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2006年05月01日
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New Life 10

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第9連を読む。この連がこの詩の最後の連である。

【原文】

In the new life, a cloud is better than the right sun. The rain,
akin to self-knowledge, appears perpetual.
On the other hand, an unexpected train
you donユt wait for alone on a platform arrives on schedule.
A sail is passing its judgment on the horizonユs lie.

And should anyone ask you メWho are you?モ your reply, メWho --- I?
I am Nobody,モ as Ulysses once muttered to Polyphemus.


【翻訳】
ひとつの雲の方が、太陽そのもの、だれでもいいというに決まっている太陽よりも、いい。雨は、自分自身を知っているその知識に似て、永遠に降るように見える。他方、お前は駅のプラットフォームでひとり予期せぬ列車を待っているのだが、その列車は予定通りに到着するのだ。船の帆が、水平線の嘘に判決を下すのだが、その判決を、風に乗せて通過させている。眼というものが、沈んでゆく石鹸の跡を追い掛ける。もっとも、その石鹸は有名な泡なのだけれども。そうして、だれかがお前に、お前は誰だと問う事があると、お前は答える。だれだって?このぼくがかい?ぼくは誰でも無い者だ、と。ユリシーズが、ポリフェムスにつぶやくように曾て答えたように。

【解釈】
1. ひとつの雲の方が、太陽そのもの、だれでもいいというに決まっている太陽よりも、いい。これが新しい生活なのだ。そこでひとが思うことだ。雲には不定冠詞、太陽には定冠詞なので、このように訳した。

2. 雨は、自分自身を知っている。自分自身に関する知識をもっている、そのような知識に似ている。そのような雨は、永遠に降るように見える。最初から初めもなく、終わりも無く。このモチーフは、So Forthにも、この詩にも、等しくあるモチーフ。

3. 他方、お前は駅のプラットフォームでひとり予期せぬ列車を待っているのだが、その列車は予定通りに到着するのだ。普通ならば待てど暮らせど来ぬ列車なのだが、新しい生活ではそうではない。必ず予定通りにやってくる。他方とあるのは、この前置詞句の前の文は自然について、その後の文は人為についてだから。

4. 船の帆が、水平線の嘘に判決を下すのだが、その判決を、風に乗せて通過させている。眼というものが、沈んでゆく石鹸の跡を追い掛ける。もっとも、その石鹸は有名な泡なのだけれども。ここでも、普通のものがひっくりかえり、逆さまになって、思い描かれる。思い描かれるというよりは、事実として、実はそうなっているのだ。石鹸と泡の関係は如何に。水平線と帆の関係は如何に。帆があるから船は進むのだろうが、水平線は存在するのか。それは嘘なのではないだろうか。石鹸があるから泡が存在するのか。そうではないのではないだろうか。泡を産み出す事物は他にもある。この関係を何と呼んだらよいのだろうか。These empty zonesを。解釈は前の連のところで行った。

5. そうして、だれかがお前に、お前は誰だと問う事があると、お前は答える。誰にきかれなくともこの答えを答えるのだ。だれだって?このぼくがかい?ぼくは誰でも無い者だ、I am Nobodyと。これはユリシーズが、ポリフェムスにつぶやくように曾て答えたところだ。Polyphemusとは、ユリシーズが、相手にした一つ目の怪物。その一つ目を潰してか、ユリシーズはその単眼を見えなくして、怪物の洞窟から逃げて難を逃れるようだ。ユリシーズは、Brodskyその人であるかと思われる。

【語釈】

Main Entry: Poly疳he疥us
Pronunciation: "p-l&-'fE-m&s
Function: noun
Etymology: Latin, from Greek PolyphEmos
: a Cyclops whom Odysseus blinds in order to escape from his cave


Main Entry: cy當lops
Pronunciation: 'sI-"kl角s
Function: noun
Etymology: Latin, from Greek KyklOps, from kykl- cycl- + Ops eye
1 plural cy當lo疳es /sI-'klO-(")pEz/ capitalized : any of a race of giants in Greek mythology with a single eye in the middle of the forehead
2 plural cyclops [New Latin, genus name, from Latin] : any of a genus (Cyclops) of freshwater predatory copepods having a median eye





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最終更新日  2006年05月01日 15時22分43秒


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ma9y @ 回復おめでとうございます。 でも変な書き込みもありますね。こういう…
takranke @ Re[2]:疑わず(12/18) 高野五韻さん 本当に同感です。本質こ…
高野五韻 @ Re[1]:疑わず(12/18) 学術論文の査読システムなんかを見ている…
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ma9y @ 疑わず 「文字を書くことを疑わず」 意味深なこ…

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