行徳みんよう勉強中
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こんにちはエイヒロです。今回は以前(2023年)に書いた「行徳音頭」を再びとりあげます。昨年四ヶ村の祭礼があり、私も微力ながらお手伝いをさせて頂いたのですが、前日夜の宵宮にて「行徳音頭」のパレードがありました。地元婦人会を中心に多くの踊り手さん達が街道をパレードする様子は実に壮観でした。スタートの際に車載スピーカーから音頭が流れた時は、背中にゾクゾクッと人知れず興奮と感動を覚えました。そこでこの曲をもっとよく知りたいと思い、前回分の訂正と追記を合わせて、特に民謡大観収録のバージョンについて気のついた事を書いてみたいと思います。〇唄者の訂正前回「女の人も交えて交互に歌っている」と書きましたが、これは誤りで大観記載のとおり宇田川徳次郎さんと青山与五郎さんの掛け合いです。青山さんの声が女性の声と聞き取れたからです。ただ、おはやしには女性もいらっしゃるようです。〇唄について青山さんが1,3,5,7番を、宇田川さんが2,4,6番を歌っていますが、特に宇田川さんのなまりと言うか、クセのある歌い方がたまりません。ので、以下になるべく発音に忠実に、ひらがな表記で歌詞を記してみます。1ハァー ぬしはおきへでーる マタ わたしはたんぼ ナアエ ふうふそろって イチャサト ともかせぎ ナアエ2エエー あたしゃぎょーとく マタ しおはまエアそウだち ナアエ いろのエくろいーは イチャサト おやエアいーずり ナアエ3ハァー ぎょーとくめいぶつ マタ じまんはないが ナアエ しおにしんのり イチャサト しおはまーアおんど ナアエ4ウエー おきのかもめに マタ しおどきエアきイけば ナアエ わたしゃたつとーり イチャサト なみアにーきけ ナアエ5ハァー きよきながれの マタ あのえどがわに ナアエ こめとぐむすめのア イチャサト みずかがみ ナアエ6アエー ぎょうとくめいぶつ マタ あののりアさアえも ナアエ すいたうえなーら イチャサト みをエアこがす ナアエ7ハァー ぎょうとくよいとこ マタ めいしょナところ ナアエ のぼるあさひに イチャサト なみがちる ナアエ大観にも同様の記載がありますが、イヤー文字に直すのは本当に大変です。二人の節回しが所々違っているし、ハァの入り方も違います。その辺りが面白く、酒盛唄の雰囲気で歌っているのが魅力的です。ここは何が正解か求めない方が良いのかも知れません。どちらかと言うと青山さんの唄がマイルドで、後の原田さんもこちらを手本にしたのでしょう。上の句、下の句それぞれ終い3字の手前で軽く「ア」が入っているのが、跳ねるようなリズム感を与えています。〇はやし言葉についてこれが最も大きな謎ですが「イッチャイッチャイッチャサト」が入っていません。というか、マイクから離れたところでハヤしているらしく、ほとんど聴き取れません。考えてみると原田さんのVerにも入ってないし、それは大観Verを手本にしているからと思うのです。かすかに聴こえるのは、男女数人でハヤしていて、冒頭に「イッチャサノサッサ」あるいは「チョイサノサッサ」上の句、下の句の終いには「アソーレサッサ?」のようです。〇イッチャイッチャはどこへイッチャタ?「イッチャ~」は元々入っていなくて、後から付け足されたとも思いました。が、民謡の先輩の話では「一説によると、行徳音頭は昭和12、3年頃の不況時に行徳新田のアキモトさんが皆を励まそうとイッチャ節の替え歌として作った」らしいです。であれば、「イッチャ~」は入っているはず。「イッチャ節」との関連が気になりますが、いずれにしても真相は不明です。〇三味線、太鼓寸法は二上がり2.6寸です。以前にも書きましたが、少々ひずんだ音が良い感じです。太鼓のたたき方もそうですが、この人たちは同日に「高砂そうだよ」も録音している様に「お洒落」の心得があると思われます。浦安や葛西へ習いに行ったか、教える人が来ていたか、もしかしたら「ズンチャズンチャ」もその影響かもしれません。ただ激しい感じではなく、平和的で「楽しもう」という風が伝わってきます。〇まとめやはり謎の多い唄ですが、冒頭に申し上げた通り、今や行徳地域を象徴する唄といえると思います。このような音源を収集して残してくれたのは、地元民としては全く幸運であり感謝しきれません。「行徳音頭」は地元では踊りをされている方は多いのですが、歌う方はそれ程いらっしゃらない様です。地元の人が皆歌える様になるとイイナアエ。【お知らせ】今回よりブログタイトルを「行徳みんよう勉強中」としました。「エイヒロのエイさんぽ」は引き続き営業しておりますので、どうぞよろしく。
2026.02.19
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