エドモントン滞在記

エドモントン滞在記

2004.07.23
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カテゴリ: 私の想い
エドモントンへの赴任が決まり、周りからは「カナダで暮らすなんていいわね」と言われていた頃、私は心から楽しみというわけではありませんでした。冬には-30℃にもなる寒い土地であること、冬が長く家に篭もりがちになり、人が陽気ではないと聞いていたこと、幼い子どもを連れて行くということ、特に長男の竜馬は3歳で日本語でのおしゃべりが上手になったところで異国の環境にすんなり入っていけるか心配だったこと、当時の日本の生活が気に入っていたこと、などが理由です。

確かに子どもの環境適応には苦労した1年でした。我が家の子どもは考えていたより繊細で、英語の社会というだけでいつも不安になっていたようでした。でも、私のカナダに対するイメージは来る前より、今の方がいいです。

カナダがいいなあと思うのは、空が広く、芝生も広く、家もゆったりしていること。人々もゆったりしていて、仕事後の家族で過ごす時間もゆっくり大切にしていること。労働法が守られていてサービス残業の概念がないこと。男性が家事を自然に分担していること。夏がさわやかなこと。自然が美しいこと。移民が多く、それぞれの文化を尊重していること。英語がうまく話せない人に対して理解しようという真摯な態度をとること。(私は一度で通じずに何度か言い直して、聞いていた側の人に「何度も言わせてごめんなさい」と言われたことが度々あり、その度に私の英語力のせいなのに…と思いました。)学校に通う子どもたちが塾や勉強、受験に追われているような感じがしないこと。などなど。子育てに関しても、ストレスが溜まりにくい環境なのではないかなあと思いました。

なぜ自ら選んでカナダに長く暮らしている人がいるのかが少しはわかったように思います。





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Last updated  2004.07.27 10:21:18
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