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かとう　あきら

長野市在住。かとうあきらのBlogです。長野を拠点に、名古屋、東京などで音楽の仕事しています。アマチュアオケの指揮指導、violin,violaのレッスン、コンサート企画、楽曲解説の執筆、レクチャーなど。 2011年に脳出血で倒れ、現在も左半身麻痺状態でリハビリ継続中。

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2014/03/18

網走番外地大雪原の対決 / トラック野郎御意見無用

テーマ：最近観た映画。(41055)

カテゴリ：日記

2014/03/18

offにする。本番まではoffにできる日があれば容赦なくoffにします。今のおれの場合はオケの前に無事に予定通り立っているとゆーことがとにかく一番大事なので何よりも休養優先。

石井輝男「網走番外地大雪原の対決」(1966)おもしろい◎。

シリーズ第７作。冒頭、網走刑務所の場面がたっぷりあって実に楽しい。
由利徹さんは相変わらずおねえだったが、今回は大槻（田中邦衛氏）にべったりで、同じおねえの吉野寿雄氏と軽くいがみあったりするのが楽しい。
そーゆー場面にちゃんと健さんが居るのがおかしい。
とゆーかすごくいいと思う。砂塚秀夫さん（マカオの秀）は今回は早々に死んでしまう役で、しかも「おねえ」ではなかった。
砂塚さんのおねえ演技は良かったので
今回ノンケな感じだったのは個人的にはちょっとさみしい。
内田良平さんも吉田輝雄さんもいいねえ。健さんも元気良くかっこいい。
今回は特に酒場の場面が石井監督っぽい猥雑さに溢れていてちょっとおもしろかった。
大原麗子さんはいつもながら非常に魅力的。
彼女の魅力は全く古びてない。
現代的だ。
彼女は石井監督の「網走番外地」だからうまくハマったのかも。
ニセ鬼寅の上田吉二郎氏、味があるなあ。
今回は嵐寛寿郎さんの鬼寅が大活躍なのもうれしい。

昼食

かんてんぱぱの寒天リゾットきのこ＆チーズ

食後、昼寝。熟睡した。よく眠れる。春眠か。
次の練習の準備

早めに風呂入って夕食。ほぼ病棟時間で食べた。家内は職場の飲み会なのでひとりの夕食

チゲ風納豆汁。大根、大根葉、油揚げ、納豆。

かじき粕漬。野菜。
いいちこロック2杯。トラック野郎を観ながらご機嫌で食べる。
ライスはカット。炭水化物はパン一切れの1/2。だけにする。
鈴木則文監督「トラック野郎御意見無用」(1975)。シリーズ第一作。おれはたぶんトラック野郎は一本も観たことがないのでこれが初。なぜか何となく敬遠していたのだが（特に理由はない。ただ何となく）、おれがばかでした。とてもおもしろかった◎これだけの内容が約約90分にうまく詰め込まれてるのが信じられない。98分は鈴木則文監督としてはやや長めだと思うが、ふつうに考えるとこのてんこもりの内容でそれでも90分台に収まっているのは奇跡的と思う。通常の娯楽作品の軽く数本分が一本に収まっている感じなのだ。菅原文太の桃次郎は最高。かっこ悪くてかっこいい。
おれは実はキンキンはあまり好きじゃないんだけど、
この作品のジョナサンだけは認めざるを得ない。
トラック野郎のキンキン、いい感じじゃん。
クレジットに大泉滉氏の名が確かにあったと思うのだがおれは出演場面を確認できなかった。由利徹さんの楽しい場面もかなり短かったし、カットになっちゃったのかもしれないなー。大泉さん、好きなのにー残念。あまりに盛りだくさんすぎて盛り込めなかったのかも。九州訛りの夏純子さんがかっこよかった。これは明らかにお竜さんの反映ですね。中島ゆたかさんも良かったー。この映画観てるとドライブインくるまやでメシ喰いたくなる。レバニラと豚汁、大盛りごはん！
春川ますみが良すぎる。ただの気のいい太ったおっかさんなのに、聖母のようにすら見えてくる。
ここんとこ石井輝男監督や鈴木則文監督の作品を立て続けに観ているが、
心から楽しんで観ているのと同時に、
ほんとうにいろいろ考えさせられてもいる。