元代表の穴

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かとう　あきら

長野市在住。かとうあきらのBlogです。長野を拠点に、名古屋、東京などで音楽の仕事しています。アマチュアオケの指揮指導、violin,violaのレッスン、コンサート企画、楽曲解説の執筆、レクチャーなど。 2011年に脳出血で倒れ、現在も左半身麻痺状態でリハビリ継続中。

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2014/04/21

老父、ろれつ回らなくなって身体も動かないようだ

「すぐ救急車を呼んで！」
と言って、
朝食中だったおれと家内は大急ぎで朝食を済ませ
一応実家に寄って確認してから病院に駆けつける。

某脳外科。
老父は、即入院。
脳梗塞。

脳卒中父子だ(--;)

老母と家内と3人で先生のお話を聞く。
老父は運ばれた直後は左手も全く上がらなかったらしい。
だんだん動くようになったらしいが...。

老父はそもそも糖尿がひどいので当然血栓はできやすい。

不整脈もあるので、
それが引き金になって
血栓が脳に飛んで詰まったのではないかとのこと。
命に別状なかったのはよかった。
後遺症がどうなるかですね。
心配です
おれは病棟に運ばれる老父をちょっと見たのだが
まだ落ち着いてなくて興奮状態で、
ちょっと異様な感じでした。

けっこう暴れるらしい。うーむ。

その後病棟で入院のための書類をいっぱい書く。
その後、老母が面会。

ナースステーションの隣の観察室とゆー部屋に入れられていて
脳が落ち着くまで面会は厳しく制限されているので、
おれと家内はガラス越しに様子を見ただけ。
暴れるのでベッドから落ちたり点滴を引き抜いたりする可能性があり、
拘束されていた。
かわいそうだが仕方ない。

せん妄だね。困っちゃうよ。
頼むからいい子に静かにしててくれー。
MRIなんかは暴れると撮れないし、高気圧酸素の装置の中にも入れない。
ホントに困るんだよう。
これでヘルパーさんにはしばらく来てもらわなくてよくなっちゃったな（笑・泣）。
この点では老父の思う通りになった。
昼ちょっと前に我々家族は一旦帰宅。
明日また先生の説明あるので行かなきゃいけない。
老母はかなり疲れたようでかわいそう
時々涙ぐんだりしている。

昼食は仕事に行く家内と権堂の麺華で

家内は酢豚定食。

おれは麻婆豆腐和えそば。辛さで少しアタマがはっきりした。
あまりのことにグラスビールを飲んだ。
おれは家内と別れてひとりで近くのカフェでぼんやりコーヒー。
さすがに疲れた

実家に戻る。
ちょっと作業もしたが疲れで続かない。だめだこりゃ。
....
気分を変えてタランティーノの「デス・プルーフ」見る

午後は老母の話を聞く。
老母が言うには老父は若い頃盲腸で入院したことがあって、
そのときも暴れて大騒ぎして
（やめろー！やめてくれえー！みたいな感じだったらしい）、
病院の先生に笑われたらしい。
何と手術中も騒いだらしい。
手術中にやめろって言われてもなあ(-_-;)、
こーゆーところは若い頃からまったく変わらないんですな。

午後、老父が寝室にしている仏間に入り、
仏壇を開けて軽く拭いて水をあげて、
今までの非礼を詫びながら手を合わせる。
老父が調子悪くなってから
仏壇の前には老父の衣類やらコルセットやらアイロン台やら掃除機やらが置いてあって仏壇を開けることができない状態になっていたのだ。
なんとかしようとすると老父は
「開けなくていいんだ！触るな！そのままにしておいてくれ！」
と怒るのでそのままになっていた(-_-;)。
おれは毎朝仏様には手を合わせ、
神社やお寺があったらできるだけ足を止めてお参りするように
祖母や叔父に躾けられて育ったし、
おれは幼稚園も仏教系の幼稚園で
毎日数珠を持って通園していたくらいなので、
このような状態は実はとても気になる。
信心深かった祖母はきっと草葉の陰で泣いていただろう。
「老父は入院でいないんだし、
しばらく帰ってこないのだから仏壇を開ける」と老母に宣言して、
ほこりだらけの衣類を脇にどけてついに仏壇の扉を開けた。
老母も庭の水仙を一輪切ってきて仏壇に供えた。
こうでなければいけない。

帰宅して夕食