです。なんでかと言うと、階段の踊り場から下の段は、すべて下方向へ、傾いてたからです。隣の家に住んでるおっちゃんが、メンテ担当もやってるという話なんですが、「あー、地震の時に、階段だけ傾いたんじゃないですか~。」なーんて、かるーく言ってたっけ・・・。あー。でも・・・。マニラには、日本でいう所の「強い地震」なんて、ぜんぜん起こってないんです・・・。いったいいつ、そんな地震が来たって言うんでしょう・・??その後、床もやや傾いていることにも気付きました。窓から、家の横の壁を見ると・・・1階と2階めの境目に、横にひびわれが・・・。げっ・・・やっぱり、この家、やばいんちゃう・・・?夫と、庭へ出てみました。庭から、家の裏側を見上げると、細い縦方向のひびわれが、何本か確認できました。やっぱり・・・!何度かに分けて、荷物を運びいれて、台所の床下の物置に、荷物を入れに行って、ついに真相があきらかになりました。なんと・・・床下の床、つまり基礎の部分がバリバリに割れて、踏むとスカスカになっているんです。床下の上の梁にも、まだ小さいですが、ひびが入り始めてる。つまり、家の中心部あたりで、地盤沈下していて、柱ごと、少しずつ家が沈んできているんです。こわーい!なんで、こんな家に引っ越してきてしまったんでしょう・・・。この住宅地は、元々、水田地帯だったところなんですよ。だから、元々、地盤がゆるいのはわかるんですが、まさかこんなことになっているとは、私はもとより、オーナーさんもわかってなかったことでしょう。家を借りる時には、広さとか家賃より、まず、壁や梁の強度を確認するべきでした。ここなつ一家、大失敗です。夫が一言・・・。「こりゃ、もう自分達の家を早く建てて、また引っ越すしかないな・・。」わーい、やった~、持ち家だ~!・・・って単純に喜んでいる場合ではありません。それまでに、地震が来ないことを、祈るばかりです!あ~、ほんとは、すぐにでも引越したいんですけどね。とりあえず、本とか、鍋とか、重たいものは、家の中心部からできるだけ離して、家の両脇に置いて、バランスを取ることにしました。く~っ、泣けてくる~!まだ引越ししたばっかりだとう言うのに、もうそのまま引越ししたくなっているふぃりぱでした。それでは、またしばらくお休みします。再開まで皆様、お元気で・・!
2007年06月29日
って、いつも、毎日更新できてないのですが・・・。引越し先の家の準備がやっと今日終り、明日、お引越しです。むこうには、DSLが付いてないので、またしばらくダイヤル・アップに逆戻りです。復活までに何日かかるかわかりませんが、きっと帰ってきますので、しばらくお待ちを~。では、引越し準備に戻りますね~。また、会う日まで~。
2007年06月25日
月曜日の日記です。引越し完了まで、ホームスクールはちょこっとずつしています。ゆっぴーの算数は、教科書の単元が、「計算の順序」。きまり1.計算は左から右へ。きまり2.+、-、÷、×がまじった計算の時は、 かけざんやわりざんを先にする。きまり3.( )のある計算は、( )を先に計算する。というやつですね。ところが、ゆっぴー、30分たっても、1問めで立ち往生してしまいにはソファーで寝転んで、ほかの事で遊びだした様子。どうも、わからないので途中でやめちゃったみたいです。私が2階から降りてきたのに気付いたゆっぴー、テーブルに帰ってきましたが、+、-に×、÷やカッコが混じってくると、右から左へを忘れて、右の数字 - 左の数字 なんてやっています。そこで、私、考えました。どう言ったら、ゆっぴーにわかるかなぁ・・・机の上にゆっぴーの作ったブラックパール号の模型が乗っていました。私「ゆっぴー、このブラックパール号、 どんな順番で作るんだったっけ。」ゆ「最初に、船体を作って、甲板の台と甲板を入れて・・・」私「そうだよね。 でも、船体に甲板をつけて、デッキを全部つけちゃってから 甲板の台を入れてもいいかなぁ?」ゆ「全部、のりつけちゃってからではできないよ。 後ろを糊付けしてなければ、まだできるけどね。」私「でも、全部糊付けしちゃってからでは?」ゆ「あ、それはできない。」私「そうだよね~。 実はね~、ここで計算する数字は、 ペーパークラフトのパーツみたいなもんなんだよ。」ゆ「え~?どうして?」私「数字がパーツで、+とか×とかの記号を見ると ここはくっつけるのか、切るのか、重ねるのか、そういうことが わかるわけ。 たとえば船のパーツは、一緒に組み合わせてから、 他のパーツとくっつけることがあるよね。 それと一緒でね、 ×とか÷は、先に組み立てる部分ってわけ。」ゆ「あ~そっか~!」私「じゃあ、船の上の部分を先に組み立てても、 それを下に入れて、船体を上にのせたら、どうなるかな?」ゆ「そんなの、ちゃんと船にならないよ。」私「そうだよね~。それと同じでね、 計算の左側と右側は、船なら下の部分と上の部分なのね。 下のパーツの上に、上のパーツを重ねないと、 違うものができちゃうよね。 だから、計算も、右の部分から左の部分を引いたりすると、 違うものができちゃうよ。」ゆ「あ~そうか~」 (ほんとうは、足しざんや掛け算なら、左右が入れ替わっても 同じ答えがでますけど、とりあえず混乱しないように そのことは説明しませんでした。)ゆっぴーは、もう一度同じ問題に取り組みました。今度は「さいしょに組み立てる部品はどこかなぁ」と注意してやっています。三つの「部品」を組み立てて、かけたり引いたり。今度はきちんとできました。そのページからいくつか問題を選んであげると、今度はどれもできました。最初の問題で30分も悩んでいたのが嘘のようです。意識の持ち方で、こんなに変わってくるんですね。いいところにペーパークラフトがあって、ちょうどよかった。思わぬペーパークラフトの効用でした。
2007年06月18日
完成しましたよ~。ブラックパール号のペーパークラフトと、テンプレート。完成したのは良いのですが、私のカメラ、いよいよダメなようで、昨日、今日と、ぜんぜん働いてくれません。せっかくの完成品の写真が、こんなです。主人が出先から戻ったら、主人のカメラで撮りなおしたいと思います~。テンプレートは、こちらに追加してあります。「ブラックパール号」のところをクリックしてくださいね~。これは、手前ミソですが、かなりよくできてると思いますんで皆さん、挑戦してみてくださいね~。ゆっぴー、次は、「フライイング・ダッチマン号」に挑戦すると言ってます。こちらは、かなり難しそう。さて、完成するかな?私が引越し準備で忙しくしてるので、ゆっぴーは好きなことをする時間がいくらでもあるんですよ。それだけやりたいことがあるっていうのが、羨ましいくらいです。で、作り方がわかるように、紙に書いておいてねっ、と言ったら、ゆっぴー挫折していました。書くほうも、これくらいの情熱を持ってくれたら怖いもんなしだと思うんですが・・・いえいえ、焦るな自分。じっくり成長を待たなきゃいけませんね。
2007年06月16日
海賊船のペーパークラフトを作りました。もう少し画像のきれいなPDF版(アクロバット・リーダー)を追加しました。こちら をクリックしてみてくださいね~。ゆっぴーが自分で、テンプレートをコンピューターで作って、組み立てました。せっかくなので、作り方を入れて、みなさんにも作ってもらえるようにしてみましたよ。テンプレートはこちら。pdf版はこちら から。*注:一番下のパーツは、甲板を突き抜けて、後部デッキを支えるしくみになってます。小さいお子さんでは難しいところは、おとなが一緒に作ってあげてくださいね~。作ってみた感想など、お聞かせいただけると嬉しいです。↓こんな感じに仕上がります。ゆっぴーは、印刷した紙に色鉛筆で色を塗って、オレンジ色の厚紙に貼って、作りました。最後にマストに糸をつけて完成です。ただいま、「パイレーツ・オブ・ザ・カリビアン」のブラックパール号のペーパークラフトも作ってますので、テンプレートの編集が終わったら、こちらのテンプレートもアップしますね~。お楽しみに~。
2007年06月14日
毎日少しずつ、引越しの準備をしています。転勤族ジュニアだったので、引越し・荷造りには結構慣れてるんですよ。3歳~20才までに7回、20歳以降今までに4回引越ししてますからね。でも・・・この家には、もう12年も住んでましたから、もう、むっちゃくちゃたくさんのゴミが溜まっていて、自分でも、その量に驚いてます。引越しする一番のメリットは・・・・やっぱり、そういう家の中のゴミを一掃できること。「とりあえず」置いておいたものが、大きな顔してのさばって、大量のゴミと化していたんですね~。この際、一気に処分。めざせ、シンプル・ライフ!もっとこまめに片付けする性格だったら、こんなにいろいろ溜まってないんでしょうけど。私自身は、3人目が欲しいよう、なんて思ってましたので捨てられずに置いておいた赤ちゃん用品とか妊婦用品とか、置いてありました。もう10年以上前のものなんて、使えませんよね~。衣類は、割とせっせとお下がりに回したりしてたし、なにしろこちらは冬が無いので、そんなに量はありません。でも、子どもの小さいころのスケッチブックとか落書き類、作品類、これがね、捨てられません~。私以外の誰が見ても、ゴミにしか見えないでしょうけどね。こればっかりは、一度捨てたら、二度と手に入らないですからね。親にとっては、宝物です。そういえば、うちの実家でも、私や弟たちが子どもの頃の作品類は、今でもしまってあったはず。うちは、1-2年おきには転勤があったのに、よく持って回ったものです。母にとっても、捨てられないものだったんでしょうねぇ。引越しまであと1週間。ちゃんと荷造りできるのかなぁ・・・。
2007年06月13日
久しぶりのどんぐり問題です。今週は、またまた年長問題です。今のところ、年長問題と4年生問題を、適当にまぜながらやっています。年長問題は日本語のままでやっているので、ゆっぴーは日本語の勉強だと思っているようです。4年生問題は英語に訳したものを使ってやっています。こっちは『算数』だと思っているようです。実は、年長問題は、お絵描きでやる算数の練習としてやってもらっています。問題からイメージしたものを絵で描く練習です。今日の問題は、0MX11のちいさなかばさんと、おおきなかばさんの問題。 ちいさなかばさんと おおきなかばさんが いっしょに みずをのんでいます。おおきなかばさんは はんぶんのじかんで ちいさなかばさんと おなじりょうの みずをのみます。 では、いままでに、ちいさなかばさんが 4はいのみずを のんだとしたら おおきなかばさんは なんばいのみずをのんだことに なるでしょうか。ゆっぴーは、こんな絵を描きました。(青字の添削は、私です。)時間がはんぶんっていうところが右の方に絵にしてあります。じゃあ、同じ時間で、小さいカバさんの倍、大きなカバさんが飲めるんだ、ということで、右下のところに絵が描いてあります。(私が青で囲ったところ)問題は、次の、では、いままでに、ちいさなかばさんが 4はいのみずを のんだとしたら おおきなかばさんは なんばいのみずをのんだことに なるでしょうか。ってところです。私としては、添削に青で入れたように、ここも目に見えるように表わしてほしかったのですが、今日も式で4x2=8って、すぐに書いちゃいましたね~。視考力養成には時間がかかるようです~。さて、こちらは、隣で私が書いたカバの親子。壊れかけのカメラで撮ってるので、うまく撮れてないのですがちっこいカバがゆっぴーで、でっかいカバが私ってイメージかな?「あ~カバがブタみたいになっちゃった~」って話ながら描いているとゆっぴー、ケタケタ笑ってました。「ほら見て、カップ持ってるの~」ってゆっぴーに見せたら「カバはカップでは飲まないだろ~」と現実的なご意見。「いいのよ、どんぐり算数は、おはなしの世界なんだから~」と私。「半分の時間で同じ量の水を飲みます」っていうところは、ゆっぴーの方が上手に描けてたなぁ、と思います。昨日は休日だったので、家族で「パイレーツ・オブ・カリビアン3」を観に行ってきました。こちらは、それで今日描いたゆっぴーの絵です。(この後、人間を付け加えてました)どうだったって、う~ん、まあ。あんなもんかな。ネタばれするので、とりあえず書くのはやめときます。海賊の歌ばっかり、ゆっぴーが歌うので、なんとかしてくれ~って感じです。
2007年06月12日
道が渋滞していました。こちらでの公共乗り物「ジプニー」が、三車線も使って、客を乗り降りさせるもんですから、一車線しか残ってなかったんです。そこを通り過ぎて、ゆっぴーがこう言いました。「そりゃあ、混むはずだよなぁ。完全な ボトルノーズ だもんなぁ・・・。」ボトル・・・?ノーズ(鼻)?それを言うなら、「 ボトルネック 」やろ?「ボトルノーズ」っていうのは↑バンドウイルカのことなんですよ。夫いわく「それは、イルカのことだろう?ゆっぴー、動物番組の見すぎじゃないか?」いやぁ、確かにあの渋滞は、イルカの鼻先の形に似てないことはない。お母さんは、「ボトルノーズ」が気に入ったよ!・・・と思わず変なフォローをしてしまった私でした。ちなみにゆっぴー、家へ帰ってからも「ああいうことをボトルノーズって言う人だって、世の中には、いるんじゃないか?」と、しつこくお姉ちゃんのかりんに迫っていましたよ。そんなことを言う人は、まぁ、世界広しと言えども、君くらいしかいないと思うけどねぇ・・。
2007年06月10日
今週は、かりんの学校が水曜日から始まりました。かりんの担任の先生は、「ミス・クッキー」という方だそうです♪教室に入ってきた先生は、まず「コール・ミー『ミス・クッキー』。」と自己紹介をして、クラス・ルールをいくつか。そのルールというのが、おもしろい。まず、クラス・ルールその1。「誕生日の人は、お祝いを必ずしなければならない。」(普通は、周りの人が誕生日の人を祝ってあげるものだと思うんですが、 フィリピンは、逆なんです。 誕生日の人が、みんなにふるまってあげるものなんです。)つまり、ケーキとかスパゲッティーとか、学校へ持って行ってクラスのみんなで食べましょうってことですネ。クラス・ルールその2。「誕生日はミス・クッキーのいる時に、お祝いしなければならない。」ミス・クッキーが休みの日は避けて、いる日にやりなさいってことです。なんだか、おかしなクラス・ルールですが、面白そうな先生です。ゆっぴーの方も、順調にホームスクールをしています。どんぐり倶楽部で紹介されている「イメージ・フィックス」によって漢字を覚える方法を、英語のスペルにも応用できないかと思って、やってみました。青字は、どんぐり倶楽部からの引用です↓●漢字を覚えるとっておきの楽チン技は<目を閉じて丁寧に筆順(塗り絵筆順帳)を思い出す>だけで~す。楽しんで思い出す。書くのは一度だけ。思い出す練習が大事。思い出す練習は書かないでする。だって、思い出すのは頭の中。だから、目を閉じて心静かに楽しく塗り絵をした順番を思い出す。ホラ、見えてきた!百回書いたって思い出す練習をしなくちゃ覚えられないよ。これを、英語の綴りに応用してみようと思ったのです。しまりすさんが、4年生の塗り絵漢字をワードで作ったという話を掲示板で見かけていたので、スペルの方も同じ方法で、中抜きにして作ってみました。*注)しまりすさんが使われてたのは、他のソフトでした。勘違い、すみませ~ん。それを印刷して、チョキチョキ切って、インデックス・カードに貼りました。・・・というか、ゆっぴーが全部やってくれました。色塗り中のゆっぴー。↓スペルの場合は、漢字と違って、書き順はあまり関係ありません。なので、音節で区切ることが役立つ場合もあるし、フォーニックスの音の組み合わせで、強調したい所は違う色にしたいし、それで、その言葉によって、色分けの仕方を変えています。↓こ~んな感じです。この2語は、音節で区切っています。色塗りが終わったら、色を分けた区切りの部分ごとに("mus"と "cle")、頭の中で、イメージする練習。そして、最後に言葉全体を頭の中でイメージする練習。翌日、覚えているか試してみたら、スペルが苦手なゆっぴーなのに、なーんと、ばっちり覚えていました!覚えるスペルは、理科や社会の勉強をする中で、本人が書けなかった言葉を中心にしています。綴りがちゃんとできると、文章を書くときにいちいち思考停止しなくて済むので、「書くの嫌だなぁ」って思わなくて済むようです。最後にインデックス・カード用の箱の中に入れて終り。アルファベット順に入れていけば、スペル・チェック辞書がわりになりそうです。**********************はっとりくん先生が、この記事をブログで紹介してくださいましたので、こちらも合わせてお読みください♪
2007年06月08日
いま、我が家に滞在中の義母が、映画「ピンク・パンサー」の話をしていたら、ゆっぴーが「ピンク・パンサー」のテーマ曲を歌い始めました。ん?途中から何かおかしい。聞いていると、それは途中から「なんでも鑑定団」のテーマ曲になっていたのでした~。一年に一度、日本へ行った時しか見られないんですけどね。たしかに「鑑定団」の曲は、「ピンクパンサー」が元になってるかも?ところで、土曜日は、引越し先へ、顔を出してきました。これ↓が、家の裏にあるマンゴーの庭です。画面の真ん中辺りで、傾いて立っているのが、インディアン・マンゴーの木。インディアン・マンゴーは、熟した実よりもまだ若い緑の実を食べるのに適してます。木登りにも、ツリーハウスにも、よさそうでしょう?画面左奥にもマンゴーの木があって、こちらはアップル・マンゴーの木。よく日本でも売っている、メキシコ原産の赤いマンゴーがなる木です。本当は、こちらで「カラバオ・マンゴー」といわれている東南アジア原産の黄色いマンゴーが一番おいしいんですが、その木はないみたい。まあ、贅沢言ってはいけませんよね。もうすぐ父の日なので、日本の実家の父に何か送ろうかと、ネットで調べていたら、宮崎産のマンゴーっていうのが、人気があるんだそうですね。なんと、1キロで2個。お値段は、9000円なり~そ、そんなにするんですか~しかし、1キロで2個とは、また巨大マンゴーですね。こっちのマンゴーは1キロで4~5個かな。値段は1キロあたり45ペソ(90円)。宮崎マンゴーの100分の1ですね~・・。マンゴーはやめて、他のにしましょう。父の好きな「ふなずし」にしようかとか、いろいろ考えたんですが、実は母の日に、母になんにも贈ることができなかったので、母の好きな桑名の「貝新」の貝の佃煮を贈ることにしました。ええんか、そんなん~?まぁ、両方への贈り物ということで、いいことにしてください。桑名っていうのは、私が赤ちゃんだったころ、父と母が新婚生活を過ごしたところでもありますから。父か母か誰か家にいるときに届けてもらわないといけないので、旅行などの予定がないかと、久しぶりに実家に電話してみました。すると、今年の始めにはどうなるかと思った父が、今はすっきりお酒をやめて、13キロも体重が増えて、ほぼ標準体重になったと言うんです。ビールのコマーシャルを見ても、飲みたいとも思わないそうです。ほんとによかったです。実家から遠くに住んでる親不幸者の娘ですが、ちょっとだけ親孝行させてもらえることが感謝です。皆さんは、父の日、何をプレゼントされますか?
2007年06月02日
かりんが赤ちゃんの時から仲良くしていたフィリピン人のご一家が、海外へ移住していきました。かりんと幼稚園も、小学校も一緒で、ずっと一緒に送り迎えをしていたんですよね。このご家庭も、うちとほぼ同時期に、ホームスクールに切り替えて。娘達は、ことし13歳なので、かれこれ12年間、家族の延長のようにおつきあいしてきた一家した。この一家は、ずっと海外へは移住したくない、というスタンスで来たんですが、海外での雇用先があっという間にみつかり、ご主人が先に移住して、3ヶ月経った今日、奥さんと娘2人が飛び立っていきました。1年に1度は、帰国休みと旅費がもらえる契約だそうで、「1年なんてすぐだよ」と私。こんなに長期で国を離れたことのないMさんは、荷造りの時も、空港への道のりも、涙をこぼしてばかりでした。もしかしたら、こちらへ帰らず、そのままその国からアメリカへ移住することだって無いとは限らないから、と。でも、世界は狭くなりました。国際電話も、昔ほど大ごとではなくなったし、携帯電話にインターネット。カメラを通して顔を見ながら、チャットだってできる時代ですからね。きっと向こうへ着けば、毎日を過ごしているうちに、すぐに慣れることでしょう。最近は、こちらも政情、経済不安で、中流層がどんどん海外で雇用されて流出していきます。うちも・・最近、夫の仕事のほうも、先行き不透明になってるし海外移住が絶対に無いとは言えない。夫は「もう僕は年だから、雇用先がないよ」なんて言ってますが。かりんとRちゃんは、ずっと一番の仲良しだったので、かりんは大丈夫かなぁと思っていたのですが、もうすぐ新学期で、新しい友達もできるし、前の学校からの友達も何人か来る事がわかっているので、そんなに寂しそうではありませんでした。仲良しのRちゃん一家は、海外へ移住。かりんは、ハイスクール入学。ここなつ一家は、お引越し。5月の別れ。新しいはじまりの6月です。
2007年05月31日
「マンゴーのある家」へのお引越しが決まり、日曜日に前金を払いに行って来ました。と言っても、実際に引っ越すのは、まだ1ヶ月ほど先です。それまでの1ヶ月の間に、引越し先の家の修理などをする予定になっています。床や壁の塗りが剥げているところや、キッチンの戸棚の使えなさそうなところを直す予定なんですが・・・この家のメンテを担当しているという、これまた逆どなりのおじさんは、「この戸棚、よくできてるでしょう。まだ色を塗ったばかりだから、直す必要はない。」ときっぱり。建てつけが悪くて、閉まらなかったり、開かなかったりする引き出しや戸棚を、「よくできてる」というおじさんに、大カルチャーショックだった私たち夫婦でした。主人が、修理の手配はしてくれるようなので、大丈夫だと思うんですが・・・。さて、火曜日の夕方から、いきなり空が真っ暗になって、どしゃぶりの雨が降り始めました。バケツをひっくり返したような雨。夕方5時から、夜の9時近くまで、その間、途切れることなく振り続けました。そういえば、かりんが4年生の時、3時から5時までの2時間こんな雨が降ったことがありました。その時は、今住んでいる高台の家から、どこをどう通っても、すごい洪水で、かりんを迎えに出ることが出来ず、結局、別の用事で出ていた夫に迎えに行ってもらい、夫とかりんが帰ってきたのは、翌朝2時だった・・・なんてことがありました。・・・4時間もこれだけ降ると、もし、かりんが同じ学校に行っていたら、同じ目にあっていただろうなぁ・・・なんて思いました。会社から帰りかけていた夫から連絡がありました。近くのスーパーの駐車場に車を停めているとのこと。道路が潅水して川のようになってしまったので、たくさんの車が、スーパーの駐車場に車を乗り上げて避難していて、行くも帰るも身動きができない、とのことでした。夫はスーパーで、ポテトチップスとアイスティーを買って、車の中でそれを食べて、飢えをしのいだようです。結局9時過ぎに雨が上がり、やっと10時過ぎになって、夫が帰ってきました。雨季になると、毎年ではありませんが、時々こんなすごい大雨が降るんです。今日になって、朝の散歩に行ってみると、道の横にある深さ2mくらいの溝の水が、昨日の大雨であふれたようで、市の清掃係の人が掃除していました。一夜明けた今朝には、もう水は底の方をちょろちょろと流れているだけだったんですけどね。2mもかさが増していたなんて、ちょっと考えにくいけど、道路にゴミがあふれ出して、水の流れ出した痕がありましたから。家の庭のゴミバケツにも、一夜にして、深さ30cmほど、雨水が溜まってましたよ~。こんなに雨水が溜まったのは、今まで見たことがないです。ところで。今度引っ越しするところは、洪水で悪評が高いビレッジだと言うんです。いったいあそこは、昨日の雨でどんな状態になったんでしょう。家そのものは、大丈夫だと大家さんは言ってましたが、通り道が潅水するという話を、あちらこちらから、ちらほらと聞きました。元々、田んぼだった、低い土地にあるビレッジですからね~。こんな雨に降られたら、大丈夫かなぁ~?と、ちょっと不安になってきました。かりんの学校は近いので、いいとしても、夫や義妹が帰って来れなくて、会社や病院で寝泊りになっちゃうかも・・・?でも、夫が帰れないのと、年頃の娘を迎えにいけないのと、どっちを取るかと言われたら・・・答えは決まってますよね~。夫よ、覚悟を決めてくれたまえ。
2007年05月30日
朝から、お友達の家でガレージセールがあったので、大荷物を担いで、行って来ました!うちの商品は、おもに衣類と子どもの本。子供達は、朝早いからついてこない、と言ったのですが、「ついてこなくてもいいけど、手伝いに来なかった人は、もうけ無しよ~。」と言ったら、二人ともついてきました。友達の家の到着すると、もうすでに山のような人だかりが、門の外にできているではありませんか。どうやって門の中に入れるのかと思ったら、車の気配を感じて、人だかりが、ささーっと左右に分かれました。皆さん、勝手知ったる・・・という感じです。ここの友達はしょっちゅうガレージセールをやっているようで、すでに、門の外の人々に、番号札を渡していました。この番号順に、1度に10人だけ入ることになっているそうです。そりゃあ、この人だかりが、どーっと一斉に入ってきたら、大変なことになるでしょうからね。さて、商品を並べて、いよいよ開店。ここの家のガレージセールに出すのは、初めてだったのでよく事情を知らなかったのですが、ここに買いに来るのは、かなり貧しい人たちみたいです。彼らのお目当ての商品は、スクールバッグと、小物や家財道具。そうと知ってれば、まだたくさんバッグが家にあったのに。あんなボロは誰も買うまいと思って、持ってこなかったのです。かりんが昔使っていたピンクのかばんは、あっという間に売れていきました。そうかー、もうすぐ6月、こちらの新学期ですからね。あと、よく売れたのは靴。どれでも1足10ペソ(20円)。みなさん、入ってくるやいなや、まず靴を合わせてみてます。外で待ってる時から、目星をつけていたみたいです。服のたぐいは、新品同様のものを含めて、あまり売れませんでした。本は、同じホームスクール仲間の人たちが、ごっそり買っていきました。もうすぐカナダに移住する人が、大人向け、子供向け含めて、10点以上お買い上げ。しばらくすると、ちょっとちゃんとした格好のお兄さんが、「子どもにおみやげを買ってやりたいから」と、本を見に来ました。お兄さんが買いたい、というのは、ゆっぴーがよく読んでいた子ども用の絵入り百科事典。外側は汚れてますが、中は、きれいなんですよ。元々、約700円で購入したものに、100ペソ(200円)の値をつけてあります。お兄さん「50ペソ(100円)で、どうかな」ゆっぴー「だめ。75ペソまでなら、いいよ。」お兄さん「50ペソ。」ゆっぴー「75。」私「もともとが、350ペソのものですからね~100ペソでも安いくらいですよ。」お兄さん「でも、ガレージセールだったら、もっと安くなくっちゃあ。」「その本は、その子のものだから、売り上げはその子のになるんですよ。その子がいいっていったら、いいですよ。」と私が言ったもんだから、ゆっぴー、頑張って交渉しました。「75ペソ。」絶対、下げないぞ、って感じです。お兄さん、ちょっと他を回ってくるから、その本は売らないで取っておいてくれ、とどこかへ行きました。しばらくして戻ってきてお兄さん「その本、やっぱり買って帰る。50でいいね。」ゆっぴー「75。」ゆっぴー、がんばります。ゆっぴー「じゃあ、60ペソならどう?」お兄さん「わかった、わかった。じゃあ60ペソ出すよ。 この子は、商売上手だなぁ~。」と結局60ペソでお買い上げとなりました。ほかのお客さんは、残念ながら、本には見向きもしない人がほとんどでした。子供達は、入ってくると、本をほしそうに見て、ページをめくるんですよ。1冊10ペソ(20円)なんて、すごいお買い得なんですけどね。お母さんがたは、全然買ってあげる気がないみたいで、あるお母さんは、子どもに「本がほしいの?じゃあ、読んでみなさい。ほら、読める?読んでみなさいってば。ほら、やっぱり読めない。読めないのに本なんか欲しがるんじゃないよ!」って、言うんですよ。せっかく、子供達は、本が読みたそうにしていたのに、親がその気持ちをこんな風に摘み取っちゃうんですから、残念。今から思えば、その子たちにタダで1冊ずつあげればよかったな。そのくせ、おもちゃ1つ10ペソというお店では、親たちがこぞって、中古のおもちゃを買っていました。子供達には、おもちゃだけあげればいいと思ってる。なんだかそれって、おかしくないかな?一般には、フィリピンの人たちは、教育を重要視している、って言われているんですけど、たぶん、底辺層の人たちには、教育は家庭ではじまるってことは、わかってないんですね。本なんて、たぶん自分でも持っていないし、子供達に買ってやるもんだなんて、思ってもいないのでしょう。これが、悲しい現実なんですね。友達が、「そうよ、だから小学校6年、ハイスクール4年を小学校7年にしようという動きがあっても、反対する親たちが多いのよね。早く子どもには学校を終えてもらって働いてもらいたい。学校で受ける教育の中身には、興味ない。そう思っている親たちが、多いでしょうね。」と嘆いていました。
2007年05月26日
きょうは、これまでゆっぴーが書いてきたお話にはあまり「気持ち」の部分が書かれていなかったので、きょうは、先日のお話に、「気持ち」を加えてみることにしました。ゆっぴーの書いたお話を印刷して、一緒にゆっぴーの書いたお話をたどりながら、登場人物は「どんな気持ちだったかな?」「どんな風に感じたのかなぁ?」と考えていくと、ゆっぴーが率先して、登場人物の気持ちを書き出していってくれました。できるだけ、細かい間違いなどには気を止めずに、思ったままに言葉を出して、そのまま書いてもらいました。下の緑字が、昨日までに作ったお話の部分に登場人物の気持ちを考えて、ゆっぴーが付け加えたところです。(日本語訳)ポリーと海賊フレッドは、取り引きをすることにしました。ポリーは言いました。「もしも新しい家に君と一緒に住ませてくれるなら、地図の場所を教えるよ。いいかい?」「いいとも!」そこで、カエルのポリーは、海賊フレッドに地図のありかを教えました。それは、お化けの島に隠してありました。お化けの島へ行くと、大きな怪物の足跡がありました。それで怖くなって、怪物には会いたくないので他の方向へ行きました。でも怪物はポリーとフレッドの足跡を見て、ついていきました。フレッドは島の真ん中を掘っても掘っても、地図が見つかりませんでした。フレッドは、悲しくて、不満で、ポリーに腹が立ちました。ポリーは、もっと掘るように言って、そしてついに地図が見つかりました。フレッドは嬉しくなりました。突然、怪物が叫びながら、走ってきました。そこで二人は宝物のあるほら穴へと走っていきました。怪物も中へ入りました。怪物は二人を追い抜きました。二人は、どうして怪物は自分達を捕まえなかったんだろうと不思議に思いました。二人は、怪物が自分達を襲ってくるだろうと思ったのです。二人は、湿った苔むした洞穴の奥深くへと入って行き、輝く物を見つけました。でもそれは、怪物の目だったのです。怪物の後ろには、ダイヤモンドがありました。怪物は「宝箱は持っていってもいいけど、ダイヤは取るなよ」と言いました。フレッドは「おれが欲しいのは48個の8(という金貨)で、ダイヤモンドじゃない。宝箱をもらっていくから、ダイヤモンドは自分で持ってろ」といいました。そこで二人は、ほら穴のもっと奥深くへ入っていきました。そして、ついに48個の8や、他にもいろいろ入った宝箱を見つけました。フレッドは、とても嬉しくなりました。フレッドは、「ポリー、ありがとう。」と言いました。そして安全なところへ行って、新しくて大きな家を買いました。ポリーは自分の家がなかったので、フレッドと一緒に住むことができましたとさ。終わり。ゆっぴーは自分で「ほんとの海賊は、約束は守らないし、ありがとうなんて、言わないんだよ。フレッドは、いい海賊なんだ。だからポリーとの約束を守ったんだ。」と言っていましたよ。なるほど、確かにそうかもしれないなぁ・・・と思いました。子どもって、書くということにストレスを感じさえしなければ、いろいろなことを感じて、いろいろなことを表現する力があるんですね。ゆっぴーの物語作りと、そのお手伝い、親子で楽しむことができました。ちなみに下は、ゆっぴーの書いた原文です。(原文)Polly and Dread Fred made a deal. Polly said, “ I will tell where the map is, if you will let me stay at your new home with you. Deal?”“Deal!” So Polly the frog told dread Fred where the map was.It was hidden on a haunted island. And they went to the haunted island and saw big monstrous footsteps. They did not want to go the direction of the monster because they were frightened. So they went to the other direction. But the monster saw their footsteps and followed them. Dread Fred dug and dug in the middle of the island but they couldn’t find the map. Fred was sad, frustrated, and angry at Polly.Polly told him to dig more and at last they found it. Fred was very happy. Suddenly the monster ran to them quickly with a roar. So they ran to cave where the treasure was. The monster ran inside, too. The monster ran past them. They wondered why the monster did not catch them. They thought that the monster would attack them. They went deep inside the damp mossy cave and saw sparkling things, but they were eyes of the monster. At the back of the monster were diamonds. The monster said, “Take the chest but don’t take my diamonds”. “What I want is forty-eight pieces of eight, not diamonds,” Fred said. “I get the chest, you stay with your diamonds.” So they went deeper down the cave. And at last they found a chest full of forty-eight pieces of eight and more. He was overwhelmed.Fred said, “Thank you, Polly.”He went somewhere safe and bought a new large home. Polly was able to stay because he had no homeTHE END
2007年05月24日
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