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2008年01月20日
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カテゴリ: ディベート
リーダーシップのための交渉力。

交渉は、ディベート(クールな建設的議論)のあとに来るものだ。
ディベートは知的な相互検証ゲームであるが、交渉は情理をも含むパワーが加わる「行」である。
知行合一のディベート道・・・換言すれば交渉道・・・は、人を説得させる「術」よりも、他を納得させる「道」を求めるものだ。
ディベートが局地戦(バトル)であれば、交渉は戦争(ウォー)である。
経営道を信じる経営者は、家庭、職場、社会というあらゆる戦場で行往坐臥ディベーターや交渉相手に囲まれ、闘い続けている孤独な戦士なのだ。
社長業とはそういった緊張感を楽しむ肚が座っていないと務まらない激務なのである。
あの華麗なエンロンがタイタニック号のように突如沈んだのも、社内ディベート不在による不透明性と自己責任ルールの欠如であった。

車内でディベートを禁じればいい。
肚のない社長が舵取りすれば、職場は活気を失ない、風通しが悪くなり、内部告発を誘発し、いずれ不満分子による反乱を招き、会社丸は確実に、海の藻屑と化すことになる。
<和>(integrity)を守るための社内ディベートを避けたツケはかくも大きい。
繰り返すが、ディベート抜きの交渉ほど脆いものはない。
その意味が、社長は経営者である前に、コミュニケーターであらねばならない。
社長とは、リスクはロマンと考える起業家、つまり異論こそ異性なりと達観できる余裕のあるロマンチストでなくてはならない。
だからこそ、石橋を叩いて渡る(take a calculated risk)クールな頭脳とディベートスキルを持つ参謀が不可欠(critical)なのだ。

私も零細企業(マネージメント開発研究所)の代表取締役を十数年間務めてきたが、人材倒産という憂き目に遭い人は石垣、人は城であることがいやというほど判った。
ハーバード・ビジネス・スクールの調査によると、企業倒産の第一の原因は、社長のヒューブリス(ギリシャ語の「驕り」)があるとのことだ。
いかなる組織体であれ、リーダーたる器は、異論に耳を傾ける思考の柔軟さを失わず、志と使命感とベンチャー精神を失わず、常々ゼロベースで・・・意地や面子を捨て・・・ディベート道を邁進する遊び心が要る。
万機公論に決すべし(五箇条の御誓文)の心構えで、志を同じくする将来のビジネスリーダーが集い、私と一緒に互譲のディベート(言挙げ)の道を歩もうではないか。(完)

福井県の海。日本海を見るとひらめきを得る





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最終更新日  2008年01月20日 09時08分17秒
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